第37話 決戦 満月の夜
曰く、魔邪騎士の鎧、そして戦い方は、お初さんが以前戦った因縁の相手──伯爵、子爵、男爵を彷彿とさせる──と。
「どういうことなんだ!? 魔邪騎士は一体……」
「それを知りたいのは私の方よ」
「俺が思うのは魔邪騎士の戦い方──特に飛び回る騎兵槍なんかは巨水塊みたいだって……」
「確かに……姿が人に近くなったから余計に、私がそう感じてるだけなのかもしれ……ない……」
「樹根足になった魔邪騎士はかなり動きが速いけど……それも似てるの?」
「……ええ、三爵も相当なモンよ。常にホバリングしてるから、普通に走ったりなんかはまずしない。あの魔邪騎士の──滑るような動きがまさにそれよ」
「ホ、ホバリング!?」
「ただ武器の操り方がちょっと……。魔邪騎士は炎糸を繋げて操作してるのがわかるけど、カーグカーデンではあんな糸みたいなものは何も見えなかった……」
「カーグカーデンの連中も飛ぶ武器を!?」
「ええ」
それは有線か無線かの違い……? 〝家学力〟──俺の知ってる〝科学力〟的なものだとしたら電波を使って……いや、異世界じゃ〝電念波〟になるのか? ──を、飛ばして……で、魔邪騎士が……三爵の……カーグカーデン……って ああ! 情報量が多い! 少し考える時間を──
──なんてことをさせてくれるはずもなく、魔邪騎士が再び不気味な足運びで迫ってきた。
「爪! 足を狙うぞ!」
「ニャアッ!」
もしもあの足を二本に戻せたなら、動きはかなり鈍るはず!
とはいえ厄介なのは上空からバンバン降ってくるあの騎兵槍だ。始めの五本より細くはなったが、数が倍に増え、やかましいことこの上ない。そして魔邪騎士の間合いに入れば重い大岩剣の一撃がくる。目標は足──なのだが、あの束ねられた樹の根は、しなるムチにも刺さる槍にもなるので油断は出来ない。
爪はジグザグと走りながら鉤爪で攻撃をしている。言ってみれば、走ることそれ自体が攻撃方法の一つであり、相手の攻撃を躱す手段でもある。まさに攻防一体。
俺も爪くらい速く走れればいいのだが、人間なので……無 理。少しでも一つ所に留まったなら、たちまち飛び回る騎兵槍の集中砲火を喰らってしまうかもしれない。移動しながらの攻撃……移動しながらの攻撃…………よし! 思いついた! すうぅぅぅぅぅぅ────っっ!
即興移動攻撃絶技!
神楽鈴の太刀! 風 乱 弧 断 火 斬 !
風ロペラの応用──ランダムな振り子運動はさながらわがままなブランコ──その軌道で行ったり来たりを繰り返すと同時に、火を纏わせた木神刀で樹根足を、だけでなく──それを操る炎糸をも断ち斬っていく!
「うっぷ……よ……酔う……」
「は、吐かないでくれよ!? お初さん!」
ザンッ! ザザンッ! ザッッ! ザジャジャッッ!
いい感じ──!
「────っ!?」
ド ド ド ド ズ ッ ズン ッ ッ !
上空から騎兵槍のまとめ突きが降り注いだ。
「危っぶねぇ!」
振り子のタイミング、緩急をつけてたつもりだったけど、随分と反応が早いじゃないか──アンニャロウめっ!
念のため一旦距離を取る──と、爪もやって来た。
月明かりを頼りに目を凝らす……俺も爪もかなり斬ったはず……なんだが……ほとんど変わっていない!? なんで────!?
しかしその疑問はすぐに解決した。くっ付いていく……。切断したそばから炎糸が伸び、再結合しているのだ。ちょっとやそっと燃やしたくらいじゃどうってことないらしい。これは……キリがないぞ……。
「爪ちゃん、今のうちにこれを」
お初さんがそう言って取り出したのは、いつぞやの天日干しした桃の皮。
「万超、ちょっと絶技で水を」
「よしきた」
そして湿らせた桃の皮を爪の目の上──腫れた患部へ、湿布のようにペトリと貼り付けた。
「ニャー」
「どういたしまして。万超もホラ……さっきの負傷、何枚必要なの?」
「俺は三ヶ所────
「シぶとイ……ヤツらメ……」
「──! それはこっちの台詞だ!」
「そうよ!」
「ニャアッ!」
「なラバ…………」
ズ リ ュ ン ッ ッ !
魔邪騎士の体が、大岩剣が、騎兵槍が一気に崩れ落ちた。
「ああ もう! 万超の治療がまだなのに! アイツ、もうちょっとじっとしてなさいよねっっ!」
「ありがとう、お初さん。その桃皮湿布は次のタイミングで頼む」
ズアアアァァァァァ……
形を無くし、山となっていた樹や岩の破片が横一面に──うどんやそば生地の玉を麺棒で伸ばすように──広がっていく……。
「アイツ……今度はなにを……」
「万超、爪刀、気をつけて!」
「ニャッ!」
四方へ広がった破片の分厚い絨毯は、少し浮いた状態で……寄せては返す波のように静かに揺らいでいる。その揺らぎはゆっくり……徐々に大きなうねりとなっていき──
「ヴウゥン゛ッッ!!」
魔邪騎士の叫声と共に、雪崩を打って襲いかかって来た!
ズアアアアアアアッ!
その様は、葛飾北斎の浮世絵、富嶽三十六景──〝神奈川沖浪裏〟──を、模倣したかのような樹岩の大波!
圧倒されるな! あの物量、正面からでは分かりづらいが厚さはそこまでではないはずだ! ここは螺旋突きで──そう考えた瞬間、あの散弾銃のような攻撃が頭にチラつく。破片波に包囲された状態で喰らったら逃げられないぞ……だったら──
「上へ!」
どうやら爪も同じ考えだったらしく、言うが早いか、シッポをブン回して飛び上がった。
即座に風の絶技とシッポプロペラで高く舞い上がる俺と爪だったが、こちらの動きに呼応するかのように──大波がその形状を変化させ始めた。まるで糸を撚るみたいに樹と岩の破片が急速に再集結し、現れたのは──大岩剣を振り上げた魔邪騎士の姿!
「 ヴオ゛ンッッ!! 」
──速い!? 振りの速度が段違いだ! 魔邪騎士 今までワザと──
鈴の大太刀! 風 武 頑 巌 っ !!
ガ イ ィ ィ ィ ン !
っっぶねぇ……散岩攻撃の可能性を考えず普通に受けちまった! けど結果オーライ、なんとか止め──
ズ ヌ゛ ッ ッ !
目を疑った。魔邪騎士の胸を突き破って騎兵槍が飛び出し、俺の眼前へと迫ったのだ。
そうか……コイツはあくまでも人の形を象っているだけ。それが視覚的、心理的な罠だったんだ……。足を斬られようが胸に風穴が開こうが関係なんてこれっぽっちもない。でも こんなイカレた攻撃の仕方をするなんて──
「万超!」
「 ニ゛ャア゛ッッッ!! 」
「 ぐふぅっっ!! 」
覚えのある、脇腹への痛み──爪の体当たりで間一髪、押し留めていた大岩剣は俺のすぐ横を掠めて地面へ突き立ち、騎兵槍は後方へと飛んでいった。
「ず──ずま゛ん゛! 爪っ たすか──
「 全方位から石の槍!! 」
お初さんが叫んだ────全 方 位 !?
爪がまたしても学ランをムガッと咥えて急停止! 進行方向だった目の前を騎兵槍が──上方から真下へ向かって弾丸のように通り過ぎた──と同時に、視界の隅に動くモノが! 次は左下から──!?
目一杯に身体を捻り、かろうじて避けながら見えた右上から急降下してくる三本目の石の槍! じょ、冗談じゃねぇぞ!
二の矢、三の矢ならぬ、二の槍、三の槍、四の槍──しかも常に逆方向から!
鈴の小太刀で風を連続発生させながら身をよじり、ねじり、くねらせ、また捻る!
くそっ 今ので何本目だ!? いつ終わる!? 終わるのか!? 終わりなんてあるのか!? ギリギリだ! 俺だけじゃない、爪も──あいつの身体能力を持ってしても辛うじてって感じじゃねぇか!
「お初さん 落ちるなよっ!」
「わ かっっ って るっ!」
「吐くなよっ!」
「が んば るっ!」
──その時、月明かりがフッと消えた。
「っ万超!! 上っ!」
見上げると──満月を隠すように高く高く浮き上がった魔邪騎士の姿が──!
「コイツ! またいつの間に!」
だが、おかしい──なぜこちらにケツを向けてるんだ!? ヤツの視線の先……狙いは──爪!? あいつ気づいていないのか!?
ググッ!
魔邪騎士は右手に持った大岩剣を左の肩に乗せるような体勢となって……アイツ──横薙ぎに斬るつもりだ!
「爪刀がっ!」
お初さんが叫ぶ。
「お願い! 気づいてっっ! 爪 ち ゃ ん !!」
間に合え! 神 楽 鈴 の 大 太 刀 ────!!
グ ル ゥ リ !
突如、魔邪騎士がこちらへ体ごと振り向いた。
「あっ────!」
詰襟を掴むお初さんの手に力が入るのがわかった。
「はじめから──狙いは私達──っ!」
ブ ア ッ ッ !
間髪を入れず繰り出される右薙の一振り──しかも大岩剣は見る間にバラけ──散岩の横薙ぎ! 俺はそれを────ガ ン 無 視 した!
螺 旋 突 き ! 風 雷 貫 !!
怒涛の烈風に迸る雷の奔流──木神刀の切先から大風と豪雷を螺旋状に発生させ、弾丸のように突き進む突進突貫の絶技!
ズ ッ ッ ッ ッ ッ ッ !
降りかかる散岩をも吹き飛ばし、ヤツの土手っ腹をブチ抜いた!
「ム゛ グウッ ッ!?」
呻き声を上げ、崩れ落ちていく魔邪騎士。
どうだ コンニャロウ! 攻撃は最大の防御ってやつだ!
──とはいえ、急所が腹にあるわけもなく、あの勾玉を斬り剥がした時のような手応えはなかった。
「やるじゃん 万超!」
「もっと褒めて!」
騎兵槍による攻撃が止まっている間に爪の元へ、疾風ロペラで飛んでいく。
「つかまれ!」
すれ違いざま──爪がはしっと木神刀に取り付いた。って、そこにつかまんのかい!
「お、重い! 爪っ! 小っこくなれ!」
「ニャッキシッ キシッ!」
グググと身体が縮んで、ようやくバランスを取り戻す。そして、無事に着地することができた。
「────っ…………ふぅぅぅぅぅーーーーっ! し ん ど か っ た!」
「危ない瞬間が何度もあってヒヤヒヤし通しだったわよ もうっ!」
「ニャア!」
「でもまだ終わってない……」
「う……やっぱりそうなんだ……」
「ああ、急所を斬った感覚がない」
「ねぇ万超……さっきアイツの体を突き抜けた時、もの凄く寒かった……」
「それが魔邪者が発する炎、恨みや憎しみの温度……なんだと思う」
「炎が……あんなに……冷たいだなんて……」
ぶるるっ……。
おおぅ、なんだ? 俺も寒気……が……?
「みぃー!」
「……おまえ、いつまで木神刀にひっつかまってるつもりだ?」
「みっ! みっ!」
よく見ると爪は、必死に離れようとはしているが──強力な磁石で引き寄せられるがごとく──すぐにまたくっついてしまっている様子だった。なんだか……ナマケモノが枝にぶら下がっているみたいに見えて、ややウケる。
「でもこれ……どうなってんだ?」
「み!? みぃぃ!?」
「万超 見て!」
「──!? 木神刀の刃文 が──」
絶技を使ってもないのに、表面の刃文が動き……なんと──爪の鉤爪へと流れ込んでいくではないか。
「わかったあぁーーっ!」
「うわあぁぁぁぁーっ!」
お初さんが突然耳元で叫んだ。
「びっくりしたぁ……おどかすなよ、お初さん……」
「爪刀が八百万樹でツメ砥ぎしてたのはこれだったんだよ!」
「これ?」
「もともと木神刀は八百万樹の枝。樹皮が剥がれて今の姿になった、でしょ?」
「そうだけど……」
「きっと猫の神獣はこの状態の八百万樹──つまり木神刀と同じ樹の内側でツメを砥ぐことによって、絶技のような能力を身に付けられるんだよ! でも、頑丈な表皮に妨げられて、今までそれが出来なかった!」
そんなまさか……とは言えない。だって現実にそれは起こったのだから。
「まさに本能であの〝ツメ砥ぎ〟をしていたってわけね!」
そ、そうだったのか……。疲れたおっちゃんが座り込んみ、モゾモゾしているだけのように見えていたあの行いに、そんな秘密が隠されていただなんて……。
両の前足、そして後ろ足の鉤爪に刃文がくっきりと浮かび上がると、ようやく爪はポテリと落ち、クルンと身を翻して着地をした。
「スゴいよ爪ちゃん! きっとキミも絶技、使えるよ!」
「み?」
そういえば、巨水塊戦で神獣形態になった爪のツメにも刃文があったな……。ということは、あの時の……宙を走るような能力がこれからはいつでも使えるってことか。これはかなりの戦力アップなのではなかろうか!
「よし 爪! 俺が絶技のなんたるかを教えてやる! いいか、まずは深く息を吸うことを意識してだな──」
「みしゃーーーーっ!」
「違う、吸うんだよ」
「 ニャオォォォーン! 」
「だから違うって、遠鳴きなんかしてどーすんだ? おまえ話をちゃんと──」
「そうじゃない! 万超 あれ!」
顔の横から、お初さんの腕がニュッと出てきた。その指し示す方向──先ほど落下した魔邪騎士の残骸のような山が、再び平たく伸びていく……。
そして、一本の柱が生えるようにググリと盛り上がる──と、やがてそれは元の騎士の形へと姿を変えた。が、随分と小さい……。それでも長身であることに変わりはないが、ごくごく普通の……人間並みの大きさだ。
気になるのは魔邪騎士の足元に、まだ大量の樹や岩の破片が散乱していること──と、思った刹那、五本の柱がググリグググリと迫り上がった。
「な──っ!?」
六体に……分裂!?
最初の一体を中心として大きく描いた五芒星──新たに生えて来た五体はその頂点の場所に位置し、魔邪騎士達は不気味なほど静かに佇んでいる。その手にはそれぞれ揃いの大岩剣。幸いなことに騎兵槍はどうやら見当たらない。
これは……どう対処をすれば──などと考える間もなく、六体に増えた魔邪騎士達は一気呵成に襲いかかって来た! しかも陣形を作っていたのは最初だけ──と、なれば無論、乱戦は必至。かつてない白兵戦となった。
にしても、動きが──速くて細かい! 今までデカいのとしか戦ってこなかったせいか、妙な話──人間サイズの方が厄介に感じてしまう! しかも魔邪騎士達、戦い方が無茶苦茶だ! さっきの巨大魔邪騎士が自身を騎兵槍で貫いたのと同様に、自分達へ自らの斬撃が当たること──同士討ちなんて気にしちゃいない! 近くにいる分身の腕を、胴を首を斬り落としてもお構いなしに大岩剣を振り回してくる。
そりゃそうか──。
なんつったって切断されてもすぐに再結合──元通りだ。すべての個体が互いに炎糸で繋がりまくっているおかげで、何本か斬った程度では焼け石に水。どれに本体が憑いているのか判別するのも難しい──ってかそんな暇がない! 絶技も追いつかない! マズい……このままじゃジリ貧だ! けれど起死回生の技なら──ある!
「万超 このままじゃ囲まれる!」
「ああ それでいいさ! 一気に方を付けてやる! 爪! 俺の頭に乗れ!!」
「ニャッッ!!」
魔邪騎士の斬撃を飛び上がって躱した爪が、空中で回転をしながらクシャミを二回──俺の頭にシュタリと着頭した。
その時に若干立てられたツメの痛みを堪えつつ、木神刀を腰へ──抜刀の体勢をとる。姿勢をわずかに低く、視線は定めず、周囲全体を見るともなく視て、脚の間隔は無理をせず自然に開き、全身力まず、かといって緩まず────大きく大きく息を吸い込む。
俺達を取り囲んだ魔邪騎士達の──胸の位置をなぞる軌道…… 一筆で、まるを書ように──! よく見とけ 爪! 俺の絶技を!
神楽鈴の大太刀! 風 雷 刃 円 !!
ピ シャ ッ ッ ッ ッ ッ !
「 ヌ゛グオ゛ォッ!? 」
風で最大限に剣速を増した雷刃、その切先は円を描き──六体全ての胸を鎧ごと両断した。瞬いた雷によって斬り口は発火し、動きを止めた魔邪騎士達は燃えながら再度崩れ落ちる。
「やった!」
「みぃ!」
……妙だ。さっきと同じ手応え……物を斬った感覚しかなかった。くっ……またハズレか……? それに……寒い……ぞ。なんだこの……異常な寒さは……!? 身体が……動かなく……
「キャッ!」
「みっ!?」
なにかイヤな予感がした俺は、お初さんと爪を遠くへ放り投げる。
「ちょっと万超 アンタ何を──」
「返しテ……モラうト……言っタハずダ……」
「……てんめぇ…………」
胸の勾玉から炎が……蘇芳色の炎が燃え上がっている。
「先刻……我ガ腹を突キ破ッタのハ見事だっタ……シカし……オかゲで勾玉に触レ、憑クコとガ叶っタノダ……。気ヅかナカったカ? 傀儡ヲ操りシ我が炎糸ハ……キサマの足元カら地中ヲ通しテ、伸ビテいタことニ……」
「く そっ……た れぇ…………」
「「 万超!! みぃっ!! 」」
「キサマは大技ノあト……隙ガデきル……そシて……ワずかに弱体化ヲすル……ソ……ノ理由……まデはワかラぬガ……」
コイ ツ …………!
「ソコが狙い目……ダッたトいウコとダ……。コノ身体……使ワせテもラウゾ……」
寒い…… 意識が…………
「ご……めん……お初……さ…………爪……しくじっ…………」
散らばり、燃え残った樹屑や岩が、俺の身体を覆い始める。
コイツまた……これで鎧を…………。
顔が兜で包まれると、視界は真っ暗になった。
寒い…………もう なにも考えら な ……逃 て……れ……爪 お初さ…………
「待タせタ……サァ 続ケるとシよウ。次ハ──キサマ達ノ番ダ!」
「万超!? しっかり……しっかりしろぉ! スットコ万超ォ!!」
「みぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「どうする!? 爪ちゃん! 私達これ…… 大 ピ ン チ !!」




