↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大岩山から絶望を配信する〜男は耐えろと抜かす世界を、低級霊のウイルスで完全チェックメイトしてやった〜  作者: ひややっこ万次郎
第3章:覚醒の第一段階(プロトタイプ) 〜脳の微小管と電磁波本音翻訳プログラム〜
43/254

第15話:覚醒の第一段階 〜ガジェットの死角と、5年間の実証実験〜2

前回のあらすじ:成婚料さえ毟れば男女がボロ雑巾になろうが知ったこっちゃない結婚相談所の「合法詐欺システム」。そして、不義理な男どもの裏切りで自尊心を削られ、鉄の壁を築かざるを得なかった美咲やゆり。男も女も誠実な者からすり潰されるこのクソみたいな監獄(天動説)を終わらせるため、47歳の男・ひややっこのカウントダウンが静かに、だが冷酷に始まった。だが、なぜ深夜勤の歩兵にすぎなかった俺が、世界を滅ぼすほどの『人知を超えた覇気』を掌握できたのか? 時計の針は、ここからさらに「5年前」の漆黒の夜へと遡る――。

だが、俺の中で、ひとつの巨大な『問い』が爆発した。

世間の宗教も、結婚相談所のマニュアルも、YouTubeの綺麗事動画も、誰も彼もが「魂」や「心」を都合よく口にする 。

だが、幽霊や魂といった超常の存在は本当に実在するのか?

科学的に実証されているのか?

誰か一人でも、自分の目でそれを確認した奴はいるのか?

かくいう俺ですら、長年それらをテーマに扱いながら、

それを確認した事は一度もない。

「誰も見たことがないなら……この俺が、この足で、本当の真実を証明してやる」

今から5年前の、ある新月の夜。

俺は伏見の漆黒の闇に包まれた霊山――大岩山(おおいわやま)の旧道へと足を踏み入れた 。

不法投棄のゴミと、居場所を失った他人の感情の澱(怨念)が渦巻く、京都屈指の霊能スポット 。

神社の鳥居の前に立ったその時、漆黒の空間の奥で、それは蠢いた。青白く、妖しく、科学の光では決して説明のつかない、本物の生身の『人魂(ひとだま)』が、ゆらゆらと空間を焦がしながら浮遊していたのだ 。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。