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「この警備の仕事も今じゃソラの方が上手にやれてるな」
「創造スキルのおかげだよ。ほんと、色んな魔法が作れるんだから凄いよね」
この約6年間で創造のスキルレベルは最大になった。そのおかげで隠蔽魔法も作ることが出来たし、さっき使った探索魔法も創った。探索魔法は対象の物が範囲内にいるのか探す魔法だ。今は生き物だけしか選んでないけど、生物以外の草木もどこにあるのか探すことが出来る。
それに隠蔽魔法。これのおかげで俺のステータスは12歳の平均より少し上ぐらいのステータス表示になってるし、魔法やスキル、加護も他の人と同じように隠している。
「来週にはソラも12歳か。準備は出来てるのか?」
「もちろんだよ。半年も前から準備してるよ」
12歳の誕生日が来たら村から出て冒険者になる。この村では冒険者になることが出来ないから1番近くの街に行かないといけない。父さんに何度か連れて行って貰ったことがあるけど大きくて活気のある街だ。
「そっか。寂しいもんだな。ちゃんと手紙だすんだぞ」
「分かってるよ。母さんにも言われた。それに明日出発する訳じゃないんだから。言っとくけど1週間毎日言ったりしないでよね」
俺はオオカミの方に向き直ると毛皮を剥ぐ。毛皮や牙は街に売ることが出来るから保存しておく。肉は食べられないこともないが、硬く筋っぽいのであまり食べない。このまま置いておくと他の獣が寄ってくるので、地面に穴を掘って埋める必要がある。
俺は探索魔法で辺りに人が居ないことを確認すると土魔法でオオカミが入るくらいの穴を掘った。オオカミを入れたあと同じように土魔法で土を盛る。
「そろそろ交代の時間だな。帰るぞ」
「はーい」
交代で来た人に挨拶をすると俺と父さんは家に戻る。扉を開けると小さい女の子が俺の方へと走ってくる。
「おにーちゃん!おかえり!!」
「ただいま。アリシャ」
抱きついてきたアリシャの頭を撫でる。4年前に出来た俺の妹だ。俺に懐いてくれてる。
「アリシャ~。父さんも帰ってきたんだけど」
「おとーさんもおかえりなさい」
「アリシャ!」
「おにーちゃん。はやくご飯食べよ?」
アリシャに抱きつこうとしたが、躱されて転ぶ父さん。いくら娘が好きすぎるからとしてもちょっとやめて欲しい。アリシャもいつもの事だから気にもしてない。仕事中はあんなにもカッコイイのに。
俺はアリシャに手を引かれ椅子に座る。アリシャは当然のように僕の隣に座ってくる。こんな可愛い妹に好かれてるんだ。嫌なわけない。
「今日はオオカミいたの?」
「今日は1匹いたよ。こんなこわーい顔してた」
「キャー!!」
手と顔でオオカミのマネをすると、アリシャも声を出して笑っている。いつの間にかテーブルには料理が並べられており、玄関で倒れていた父さんも俺の前に座ってる。
俺は椅子に座り直し、アリシャもしっかりと椅子に座らせる。
「じゃ食べるか。いただきます」
「「「いただきます」」」
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