雷帝の山
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翌朝、トーヤはチェフの店へと向かった。
「...来たな、クソガキ」
「あぁ。来てやったぞ」
「ほら、今日も徹夜で作ってやったぞ」
チェフはテーブルの上にある袋を指差した。
「おう、じゃあこれ一個は報酬ということで置いてくぞ」
「いや、この前の一個で十分だ。てかな、これ一個でかなりの額だぞ。俺の仕事料は高いがまだ足りてねーんだよ」
「そうなのか?別にかまわんが」
「俺だって職人の端くれだ。ちゃんとした料金で仕事してーんだよ。だからよ...またこいよ」
「おう。てか、おっさんがこれを作ってる時点で料金的には問題ないだろ」
「仕事料金は一律なんだよ」
「そうか、じゃあ、俺は行くわ」
「おう!またこいよ!」
チェフの呼び掛けにトーヤは右手をヒラヒラと挙げて返した。
トーヤ、セイナ、ゴーキな三人はギルドで王都までの道を聞くことにした。
「王都まで行くには、『雷帝の山』を越えなければなりません。大丈夫ですか?」
「雷帝の山?なんだ、それは」
「雷帝が住んでいると言われている山です」
「その、雷帝って誰ですか?」
セイナは当然の疑問をぶつけた。
「魔道師はタイプが分かれます。タイプは、炎、水、雷、風、土、になります。これら以外にも、光や闇などありますが、こちらはごく少数といいますか、ほとんどいません。なので最初に挙げた五つのタイプの頂点に立つ魔道師には『帝』の文字がつくのです」
「へぇ、じゃあ、雷の頂点がいるのか?」
「あくまで噂程度でしかありませんが、そういう風にきいております」
「あいよ、で?方角は?」
「ここから東に真っ直ぐいくと関所があります。そこにこの手紙を渡すと通れます。そこからは道なりに進んでください。すると『雷帝の山』があります。山を越えたらすぐに王都につきます」
「あ、山賊が出るとか聞いたが、本当か?」
「はい。ですが、今のところ商人しか襲われてません。なので冒険者である皆さんは大丈夫かと」
「ふむ、ゴーキ、食料は足りそうか?」
「...そういやみてねーんだったな。まぁ問題ないはずだ。かなり買ったからな」
「おし、じゃあ、行くか」
「はい!」
「おう!」
「では、お気をつけて」
そして三人はギルドを出た。
「まずは、関所だな」
「はい。東に真っ直ぐでしたよね」
「あぁ。あ、距離とか聞いてねーや」
「気にしなくてもいいんじゃね?たぶん大丈夫だろ」
「食料足りなくなったらゴーキのせいだからな」
「そうですね。ゴーキさんのせいですね」
「お前ら...ひどくねぇか?」
「「全然」」
「ハモらんでくれや...」
三人は会話を楽しみながら関所へと向かった。
次は月曜かな!?




