ゴーキの行方
「......変な夢だったな」
まだ外は暗い時間、トーヤは目をさました。
「新しい固有スキル......まじであるな......てことは夢じゃなかったのか?いや、一応夢だったな。あのガキも言ってたし」
そしてトーヤは再び目を閉じ眠り始めた。
(ゴーキはなんとかしないとヤバイよな。あのガキになにされるかわかったもんじゃない。てか、この『魔力弾』って、なんだ?)
《魔力弾:込める魔力の量によって威力が変わる》
(なんか、そのまんまだな...でも『スキル融合』を使えばおもしろそうだな......)
トーヤの意識はどんどん闇へと引きずりこまれていった。
昼前に起きたトーヤはセイナと話したいた。
「トーヤさん。ゴーキさんのことですがーーー」
「あぁ、そのことだが、あいつを仲間に引き入れるぞ。早くしないとあいつはどっかにいくかもしれんからな。探しに行くぞ」
「え?トーヤさん?昨日まであんなに反対したいたのに...どうしたんですか?」
「色々とな、このままじゃあいつは一生一人だからな。そんなのはさすがに可哀想だろ」
「はい...そうですけどなんで一生一人なんて言えるんですか」
「気にするな、行くぞ」
二人はゴーキを探すためにひとまずギルドへと向かった。
「なぁ、全身黒ずくめのGみたいなやつ、知らないか?」
「はい、その人でしたら今朝『薬草採取』の依頼をうけてます。夕方にはかえってくるでしょう」
「そうか、ちなみに場所はどこだ?」
「西の森ですね」
「そうか、助かったよ」
受付嬢に聞いたところ依頼を受けたことがわかった。
「ゴーキは夕方に帰ってくるらしい。それまで待つか」
「はい、でも一人で大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だろ。無駄に速いからな、あいつ。いざとなれば追いかけてきた魔物を誰かに擦り付けるだろ」
「トーヤさん...さすがにそれは...」
時は流れ、夜をむかえた。
しかし、ゴーキが帰ってきていない。
「おかしいな。帰ってこないな」
「なにかあったんですかね」
「あいつはスライムが相手でも時間がかかるからな」
そして隣のテーブルから似たような会話が聞こえてきた。
「あのやろう、たかだか『スライムの討伐』にどんだけ時間かけてんだよ。夢中になって狩ってんのか?」
「そうね、でも時間は守るやつじゃない」
「そうだよな、なにかあったのかもしれないな
バンッ!
そしてギルドの扉が勢いよく開けられた。
「大変だ!西の森にゴブリンロードの大群がいる!」
次回は土曜ですかね?




