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「魔法ってあの魔法?父さんと母さんの扱ってるあの?でも風だったよ。父さんも母さんも風魔法なんて使ってないよね」
「両親と違う属性を持つことだってある。そんなに珍しいことじゃない。それにお前が風を起こす前にみた金色の光、あれは魔法の道を開いた子に現れるものなんだ」
「魔法の道?」
いきなりの言葉に理解が追いつかない。だって俺5歳だよ?6歳から魔法が使えるようになると思っていたんだけど。いや、もうすぐ6歳になるけど。
そんな俺の思いもよそに父さんは説明を続ける。
「6歳になると魔法を使えるようになると言っていただろう?あれは魔法の道が閉じているからだ。6歳になって自分の属性を知ってから練習して徐々に開いていくものなんだ。
属性を知ってからと言うのは、自分とは違う属性だと魔力消費が多く、練習に向かないからだ。これは聞いていただろ」
ほうほう。魔法の道についてはなんとなくわかった。でもなんで6歳なんだろ。
もっとはやく属性がわかればそれだけはやく練習もできるのに…
「6歳と言う理由は6歳より小さい年齢だと魔力保有量が少なすぎるからだ。ある程度の魔力量がないとステータスカードが反応しないからな」
なるほど、そんな理由が。
あれ?でも俺は5歳だけど魔法が使えたよ。ってことは俺の魔力量は多いってことなのか?
「ソラは5歳だけど魔法を使えた。それはある程度魔力量があるということと、強い想いがあったんだろう。金色の光があった時何を思った?」
「死にたくないって」
「それが強い想いだったんだろう。魔力の道を開通させるほどのな」
そんなに簡単に開くものなんだ。いや、オオカミから逃げるのはそんなに簡単ではなく、むしろとてもきつかったけれど。
ん?魔力があるということは…
「じゃあ父さん!!俺はステータスカードが反応するってことだよね!!俺の属性、わかるんだよね!!」
「あぁ。ちゃんと用意してるぞ」
「やった!!」
父さんが真っ白な紙を渡してくる。思ったよりもただの紙だ。前世でよく見たA4のコピー用紙みたいだ。
こんな紙でわかるのか?訝しげに紙を見ていると父さんと母さんに笑われた。
「思ったより普通の紙で驚いただろ。でも本物だ。この紙を持って念じればいい」
「念じる?何を?」
「何でもいい。“属性を教えてください”とか“自分の強さがしりたいです”でも何でも」
何でも良いと言われても逆に悩んでしまう。でもそんなに深く考えなくてもいいんだろうか。結局父さんの言葉を念じることにした。
(俺の属性を教えてください)
そう念じると真っ白の紙にゆっくりと文字が浮かんできた。魔法を見た時もファンタジーと思っていたが、この現象ももろファンタジーだな。
そんな事を思っていると紙の一番下まで文字が浮かび上がる。




