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運に極振りしたら大変なことになりました  作者:
第一章~異世界の日常~
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ゴーキの行方

「......変な夢だったな」


 まだ外は暗い時間、トーヤは目をさました。


「新しい固有スキル......まじであるな......てことは夢じゃなかったのか?いや、一応夢だったな。あのガキも言ってたし」


 そしてトーヤは再び目を閉じ眠り始めた。


(ゴーキはなんとかしないとヤバイよな。あのガキになにされるかわかったもんじゃない。てか、この『魔力弾』って、なんだ?)



《魔力弾:込める魔力の量によって威力が変わる》



(なんか、そのまんまだな...でも『スキル融合』を使えばおもしろそうだな......)


 トーヤの意識はどんどん闇へと引きずりこまれていった。






 昼前に起きたトーヤはセイナと話したいた。


「トーヤさん。ゴーキさんのことですがーーー」

「あぁ、そのことだが、あいつを仲間に引き入れるぞ。早くしないとあいつはどっかにいくかもしれんからな。探しに行くぞ」

「え?トーヤさん?昨日まであんなに反対したいたのに...どうしたんですか?」

「色々とな、このままじゃあいつは一生一人だからな。そんなのはさすがに可哀想だろ」

「はい...そうですけどなんで一生一人なんて言えるんですか」

「気にするな、行くぞ」


 二人はゴーキを探すためにひとまずギルドへと向かった。


「なぁ、全身黒ずくめのGみたいなやつ、知らないか?」

「はい、その人でしたら今朝『薬草採取』の依頼をうけてます。夕方にはかえってくるでしょう」

「そうか、ちなみに場所はどこだ?」

「西の森ですね」

「そうか、助かったよ」


 受付嬢に聞いたところ依頼を受けたことがわかった。


「ゴーキは夕方に帰ってくるらしい。それまで待つか」

「はい、でも一人で大丈夫でしょうか?」

「大丈夫だろ。無駄に速いからな、あいつ。いざとなれば追いかけてきた魔物を誰かに擦り付けるだろ」

「トーヤさん...さすがにそれは...」






 時は流れ、夜をむかえた。

 しかし、ゴーキが帰ってきていない。


「おかしいな。帰ってこないな」

「なにかあったんですかね」

「あいつはスライムが相手でも時間がかかるからな」


 そして隣のテーブルから似たような会話が聞こえてきた。


「あのやろう、たかだか『スライムの討伐』にどんだけ時間かけてんだよ。夢中になって狩ってんのか?」

「そうね、でも時間は守るやつじゃない」

「そうだよな、なにかあったのかもしれないな


 バンッ!

 そしてギルドの扉が勢いよく開けられた。


「大変だ!西の森にゴブリンロードの大群がいる!」

次回は土曜ですかね?

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