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凡人の意地、岩をも穿つ

作者:嶺月
最新エピソード掲載日:2026/06/08
日比野右衛門尉長慶(ひびのうえもんのじょうながよし) 主人公。タイ捨流(たいしゃりゅう)開祖丸目蔵人佐長恵(まるめくらんどのすけながよし)じきじきの教えを受け、その技を広める志とひとかどの地位への野心を胸に延岡(のべおか)藩へとやってきた。
薬丸典膳兼末(やくまるてんぜんかねすえ) 薬丸自顕流(やくまるじげんりゅう)を修めた延岡藩最強の剣客。六尺を超える長身で四尺余りの野太刀を操り、必殺の一撃・雲耀(うんよう)で対戦相手を蹴散らしてきた。
藩主殿(佐殿(すけどの)) 戦国時代の残り香で動揺する延岡藩を的確に統治した観察眼に長けた名君。仕官願いにやってきた長慶を見定めるため、兼末との立ち合いを命じる。

 江戸時代初期、天才丸目長恵の編み出したタイ捨流を身に付けた若侍、日比野長慶はその技を広めるため、そして一廉の地位を手に入れるために故郷を離れ、そして延岡藩に辿り着く。
 藩主の評判にここならばと決めた長慶が剣術指南役としての仕官を望むと、佐殿は信頼する天才剣士・兼末との試合を決める。
 兼末の天賦の才に敗れた長慶だったが、佐殿は凡夫の技こそ指南役には相応しいと召し抱えることを決めた。
 才能が無いからこそ良いという屈辱の裁定だったが、兼末に雪辱を果たすために長慶は延岡藩で腕を磨くことを決めた。
仕官
2026/06/01 08:54
着任
2026/06/08 07:36
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