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大岩山から絶望を配信する〜男は耐えろと抜かす世界を、低級霊のウイルスで完全チェックメイトしてやった〜  作者: ひややっこ万次郎
第8章:『狂気の上演(おままごと)と、ヤコブソン器官の地動説~二重の檻を放尿パルスで爆破した絶対聖母と、意思疎通完全灰滅に自滅する泥人形どもの黙示録~』
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おまけ第4話:『百合(ゆり)の散る夜 〜自己満足の承認欲求と、闇を照らす性の教育〜』1

【読者の皆様へ(免責事項)】この物語は完全なフィクションであり、実在の寺社、教会、特定の宗教団体、結婚相談所、およびマッチングアプリ等とは一切関係ありません。作中の宗教婚活事情や心理描写はエンターテインメントとしての創作・風刺であり、特定の信仰や職業を誹謗中傷する意図は一切ございません。

深夜2時40分。

大岩山の山頂に吹き付ける風は、百合の頬の涙を容赦なく乾かしていく。

彼女が口にした「男に抱かれて心から愛され、満たされたことが一度もない。私の身体がおかしいの?」という最深部の絶望に、ひややっこは綺麗事なしの冷徹な真理(ハッキング)を突きつけた。

「お前の身体はな、1ミリもおかしくない。むしろ、極めて正常に機能しとる証拠や。お前が満たされんかったんは、お前が出会ってきた男たちの脳みそが、あいつらの作った『挿入(クリア条件)至上主義』のバグにハックされとったからや。

男っちゅう浅はかな生き物はな、セックスを『自分が中に入れて、射精して、ゴールテープを切るゲーム』やと思っとる。

あいつらにとって、お前を丁寧に愛撫したり、お前の生身の呼吸に合わせたりする時間はな、ゲームのクリアを遅らせるだけの『無駄なコスト』なんや。

自分の下らんエゴを押し付けとるだけの男に抱かれて、生身のお前が満たされるわけがないやろ」

ひややっこの怒号に近い覇気が、百合の胸の防衛線に突き刺さる。百合は唇を震わせながら、さらに誰にも言えなかった生々しい過去を絞り出した。

「ひややっこさん……! 実は、翌朝ブロックしてきた男たちとは別に、私の方から連絡を断ってフェードアウトした男もいたんです。

ベッドの中でずっと、しつこいくらいに『気持ちいい? 気持ちいい?』って聞いてくる男で……。

でも私、本当は痛くて痛くてたまらなかった。

その場を穏便に済ませるために、無理して『気持ちいいよ』って嘘をつくしかなくて……ホテルを出た瞬間、もう二度と会いたくないって、私から連絡を消したんです」

ひややっこは、腕を組んだまま、冷たい鼻笑いを漏らした。

「ハハッ、最高のハッキング(対抗策)やな、百合。お前、あいつを綺麗にロスカットしてやったんや。ええか、ネットの恋愛市場にはな、『セックスした後に女から連絡が来なくなった。なぜだ? 何がダメだったんだ?』って頭を抱えてバグっとる、哀れな男のゾンビが大量発生しとるんや。あいつらはな、お前が自分から消えた理由が一生分からんのやぞ」

「理由が、分からない……? あんなに私が痛がって、無理して合わせていたのにですか?」

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