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今回から1ページを長くしたいと思います。
そのため1日1ページ更新していましたが、更新頻度が落ちると思います。すみません。
「ごちそうさまでした」
食べ終わると自分の食器をシンクに持っていく。アリシャも同じようにしている。今はなんでも真似したいお年頃らしい。可愛らしいものだ。
「ソラ本当に来週出ていくの?」
「母さんそれ何回目だよ。誕生日の次の日には出ていくよ。俺の夢なんだ。知ってるだろ?」
「知ってるけど…寂しわ」
「アリシャも!!アリシャもさみしい!!」
母さんに同調するようにアリシャが俺に抱きついてくる。初めて冒険者になることを伝えると泣いてたっけな。「あいしゃもにーたんといっちょにぼーけんしゃなるー」って。可愛かったなぁ。今も可愛いんだけど。
「ちゃんと手紙書くから。もちろんアリシャにもお手紙書くからね。待っててくれる?」
「ほんと?アリシャにお手紙書いてくれるの?」
「うん。約束」
「やくそくするー!!」
アリシャの前に小指を差し出す。アリシャは嬉しそうに指切りげんまんと歌っている。指切りはこちらの世界になく俺が教えたものだ。さすがに針千本は替えてるけど。
「じゃ俺風呂入って寝るから。おやすみ」
3人に挨拶をすると俺は風呂場に向かう。浴槽には既にお湯が溜めてある。俺は浴槽に入ってある小さな玉を取り出す。これも俺が創造魔法で作ったものだ。
生活魔法が使えるようになってから毎日お湯を出していたが面倒くさくなってきたので、この玉に魔力を込めれば誰でもお湯が出せるような魔道具を作ってみた。
今では父さんも母さんも好きな時に風呂に入れるようになってる。魔力量も10位しか消費しないし負担ではないはずだ。
「後で神様にも報告しないと」
転生後初めて神様と会ってから1年に1度くらいは神様と会うようにしている。近況報告のためだ。言わなくても見ているからわかるとは思うけど、ちゃんと会って話したいというのが俺の気持ちだ。
俺は風呂から上がると自分の部屋へと戻りベッドに腰掛ける。そして心の中で“鑑定”と唱えると目の前に自分のステータスが出てきた。
名前:ソラ
種族:人間
年齢:11歳
体力:1500/1500
魔力量:1200/1200
魔法属性:火、水、風、土、聖、闇
【生活、飛行、睡眠、麻痺、探索】
スキル:アイテムボックスLv10、鑑定Lv10、創造Lv10、修復Lv10、身体強化Lv10、魔法強化Lv10、戦闘強化Lv10
加護:ティリル神の加護、グーフ神の加護
称号:ティリル神に愛されし子
アイテムボックス(Lv10):質量関係なく収納することが可能。レベルが上昇すると収納数も増加していく
鑑定(Lv10):全てのものを鑑定できる。レベルが上昇するとより詳しく鑑定することが出来る
創造(Lv10):思い描いたものを実際に作ることが出来る。レベルが上昇するとこの世に無いものまで作り出すことが出来る。しかし生物だけは作り出すことは不可能
修復(Lv10):壊れたものを修理することが出来る。生き物には適用しない
身体強化(Lv10):体力や速度が上昇する。身体系のスキルがそれぞれがLv10になると統合される
魔法強化(Lv10):魔法力や魔法作動速度が上昇する。魔法関連のスキルがそれぞれLv10になると統合される。
戦闘強化(Lv10):攻撃力や防御力が上昇する。戦闘関連のスキルがそれぞれLv10になると統合される。
ティリル神の加護:ティリル神に愛されし子。獲得する経験値が500%増加する。
グーフ神の加護:知識の神グーフ神に気に入られし子。欲しい知識を得ることが出来る。
「何時見ても凄いな……」
鑑定のレベルが上がったことで加護の説明も見ることができるようになった。ティリル神、俺がいつも会う神様は経験値増加だ。普通の人の5倍ってすごいよな。
それとグーフ神の加護。これは地球にあったものを創造したい時に知識が足りなくて、困っていた所にティリル神に紹介された。
神様って紹介制なのか?グーフ神は俺の事気に入ってくれたみたいで加護もくれた。
この加護もすごく使い勝手が良い。知りたいものを頭に思い浮かべるとその物の詳しい説明が頭の中に流れてくる。
しかもこの世界のものじゃなくて地球のものも出てくるから驚きだ。
この知識のおかげで石鹸やリンスなどこの世界に無いものを創ることが出来た。
石鹸みたいなものはあるにはあるが、地球のものに比べて洗浄力が弱く使い勝手が悪い。
だからグーフ神の知識を借りて創ってみたんだけど、思った以上に母さんの食い付きが良かった。特にリンス。母さん自慢の腰まである髪がツヤッツヤになっていった。(父さんにもめちゃくちゃ喜ばれた)
他にも狩りで使えるかもとボウガンも創ってみたけど、誰でも使え殺傷能力が強すぎるため、悪用される可能性があると却下された。
「中々難しいな。なんでもかんでもこっちの世界に持ってきていいもんじゃないんだな」
俺はステータス画面を消すとベッドに横になる。深く深呼吸をしながら神様のことを強く念じる。
『やぁソラ君。久しぶりだね』
「神様お久しぶりです。グーフ神も」
『我はついでみたいな言い方だな』
「そ、そんなことないです」
目の前にはティリル神だけではなく、グーフ神も居た。グーフ神は20代後半ぐらいの見た目で、緑色の髪をひとつに纏めている。ティリル神とは違い真っ赤な瞳がしっかりと見えるように前髪は切りそろえられていて眼鏡をかけている。
「グーフ神がいるとは思わなかったものですから」
『お前は我が気に入った人間だからな。見ていて何が悪い』
『まぁまぁ。ソラ君も1年ぶりなんだからほら座って』
何も無かった白いだけの空間には椅子とテーブルが置かれるようになった。以前は立ったまま話していたが長時間話すため、疲れないようにと創造魔法で創ったのだ。
『今日は地球の“ロールケーキ”を所望する』
「わかりました」
頭の中で地球のロールケーキを浮べる。原材料や大きさなど詳しい事が頭の中に流れ込んでくると、そのまま目の前に現れるように創造する。
直ぐに目の前には頭の中で描いたものと同じロールケーキが出現する。
『これこれ。食べてみたかったんだよな』
グーフ神は1番にフォークを刺す。ひと口食べると嬉しそうに笑っている。
グーフ神は甘いものが好きなようで初めて会った時からスイーツを創るように言われている。加護を与えてくれたのもたくさんのスイーツを食べたいかららしい。
「神様達は自分で食べ物を出したりしないんですか?」
『僕達は食事をしなくても死なないからね。味の想像も出来ないから食べ物が作れないんだ。こんな風にソラ君が作ったものを再現することは出来るけど、食べたもの以外は作れないんだ』
『だから我はお前に色んなものを作らせてるんだ。そうしたら自分でも再現できるからな』
「そうですか」
あんまり食べると糖尿病になりそうだけど…神様だから大丈夫なのかな。食べなくても死なないのなら病気にもならなさそうだし。
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