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49、ヴァ―ス

ユウマ視点の冒険です。

ユウマ視点に変わります。

 †



 「いや、だからテトをユウマの嫁にどうだってんだ!あれは器量もいいし、弓の腕もなかなかのもんだぞ?」


 いやいやいや、そんな本人の了承もなく勝手に何言ってるんだよ!嬉しくないことはないよ?嬉しくないことはないんだけど……


「コラーー!バカ親父っ!!な、なにユウマ様に勝手なことをっ!!」

 テトが顔を真っ赤にして酒瓶を手にバルバスに殴りかかっていく。


 ガシャン!!


 おおぅ……血まみれ……いや、ワインか。


「ゆ、ユウマ様は私なんか興味あるわけないだろっ!!」

 涙目になりながらテトが訴える。いや、訴える相手のバルバスはノビているのだが……

「いや、テト。お前の父親、伸びてるから!それに俺を認めてくれたのは嬉しいよ。まぁ、お世辞だとしてもテトをお嫁になんて言われたら嬉しくないはずない。まぁ、俺にはアイリという婚約者がいるけどな。」

「はっ!? えっ!? ……えっ そうなのか……」

 テトの表情がコロコロと変わる。驚き→照れ→落胆 思わずそれを見て笑ってしまう。

「わ、笑うなっ!あ、いや笑うのは止めていただきたい……」

 顔を真っ赤にしたテトが必死に抗議してくる。

「いや、悪い。では、俺について来るという話は無しでいいか?」

「へっ!?そ、それとこれとは話が別だっ!わ、私は後学の為に、ユウマ様について行くだけだからなっ!!」

「ん?ユウマ!別に妾でも構わねぇぞっ!!獣人は強い男はハーレムを作るなんて普通だからなっ!!俺なんて5人の妻を娶ってい……げきゃぱ!!」

 意識を取り戻したバルバスが早速絡んできたが、速攻でテトによって撃沈させられる。実はテトの方が強いんじゃないかと思ってしまうほどだ。

「ま、まったく親父は、バカなことしか言わないな。それに女なら好きな人の一番になりたいのは当たり前だ!……ふぇっ!?いやいやいや!違うぞ!これは、えーと、そう!一般論だっ!」

 途中でテトと目が合ってしまい、目に見えてアタフタし始める。正直、俺としても対応に困る。好意を持ってくれてるというのは解るんだが、前世ではこんな経験、皆無だったしな。ラノベのセリフを思い出せ!俺!何か気の利いた言葉を!!

「て、テト。俺たちとついて行きたいというのは解った。道中、俺がお前を責任持って守ることを約束する。」

「えっ!?あ、はい!感謝する……。」

 テトは面食らったような顔をしながら、それでも嬉しそうに頷いてくれた。


『その時、エルドランの救世主たるユウマ様が颯爽と現れて――』

 向こうでは、エルフの少年クリンが、エルドランでの出来事を面白おかしく脚色し、ハヌマンの獣人たちに語って聞かせている。なかなかの喋り調子に、獣人たちも惹きこまれており、時々、『おぉぉー!!』とか『すげぇーーー!!』などの感嘆を漏らしている。ヤバい、明日から獣人たちにも救世主とか呼ばれてそうだな。


 ん?ミコトはどこ行った?あちゃー……獣人たちに酒を飲まされていた。


「んあ? あぁぁぁーーー!!いたっ!ししょ~~!!僕はいつかししょ~に追いついてみせるですよ~!それなのに~、ししょ~はいつも冷たいですよ~。」

 うわぁ~、面倒な感じで酔っぱらってるなぁ……

「ミコト。お前、何飲んだ?おい、お前ら、こいつに酒飲ませたのか?こいつはまだ子供だぞ?」

 俺はミコトとそれを囲んでいた獣人たちを睨みつけた。

「えっ、あ、いや、俺たちが飲んでもらったのは果実ジュースです。でも、こいつが酒だってウソついて飲ませたら、なぜか本当に酔っちまって……こっちも驚いてるんでさぁ。」

 獣人の1人が眉をハの字にして、困った声をあげる。なんじゃそりゃ……雰囲気に酔ったってヤツだろうか……俺は、ミコトの面倒はこっちで見ると、獣人たちを引き揚げさせた。


「おい、ミコト。それ、酒じゃなくジュースらしいぞ?」

「はぇ?な~にいってるんですよ~!そんなはずないじゃないですよー。ん?あれ?本当に?あれ?なんでだろ?さっきまで気持ちいい感じだったですよ?あれ?」

「はぁ……まぁ、何にせよ、お前は絶対酒は飲まさん。子供のうちに飲むと背が伸びないらしいからな。ずっとチビはいやだろ?」

 少しビビらせながら俺がいうと、ミコトはコクコクとうなずいている。


 なんだかんだありながら、ハヌマンでの初めての夜は更けていったのだった。



 †



 翌日、俺たちはさっそく竜人(ドラゴニアン)の集落をめざしハヌマンを出発していた。エルフの道案内クリンはバルバスが護衛につき、エルドランに送って行ったようだ。うん、うるさいのがダブルでいなくなるのはありがたい。

 竜人(ドラゴニアン)の集落の名前はヴァ―スというらしい。太古の昔、このガラハド大森林帯に大きな影響を与えていたドラゴンの名前だそうだ。そして、その末裔として竜人(ドラゴニアン)がいるらしい。

 ヴァ―スへ行くメンバーは5人、俺、ミコト、コウシン、テト、そして護衛として黒髪の蓬髪の青年。コウシンの息子のクシルだ。族長の若い頃がこんな感じだったのかと思わせるほど、屈強な身体をしている。コウシンとは違い、必要最低限のことしか話さないが、気のいい青年のようだ。どこかガート村のアゴラとイメージが重なる。


 看破! コウシンとクシルの能力を見てみよう。


――――――――――――

■ステータス

名前/コウシン

Lv.15

種族/猿獣人   年齢/45歳  職業/ハヌマンの族長

HP  400/400

MP  175/175

腕力   220

体力   200

敏捷度  170

器用度  160

知力   190

精神力  130

装備:ハヌマンのローブ 魔樫杖 

スキル

ユニークスキル【身体強化】

【棍棒術/Aランク】【体術/Aランク】【生存術/Cランク】【罠術/Bランク】

―種族スキル【猿真似】【巨獣化】

――――――――――――

■ステータス

名前/クシル

Lv.13

種族/猿獣人   年齢/25歳  職業/ハヌマンの戦士長

HP  370/370

MP   95/95

腕力   210

体力   220

敏捷度  190

器用度  125

知力   100

精神力  110

装備:魔布着 ハヌマンシールド

スキル

ユニークスキル【身体強化】

【盾術/Aランク】【体術/Aランク】【生存術/Cランク】

―種族スキル【猿真似】

――――――――――――


 おぉ……二人とも高レベルだよな。さすが獣人だけあって、ステータスも軒並み高い。前衛系の戦士ってことか。コウシンは見た目、魔法使いみたいな恰好だけど、バリバリの接近戦タイプのようだ。クシルは武器らしい武器を持っていない。たぶん、背負っている丸盾で殴るのか、至る所に牙のようなスパイクが突き出ている。


 何度か魔物に襲われるが、問題無いようだ。テトが弓で近づく前に倒されていく。しかし、周囲の魔物たちも強くなっているようだ。同じゴブリンやオークでも体が一回りも大きいし、ステータスも高くなっている。それに、爬虫類系の魔物が増えて来た。馬ほどあるトカゲやリザードマンや二首の大蛇など竜人(ドラゴニアン)の集落に近づいているのが感じられる。ミコトも魔法で皆を強化していってくれる。


 あ、そういえば、ミコトのステータスはこんな感じだ。


――――――――――――

■ステータス

名前/ミコト・アサクラ

Lv.10

種族/人間   年齢/10歳  職業/ユウマの一番弟子

HP  150/150

MP  220/220

腕力  110

体力  120

敏捷度 120

器用度 150

知力  260

精神力 250

称号:転移者 重度ゲーマー

装備:ローブ(魔鋼糸) 世界樹の杖  

スキル

Exスキル【ゲーム魔法】

ユニークスキル【真実の魔眼】

 【剣術/Eランク】【投擲術/Eランク】

魔法スキル

 【火魔術/Dランク】【水魔術/Dランク】【光魔術/Dランク】

――――――――――――


 ミコトもなかなかのステータスだ。転移してきた者たちはどういうわけか、ある程度スキルやステータスを選べることが出来たようだ。ミコト曰く〝キャラメイク”と呼んでいるらしい。こちらに転移する前、空白の空間に紛れ込み、ゲーム画面のようなものが現れたそうだ。すでに、そこには他の3人もいて画面をいじっていたという。

 それぞれの画面にはキャラクターポイントと言われる数字を持っていて、それを消費してキャラを強化する。最初は本当にゲームと勘違いしてキャラ作りを行なったそうだ。そこで選択したのが【ゲーム魔法】と【真実の魔眼】、そして余ったポイントはステータス上昇に使ったようだ。

 そういえば、クロ子も【真実の魔眼】を持ってたが、転生者だ。キャラメイクなんて話も聞いてない。どういうことなんだろう。


 そこで、さらに俺が剣術と投擲術、それから魔術を教え込んだのだ。それまでは、【ゲーム魔法】で何とかなっていたらしいのだが、消費MPが大きいらしい。


 ちなみに、【ゲーム魔法】というのは前世にやり込んでいたゲーム『ファンタジークエスト』の魔法を再現できるという特殊な魔法だそうだ。『ファンタジークエスト』とは、全20シリーズ出てた王道RPGゲームだったはずだ。俺もやったことあるが、その魔法って……最強の魔法は核爆発みたいな威力じゃなかったっけ?ミコトに聞くと全くMPが足らないからと、一番消費MPが少ない『呪術師』というジョブの補助魔法を主に使っているとのことだ。MPが伸びていけば強くなっていくんだろうな。

 

「ユウマ様、今日はこの辺りで野営しましょう。」

 テトが声をかけてくる。常に先頭にたって周囲の警戒をしてくれている。まぁ、俺が気配感知しているので魔物の心配はしていない。しかし、この辺りの森の危険は魔物だけでなく、もっとも危険なのは虫だ。噛まれたら高熱が出たり、麻痺したり、下手すると死に至る毒虫がウヨウヨといるらしい。それをいち早く察知し、処理してくれる。毒には強い俺だが、刺されたり噛まれないに越したことはない。そういう意味では、テトにはとても助けられている。


「ありがとう。あの虫は厄介だからな。テトがいてくれて良かった。」

 俺に声をかけられたテトは真っ赤になりながら、野営準備を始める。

「シャッシャッシャっ!!この色男めっ!!野営の最中にゴソゴソするのは止めてくれよっ!」

 うん、コウシン、すっごく下衆い。

「師匠!ゴソゴソって何のことですよ?」

「お子様は知らんでいい!お前もテトとクシルを手伝うんですよっ!!!」

 あ、ヤベ、ミコトの口癖が移った……


 見ると、クシルが黙々と薪の準備をしている。そこにミコトはドヤ顔で火魔術で薪を燃やして手伝っている。俺も何か手伝うか。【糸使い】のスキルで周囲の木々に糸を張っていく。そして、荒く織った薄布をかぶせていく。簡易の蚊帳の出来上がりだ。これで毒虫が入って来るのが防げるだろう。最初、コウシンたちは不思議そうに見ていたが、蚊帳の説明をすると喜んでくれた。うんうん、良かった良かった。



 その日の夜は何事もなく過ぎていくかに思えた。しかし、深夜、地響きとともに、轟々と腹に響いて来る音が突如鳴りだした。俺たちは慌てて周囲を確認する。すると、森の深部の方の空が赤く照らされている。何かが焦げたような臭い、恐らく森が燃えているのだろう。


「これは……ヴァ―スのある方角だっ!ユウマっ!荷物をまとめてヴァ―スに向かうぞっ!あの地響き……ただ事じゃねぇぞっ!!」

 コウシンがいち早く反応していた。それに続くようにクシル、テトが荷物をすでにまとめていた。しかし、俺はようやく立ち上がり、周囲を確認できた程度、ミコトに至ってはまだ寝ぼけている。


 俺はインベントリで外に出していた毛布や荷物を一気に収納し、黒牛鳥のマントを纏う。コウシンたちは呆気にとられていたが、俺の準備は万端だ。


「ミコトっ!起きろっ!今すぐ出発する。グズグズしてると置いていくぞっ!」

「ま、待ってくださいですよっ!!今、準備しますですよっ!!」

 ミコトもようやく立ちあがり、ただ事ではない雰囲気に気付いたようだ。


「よし!ユウマたちも準備できたようだな。俺たち獣人は暗闇でも大丈夫だが、お前たちは違うだろう?俺、クシル、テトが先行するからユウマたちは後からついてこいっ!!」

 コウシンたちはそう言うが早いが空が赤く染まった方角にものすごい勢いで駆け出して行った。俺も、追いかけようとして、ミコトを見る……さすがに獣人たちのスピードについて来るのは酷だろう。俺はミコトを背負う。


「だ、大丈夫ですよ!師匠、僕も走れるですよ!」

「うるさいっ!黙って背負られろっ!」

「は、はいっ!!」

 ここでもたつくわけにはいかないので、強引に背負うと、ミコトも素直に俺の肩をギュッとしがみ付いてきた。

「よしっ!ミコト、落ちないようにしっかり捕まっておけよっ!!」

「は、はひぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーー………」

 ミコトの返事を待たずに走り出し、コウシンたちを追いかけていく。10秒ほど走るとテトの後ろ姿が見えて来た。俺たちを待って少しスピードを抑えてくれていたのだろう。獣人の脚力と目は深夜の森であっても、問題なく駆けることができるようだ。


「テト……待たせたな。コウシンたちは、先か?」

「はい。でも、ユウマ様、速いですね。獣人の走り方とも違う……でも、とっても速い。」

 俺とテトは並走しながら会話していた。しかし、獣人の走り方は超前傾姿勢で腕で時折、地面を掻いている。なので、俺を見上げるようにテトは俺の走り方を眺めていた。俺は普通に腕を振り上体を上げて走っている。マラソンランナーのような走り方だ。この世界に来て、全力で走ったことはなかったが、まだまだスピードが出せそうだ。今の状態でも、前世で全力でこぐ自転車よりも速いスピードが出ている。それに疲れも感じない。しいていうなら、背負っているミコトが時折、苦しそうにモゾモゾ動いていることくらいだろうか。


「このままコウシンたちに追いつくぞ。テト、スピードを上げても構わないか?」

「ああ。大丈夫だ。ユウマは先に行くといい。私は後ろからついていく。」

 俺は頷くと、踏み切る足にグッと力を入れ、加速した。先ほどの走りがジョギング程度なら今度はスプリンターの如く、地面を蹴り込む。

「なっ!?」

 後ろからテトの声が聞こえた気がしたが、今は、コウシンたちに追いつくことを考えよう。さらに10秒ほど走るとコウシンとクシルの背中が見えた。俺は、一気に2人に並んだ。


「待たせたな。あとどれくらいでヴァ―スに着くんだ?」

「おぉ、ユウマか。もう追いつかれたか。ま、このペースだと15分もせん内にヴァ―スにつくだろう。歩いてたら5時間はかかった距離だったがな。」

 恐らく、今で時速80kmほどはでているのだろう。移動手段として馬より走るほうが早いって、少し寂しくなるよな……。それにミコトを背負っているからまだまだ全力で走っていない。


「コウシン、あの地響きは何だったんだ?心当たりはないのか?」

「うむ……あるにはある。が、それを口に出すのは嫌だな。最悪の事態ってことだ。口に出すと現実になっちまいそうだからよ。」

 しばらく走るとテトも追いついてきた。やはり【身体強化】というスキルの恩恵なのか、3人の獣人は息一つ切らせていない。

「ユウマ様、すごい加速力だ。足には自信があったが、たぶん負けてる。」

 テトは俺の走りが気になるらしい。そんな話をしていると、ふたたび轟音が響く。


 Guooooooooooooooooon!!!


 Gyuoooooooooooooooon!!!


 空気がビリビリと震えているようだ。さらに、追い打ちをかけるように地響きが唸る。俺たちは足を取られながらも、何とか体勢を崩さず走ることができた。


「族長、見えた……」

 クシルが言葉少なにコウシンへ声をかける。


 前方を見ると、森が開けていた。ジャングルのような木は無くなり、草原と白い岩がむき出しの大地が広がっている。そして、中央には集落のような建物群も見える。たしか地理の時間で習ったカルスト地形を思い浮かべればそれに近いだろう。しかし、決定的に違うのは草原が火に包まれ、至る所に高々と火柱が上がっている事だ。そして、その草原の中央に巨大なトカゲが陣取っているのだ。


 なんじゃありゃっ!!! 看破!!


 クソっ!反応がない。完全看破だっ!!


――――――――――――――――


名前/暴竜ソウルイーター

ランク/モンスターランクS

HP 8000/8000

MP 1000/1000

腕力    3400

体力    3000

敏捷度    220

器用度    200

知力     150

精神力   1200


解説:ガラハド大森林帯の深奥部に住む竜王。破壊の衝動によって見るもの全てを破壊しつくす。以前は竜をガラハド大森林帯の竜を統べる王であった。

称号:ガラハドの王 翼を失いし竜 邪仙へ堕ちる竜

-スキル【トキシックブレス】、【竜魔法】、【金剛不壊】【読心法】


――――――――――――――


 とんでもない化け物だ。だが、俺の方がステータスが上だ。あれが襲い掛かって来たとしても問題はないだろう。しかし、ソウルイーターに1人の人影が目の前に立ちふさがって、何かを言っているようだ。


 ダメだ。ここからじゃ聞き取れない。このままじゃ、あの人、潰されてしまうぞっ!!


「ラスタバンっ!!!」

 クシルが絶叫したかと思うと、飛び出していく。弾丸のようなスピードでソウルイーターに向かっていった。俺もクシルの後に続いた。どうやらあの人影はクシルの知り合いのようだ。


 近づくにつれて、ソウルイーターの巨大さが解って来た。5mほどの高さに首をもたげ、全長は15mほど、白い鱗に包まれているのだろうが、炎により赤く染まっている。口には凶悪な牙が並んでおり、後ろに向かってねじくれた角が幾本も伸びていた。


 ソウルイーターは巨大なその尻尾で目の前に立ちふさがった人影を横薙ぎに払った。それとほぼ同時にクシルはソウルイーターの首元に体ごと突っ込んでいった。


 辺りは凄まじい衝突音が鳴り響いた。そして、朦々と砂煙が辺りを覆っていく。


 そして、再びソウルイーターの咆哮が辺りを包んでいった。


最後まで読んでくださってありがとうございました。

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