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大岩山から絶望を配信する〜男は耐えろと抜かす世界を、低級霊のウイルスで完全チェックメイトしてやった〜  作者: ひややっこ万次郎
第7章:『確定シグナル(おしっこ)の誓約と、解剖学的ファクト(死体) 〜綺麗事(クリーン)のファイヤーウォールを内側から爆破する、剥き出しのバックヤードログ〜』
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番外編30:強者どものセルフチェックメイト 〜アプリの総本山・国家権力・タワマンの更地、そして嘘をつかない肉の果樹園〜1

【読者の皆様へ(免責事項)】この物語は完全なフィクションであり、実在の寺社、教会、特定の宗教団体、結婚相談所、およびマッチングアプリ等とは一切関係ありません。作中の宗教婚活事情や心理描写はエンターテインメントとしての創作・風刺であり、特定の信仰や職業を誹謗中傷する意図は一切ございません。

 大岩山の頂上から放たれた電磁波デジタルウイルスは、人類が「社会性」と呼んでいた綺麗事(天動説)を、わずか一週間で完膚なきまでに絶望の更地へと変え、地獄の新世界を現世に爆誕させた。 

これは、誰一人として他者を信頼できなくなったホモ・サピエンスたちが、互いの剥き出しの本音の濁流に圧殺され、自らの手で首を絞め合って崩壊していく、セルフチェックメイト(自壊)の記録である。 


――第一の処刑場。

日本最大最強を誇ったマッチングアプリ『みんなでペアペア』の総本山、大手IT企業『ネオ・コネクト』のサーバー本部。 

赤黒い血のノイズに染まった無数のモニターを前に、「システムを止めろ! 物理的に光回線を引っこ抜け!」と狂ったようにキーボードを叩いていたのは、年収一千五百万を誇る三十代の意識高い系天才エンジニアたちだった。

 しかし、彼らの脳細胞の奥にある「微小管(マイクロチューブル)」がウイルスの怨念にハックされた瞬間、社内の百インチ超巨大スクリーン、そして全国の数百万人のユーザーの画面に映し出されたのは、彼らが裏の管理者権限で社内の秘密チャットで共有していた、女性ユーザーたちの顔写真やプライベートな裏写真の数々だった。

「こいつ顔面偏差値三十のドブネズミ(笑)」

「奇跡の一枚で釣ろうとしてる売れ残りの粗大ゴミ。サクラ垢で引っ張って三百万毟り取れ」 

そこには、婚活に必死な女性たちを嘲笑するメッセージとともに、エンジニアの一人がマッチングした女性から騙し取った、胸元の開いたきわどい下着姿の写真や、ベッドの上で無防備に眠る屈辱的な隠し撮り写真が、言い逃れのできない高画質データとして次々とスライドショーのように自動再生されていく。

「嘘だ……! 俺のキャリアが、俺の市場価値がァァァッ!!」 それまで「ユーザーの幸せな出会いのために」とメディアで美辞麗句を並べていた同僚の男女が、互いの画面を見て硬直する。

「あんた、私の非公開のプライベート写真まで裏で晒して笑ってたの!?」

「お前こそ、サクラで男から三百万毟り取ってただろ、この淫売が!」 

ののしり合いの戦火は一瞬で燃え広がった。

笑っていた者たちも、次の瞬間には自身の「既婚者隠しのパパ活ログ」や「性病隠蔽ログ」を全空にデリバリーされ、泡を吹いて発狂。

エンジニアたちは重たいキーボードや消火器を武器に互いの頭部をバキバキに殴りつけ、最後はサーバーの冷却液(有毒化学物質)の海へと互いを突き落とし合いながら、物理的にサーバーもろとも完全灰滅していった。

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