変わりつつある日常
あの出来事のあと僕は学校を休んだ。
翌日僕は学校の時間なのに家にいた。仮病で休んだ。携帯を見るといくつか通知が来ていた。起きたのは11時を過ぎた頃だった。
母「仕事行くからちゃんと学校行きなさい」
母「まだ起きてないの?いい加減行きなさい」
母「不在着信」
「....うるさい」
と通知履歴を遡って行くと君からの通知が来ていた。
「どうしたの?体壊した?」
「昨日ので風邪引いちゃったかな?だとしたら私もうつっちゃったかも」
「お揃いだね(笑)」
心配させたかと少し申し訳なくなったが嬉しさもあった。今まではサボることはあってもくる連絡といえば母のうるさい通知だけだったから新鮮だった。
「ちょっとだけしんどかった。うつってたらごめんね」
「明日はちゃんと行く」
そう返して布団にくるまって笑っていた。
母が帰ってくると怒られた。反抗期というわけではないが僕はそっぽを向いて携帯の画面を見ていた。
「明日はちゃんと行きなさい」
「わかってる」
そう言って自分の部屋に戻って改めて携帯の画面を開くと、一件の通知が来ていた。
君からだった。
「朝のうちからやってくれればお見舞いとか行ったのに」
それを見た瞬間時間を戻してもう一度このやり取りをしてたらとおもうと激しく後悔した。でも、そんなこと表立って言えるわけなく、
「そんなの悪いよ、明日はちゃんと行くからさ」
と、返した。するとすぐに
「うん!待ってるね!」
と返事が来て嬉しかった。昨日のあの出来事は嘘じゃないんだって思ったしあの出来事のおかげで僕は君との距離を狭められた気がして心が踊った。
それと同時にまた会いたいなと思ったりもした。
翌日(あの日から2日経った日)普通に学校に登校して普通に授業を受けてたつもりだった。けど何か違う。
普段気にならないものにもとても過敏に反応したり授業態度も普段よりよかったと授業終わりわざわざ先生から言われたのだ。
なぜ?原因という原因はないと思っていた。その原因がわかったのはその日帰宅した時、君から連絡があった。
「今日はちゃんと来てたね!えらい!毎日来なよ!」
誰目線だよ、と思いながらも僕はふざけ混じりで
「君に心配させるのはやだからね、明日からはちゃんと来るよ(笑)」
と普通の友達くらいの感覚で返したつもりだったが、それに君は
「うん、心配するから、ちゃんと来てね」
「また、二人で会お」
僕はそれを見たときまたしても思考が一瞬止まった。これっきりだろうとか、嬉しかったとか、この一回きりの出来事だと言い聞かせてそれで無理矢理自分を納得させようとしていた。
それなのに君は僕の願望を見透かすかのようにそう言ってくれた。すぐに会いたくなった。そして返事をした。
「俺もできるなら会いたい」
できるなら、と言ったのは多少であれ自分はあくまで君に同意しただけだと思わせたかったからだ。
でも内心はすごく嬉しくてすごく会いたかった。次がいつになるかもわからないのにそのいつかが僕はとても楽しみになった。
フィクションです。




