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運に極振りしたら大変なことになりました  作者:
第一章~異世界の日常~
17/42

連携?

すみません、無理でした

 三人は西の森にたどり着いた。

 トーヤは怠そうな顔、セイナは疲れきった顔、ゴーキは所々汚れた顔だった。


「あー、無駄に疲れた。さっさと終わらせて帰ろう」

「そうですね。早く終わらせましょう」

「......お前らまだ10代だろ。少しは年長者を敬う気持ちがないとーーー」

「「ゴーキさん、どうしますか?」」

「......俺が悪かった。セイナはともかく、トーヤ、お前は敬語を使うな。気持ち悪い」

「嫌だなぁ、そんなこと言わないでくださいよ」

「セイナ!お前もトーヤになんか言ってくれ!」

「無理ですね」

「なにか変な所がありますか?」

「トーヤ!マジで悪かった!この通りだ!」


 ゴーキは腰を90度曲げ、頭を深々と下げる。


「足りないっすね」

「は?」

「謝るなら、もう少し下じゃないっすか?」


 若干口調の変わったトーヤは、地面方に目線を向ける。


「......いや、もういいわ。諦める」

「ちっ、おもしろくねー」

「まぁ、まぁ。もういいじゃないですか。とりあえず依頼をやりましょうよ」

「そうだな。一応確認するぞ。ゴーキ、お前は壁だ。いいな」

「あぁ。てか、それしかできねーし」

「その後ろで俺が狙撃、その近くでセイナは待機。戦闘終了時に、怪我をしてるやつがいたら回復だ。いいな?」

「はい。大丈夫です!」

「まぁ、安心しろ。ゴーキは怪我しねーし、そのゴーキが壁をやる以上俺たちは怪我をしない」

「私仕事ないんですか?」

「基本的には、な」

「うぅ」

「よし!行くぞ!」

「お前が仕切るな!」


 バンッ!

 トーヤがハンドガンで放った弾はゴーキの頬を掠める。


「次は当てる」

「そんなこと言って本当は当たらないんじゃーーー」


 バンッ!

 トーヤがハンドガンで放った弾は先程とまったく同じ所に掠めた。


「さて、どうする?そこの頬の肉を1mmずつ削ってやろうか?」

「...すまん」


 ガサガサッ!

 スライムが現れた!


「よしっ!俺が動きを止めーーー」


 バンッ!

 トーヤの放った弾はキレイな放物線を描き、スライムに命中し、消滅する。


「おい、壁、終わったぞ。仕事しろよな」

「......」


 そして三時間後、スライム22体、ゴブリン12体、ホーク3体を倒すも、全てトーヤの先制による一撃だった。


「なぁトーヤ。これって連携の練習じゃなかったのか?」

「なにを言っている。お前の審査だろうが」

「...で、結果は?」

「分からんのか?」

「勿論ごうかーーー」

「アウトだ。お前、仕事しなさすぎだ」

「その仕事をお前がさせねーんじゃねーか!」


 トーヤはレベル9に、セイナはレベル7になった。

次は明日!

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