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決断

今週でやっと夏休みが終わる、やっとという言い方は少し違うな、もうと言った方が今の私にはあっているだろう。来週から私の地獄のような日々が始まる、みんなの知ってのとうり私の通っている学校とあのバカ五人組と嘘つき女の学校はみんな一緒なのである。 


 唯一の救いが私がみんなより年上ということ、それがどんな意味かというとクラスが私より一つ下なのである。 

 まぁそうそう手は出せないと思うが何せ相手はあのエリスだ、何が何でも私を陥れようとするだろう、しかも公衆の面前で。だがそれだけは避けたい、もし学校のみんなから嫌われるようなことがあれば私の居場所はどこにもない、そうなったら前の世界での暮らしとほとんど変わらなくなってしまう。

 

 まぁこれ以上言っても杞憂だろう、それより私のうれしいニュースを発表しよう。な、なんとあの日以来一度もライアンが私のところに来ていないのですパチパチパチ。

 やっと私に愛想が尽きたか、まっ所詮そんなものだろう、はなから長続きするとは思っていなかったが予想以上に短くて助かった。おかげで私もいろいろと知識を身につけることができた。まだ家出できるほどではないがそれなりの準備が整っている、後は学校生活で生きる基本を身に付けつつも、家に帰ってきて護身術や防御魔法以外の練習に打ち込めば完璧だ。  


 そろそろだぞ、もうそろそろ自由の身になれる。お前は大空を自由に飛びまわる鳥になるのよアルティア、もう少しの辛抱だぞ。

 最近はくじけそうになる心をこうやって自分で励ましている。でもこれで何とかやってこれているのだ。


 そういえばずいぶん前にエリスが私を消すとかどうとか言っていたけれど所詮口だけのようね、おかげで何事もなく過ごすことができたわ。私がまた自分だけの世界に入っていると、何やら廊下から騒がしい音が聞こえた。


 ドンドンドン、ドンドンドン

 「失礼しますお嬢様。大変です大変です、お、お嬢様に変なて、手紙がお、送られてきました」


 「落ち着いて、いったい何があったの?あなたがそんなに急いでいたら何が何だかさっぱりわからないわ」


 「す、すみませんお嬢様。すーはーすーは」


 さっきまで慌てていたメイドは何度か深呼吸をすると落ち着きを取り戻したらしくゆっくりと話してくれた。


 「先ほどお嬢様宛に手紙が届いたのです。差出人の名前はいつも封筒の裏に書いてあるのですが、どこにも書いていないので失礼ながら中身を確認させていただきました。するとその手紙の中には恐ろしい内容が書かれていたんです」


 「分かったわ、もうそこまででいいわ。取りあえずその手紙をこちらに渡してくれる、私あてに届いたのだから私にも見る権利はあるわ」


 私がそういうとメイドは恐るおそるその手紙をこっちに渡してくれた。その手紙の中には私にとって最悪なことが書かれていた。



    ~   アルティア様へ   ~


  今晩、あなたの命をもらいに行きます。


   楽しみに待っていてください、どこへ逃げても無駄ですよ。



 

 あぁついに来たか。あの女の言っていたことは全部はったりと思っていたがどうやら本気のようだ、だがなぜだ私は全く動揺していない、もしかしたらこうなることを少しばかりではあるが予想していたのかもしれない。

 しれにしても最悪なタイミングだ。もう少しで私の計画がうまくいくところだったのに、なんで期待させておいていきなり突き落すのよ一層悲しくなるじゃない。

 そんなことより先に確認しておかないといけないことがある。

 

 「ところであなた、この手紙を私以外のだれかにもう見せた?」


 「申し訳ありません、すでにライアン様にお見せしてしまいました。私のあまりの驚き用に変に感づかれてしまいまして、お断りしようとしたのですが気づいたときにはもう見られてしまっていたので。本当に申しわけございません」


 「本当によく謝るのねぇ、まぁしょうがないわ見られたものはしょうがない責任としてあなたにも少し私の手助けをしてもらうわ」


 「分かりました、それで私はどうすればいいのでしょうか?」


 「簡単よ、私は今夜ここの家からいなくなるわ。そしたらお父様とお母様には何も知らないと伝えるだけでいいの、これをライアンにも言っておいて。

 いいわね?」


 私がそういうとメイドは悲しさ交じりの返事をした。それもそうか私は今日この日をもって家を出るのだから。でも生きて逃げ切る自信はないわ、もし接近戦に持ち込まれたらその時こそ最後だもの。

 とりあえず逃げる準備をしなくちゃ、日が落ちるまでそんなに時間わないわ。


 








これで終わりじゃないですよ、まだまだ続きますよ。

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