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運に極振りしたら大変なことになりました  作者:
第二章~王都フレイ~
30/42

雷帝の山

祝!ユニーク一万突破!


ありがとうございます!


これからもよろしくお願いいたします!

 翌朝、トーヤはチェフの店へと向かった。


「...来たな、クソガキ」

「あぁ。来てやったぞ」

「ほら、今日も徹夜で作ってやったぞ」


 チェフはテーブルの上にある袋を指差した。


「おう、じゃあこれ一個は報酬ということで置いてくぞ」

「いや、この前の一個で十分だ。てかな、これ一個でかなりの額だぞ。俺の仕事料は高いがまだ足りてねーんだよ」

「そうなのか?別にかまわんが」

「俺だって職人の端くれだ。ちゃんとした料金で仕事してーんだよ。だからよ...またこいよ」

「おう。てか、おっさんがこれを作ってる時点で料金的には問題ないだろ」

「仕事料金は一律なんだよ」

「そうか、じゃあ、俺は行くわ」

「おう!またこいよ!」


 チェフの呼び掛けにトーヤは右手をヒラヒラと挙げて返した。




 トーヤ、セイナ、ゴーキな三人はギルドで王都までの道を聞くことにした。


「王都まで行くには、『雷帝の山』を越えなければなりません。大丈夫ですか?」

「雷帝の山?なんだ、それは」

「雷帝が住んでいると言われている山です」

「その、雷帝って誰ですか?」


 セイナは当然の疑問をぶつけた。


魔道師マジシャンはタイプが分かれます。タイプは、炎、水、雷、風、土、になります。これら以外にも、光や闇などありますが、こちらはごく少数といいますか、ほとんどいません。なので最初に挙げた五つのタイプの頂点に立つ魔道師には『帝』の文字がつくのです」

「へぇ、じゃあ、雷の頂点がいるのか?」

「あくまで噂程度でしかありませんが、そういう風にきいております」

「あいよ、で?方角は?」

「ここから東に真っ直ぐいくと関所があります。そこにこの手紙を渡すと通れます。そこからは道なりに進んでください。すると『雷帝の山』があります。山を越えたらすぐに王都につきます」

「あ、山賊が出るとか聞いたが、本当か?」

「はい。ですが、今のところ商人しか襲われてません。なので冒険者である皆さんは大丈夫かと」

「ふむ、ゴーキ、食料は足りそうか?」

「...そういやみてねーんだったな。まぁ問題ないはずだ。かなり買ったからな」

「おし、じゃあ、行くか」

「はい!」

「おう!」

「では、お気をつけて」


 そして三人はギルドを出た。


「まずは、関所だな」

「はい。東に真っ直ぐでしたよね」

「あぁ。あ、距離とか聞いてねーや」

「気にしなくてもいいんじゃね?たぶん大丈夫だろ」

「食料足りなくなったらゴーキのせいだからな」

「そうですね。ゴーキさんのせいですね」

「お前ら...ひどくねぇか?」

「「全然」」

「ハモらんでくれや...」


 三人は会話を楽しみながら関所へと向かった。

次は月曜かな!?

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