表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
脳心儀  作者: 八島秦
30/38

第二十八話 千年蠱惑、真相暴かれ 四方梟雄、干戈を交えて動き出す

【前書き】


 千年に渡り偽りの仏が世を欺き、一夜にして虚構が砕け散る。

 知らぬまま操られ、駒となる者。

 冷徹に布陣し、天下の騒乱を傍観する者。

 龍脈は北へと伸び、梟雄は港に迫り、古き魂が目覚め、陰謀は幾重にも積み重なる。

 陰陽の均衡が崩れたこの乱世、ついに終章の幕が上がる。


 桂林、深山に佇む一登古寺。

 千年を経た古木が空高く茂り、山霧が一日中晴れることなく寺を包む。回廊に吊るされた銅鈴が山風に揺れ、遠く物悲しい音を響かせる。まるで二千年もの間、日の目を見ず埋もれ続けた血塗られた秘史を語り継いでいるかのように。


 秦陌は古いイチョウの巨木の下に佇む。一登大師から、離志遠の真の正体と、かつて相打ちとなった封印の過去を聞き終え、長きにわたりその場に立ち尽くし、心を激しく揺さぶられていた。


 人々が代々慈悲深き高僧と崇める「離隠大師」の正体が、千年にわたり世に禍をもたらし、殺戮を好み、秦始皇帝陵の龍脈を虎視眈々と狙う最悪の魔頭だったなど、彼は微塵も想像していなかった。


 さらに胸を激しくかき乱すのは、驚くべき血脈の繋がりだ。

 一登大師こそ、秦氏分家の末裔だったのだ。


 二千年の間、凶悪な魂を押さえ続け、秦氏の血脈を守り、あらゆる闇と罪を一身に背負ってきた。名を世に知られることなく、表立つこともなく、この封印の地を一人で守り、魔頭の復活による災厄から世間を護り続けてきた。


 秦陌の胸は激しく上下し、掌に宿る逆龍印が仄かに熱を帯びる。驚愕、悲しみ、混乱、悟り……ありとあらゆる感情が胸の内で渦巻く。


 彼はゆっくりと顔を上げ、半空に浮かぶ透明な残像を見つめ、掠れた声で心に引っ掛かる最大の謎を問いただす。


「大師。

 離志遠がこれほど凶悪な悪魔で、主魂がこの古イチョウの木に永久に封じられているのなら、月化娘はどうなのですか。

 なぜ彼女は執拗に私、秦氏の血脈を狙うのです?」


 玄界に足を踏み入れ、幾多の計略と裏切りを経験してきた秦陌にとって、これがずっと心に引っ掛かり、解せない最大の疑問だった。


 月化娘は並外れた玄力を身に宿し、一派の勢力を率い、陰陽の情勢と深く結びついているにもかかわらず、幾度となく秦陌を標的に、秦氏の血脈に不利益をもたらす行動を繰り返してきた。


 秦陌は彼女が生まれながらに悪意に満ちた人間だとは到底思えず、何か隠された事情があると確信していた。


 今まさに真相が明かされようとしている今、彼は一刻も早く答えを求めていた。


 半空に漂う一登大師の残像が柔らかくため息をつく。その一息には、二千年分の無念と世の移り変わりが詰まっていた。


「子よ。

 彼女は本心からお前を害そうなど思っていない。

 彼女はただ、古イチョウの木に閉じ込められた離志遠の残魂と千年の執念に遠隔で引き寄せられ、密かに利用されているに過ぎない」


 その一言が、靄を晴らす清風のように、秦陌の抱えていた迷いを一気に払拭する。


 秦陌の瞳が微かに震え、心は激しく衝撃を受ける。


 一登大師は重く遠い声で話し続け、千年に渡る秘められた事実を語り聞かせる。


「離志遠は私が自身の残魂を鎖として捧げ、この万年イチョウの幹に永久に封じた。主魂は木の外に一歩も出られず、肉体はとうに塵と化した。だが彼は数百年天下を駆け巡り、秦氏の龍脈と始皇帝陵への執着があまりに深く、一身に宿した凶煞の気は二千年経った今も完全に消え去ることはなかった。


 この木は彼の牢獄であると同時に、力を蓄え残念を育む器でもある。木からは陰陽両界に浸透する凶悪な気が絶えず滲み出、風に乗って世のあらゆる地へ、海を越えて遠くまで漂っていく。


 月化娘は生まれながらに霊体が清らかで、心に強い執着を抱き、陰陽の均衡と皇陵の秘事に異常なこだわりを持っている。心の壁に細やかな隙間があるため、古き木魂から漏れ出す煞気に容易に染まり、知らぬ間に思考を誘導されてしまう。


 千年の間、離志遠は自ら古イチョウの外に出ることは叶わぬため、木から漏れる残念と陰煞を利用し遠隔で人を惑わし、世の動向をうかがい、自分のために働かせる駒を探し続けてきた。


 彼は月化娘の心に潜む執着、血脈の秩序への偏執、奥底に眠る不安と野望を見抜いた。

 そして千山万水を隔てながら、木に宿る残魂の力で密かに彼女を惑わせ、判断を歪め、心の疑念を増幅させた。


 お前が目にしたあらゆる敵対、計略、対立……すべて彼女の本心ではない。

 古イチョウの枯れ木に二千年も閉じ込められた魔頭の残念が、遠隔の煞気を通じて彼女を操り、彼女の手を借りて秦氏を妨害し、龍脈を狙っていたに過ぎない」


 真相がついに暴かれた。

 これまでの確執、誤解、敵対関係のすべてが雲散霧消する。


 月化娘は最初から最後まで、千年の魔頭の手の中にある、無念で哀れな駒に過ぎなかった。魔頭の本魂を封じているのは他の誰でもなく、かつて一登大師が命を懸けて作り上げたイチョウの牢籠だったのだ。


 秦陌は衝撃に包まれ、長らく胸に鬱積したわだかまりが解ける一方、底知れぬ焦りと不安が押し寄せる。


 彼は一歩前に踏み出し、慌てた口調で問う。


「では今はどうなっているのです!

 月化娘は香港の大浪湾一帯で活動しています!

 古イチョウの残魂は今も遠隔で彼女を惑わせ操り続けているというのなら、彼女はずっと危機に身を置き、思うがままにならない状態にあるのでは?

 大師、私たちは今すぐ香港に戻らねばなりません!

 イチョウの凶気が彼女に及ぶ繋がりを断ち切り、魔頭の操りから彼女を救わなければ!」


 焦りに駆られた秦陌は、ただ港街へ駆け戻り、千年の煞気による惑いを断ち切り、身動きの取れない月化娘を救い、千年に渡る因縁に決着をつけたい一心だった。


 だが次の瞬間、一登大師の声が一気に厳しくなり、一切の反論を許さぬ威厳と、すべてを見通した冷静さで彼の衝動を制した。


「いけない」


 たった二文字が、千钧の重みを持って響く。


 寺を取り巻く山風が一瞬止まり、山林全体の空気が一気に重く沈む。


 一登大師は深い眼差しで、今迫り来る最悪の情勢を語り出す。


「秦陌、よく聞け。

 今の香港はすでに人間地獄、乱世が空を覆っている。


 エジプト四盟が街中を占拠し、舌狩りの刺客が至る所で暗殺を繰り返し、血山舎の高手が市井に潜み、藤原一也はあと二日の航程で港に到着する。


 守霊司の百二十人の執事が天羅地網を張り巡らせ、米国の特務が観光客に偽装し潜入して内情を探っている。国外、国内のあらゆる暗勢力が一つの街に集結している。


 四方から殺気が迫り、百もの陰煞がうごめき、港街全体が混沌の煞気に包まれ、幾重もの殺意に封鎖されている。


 今お前が戻ったところで、人を救うどころか、自ら罠に飛び込むだけだ。


 お前の体内の逆龍血脈は覚醒したばかりで、基礎はまだ安定していない。掌の逆龍印は幾度の激戦を経て力が大幅に消耗し、気が浮ついて定まらない。


 今のお前では、香港に張り巡らされた幾重もの玄界殺局に耐えることは到底叶わない。


 もし複数勢力の混戦に巻き込まれ龍気を傷つけ、血脈を損なえば、お前自身の命が危うくなるだけでなく、秦氏が千年守り続けた最後の血脈が絶えてしまう」


 一語一句が真実で、胸に突き刺さる言葉だった。


 秦陌は拳を強く握り、心底焦りに駆られながらも、反論する術を持たない。


 大師の言葉に嘘はない。今の実力で無謀に港へ戻れば、各勢力が争奪する標的になるだけで、月化娘を救うどころか秦氏の血脈を途絶えさせる結果になると彼は理解していた。


 一登大師は彼を見つめ、今取れる唯一の活路、状況を打開する手段を示す。


「お前たちが今すべきことはただ一つ。


 即刻旅立ち、北上して北京へ向かえ。


 帝都の地脈は分厚く、万龍の気が都の中心に集まっている。城内には遠古の龍脈遺跡が存在し、天下で最も養生し息を調え、逆龍印を補強するのに適した聖地だ。


 北京で血脈の基礎を固め、濃厚な龍気を体内に満たし、逆龍印に欠けた力を完全に補ってこそ、お前は再び陰陽の盤の中心に立つだけの度胸を得られる。


 お前の実力が完成した時に初めて、古イチョウから漏れる凶煞を遮断し、千年の残魂による遠隔の惑いを断ち切り、身動きの取れない月化娘を救い、龍脈を狙う天下の梟雄たちに対抗し、秦氏が千年伝えてきた血脈を守る力を手にできる」


 乱世の中、自身の実力こそ、すべての救いと拠り所となる。


 秦陌は黙り込む。港街、凶気に惑わされた月化娘のことが心から気がかりだが、湧き上がる焦りを無理矢理抑え込む。


 北上し北京へ赴き、龍印を補強する。これが今取れる唯一の活路だ。


 時を同じくして、中土玄界の奥地、守霊司万古総壇。


 冷たい陰風が地面をなびかせ、濃厚な玄気が大殿の中で渦を巻いて流れる。総壇は年中、殺気に満ちた冷たい抑圧的な空気に包まれている。


 守霊司は華夏の地に千年間存在する最大かつ秘匿された地下玄門組織であり、勢力は複雑に張り巡らされ、門徒は九州各地に散らばる。玄界の暗黙のルールを密かに掌握し、陰陽両界の生殺与奪の権を握っており、民間や隠世の門派は誰も容易に逆らえない。


 だが今日、総壇の殺気は過去の何倍にも増していた。山々天地を押し潰すほどの絶頂の修練の気配が、高座からゆっくりと目覚め広がっていく。


 守霊司の歴代門主の中で最も陰険、残虐、手段に底がなく、目的のためならあらゆる手段を選ばず、仁義や情けなど一切通用しない伝説の梟雄——


 当代の大当家が、ついに自ら俗世に降り立ち、香港へ向かうことを決定した。


 歴代の守霊司門主は、常に総壇の奥殿に身を置き、裏から全てを采配し、俗世の複雑な乱世に自ら足を踏み入れることはなく、配下の執事たちに現場を任せてきた。


 だが今回、逆龍血脈、神器・脳心儀、複数の国外邪勢が同時に中土を乱し、絡み合う利益と玄界の構図があまりに巨大なため、千年で最も恐ろしい手段と頂点の修練を持つ門主は、祖の定めた規則を破り、自ら兵を率いて動く決断を下した。


 全身を隙間なく覆う無地の黒い長袍を身にまとい、背筋は真っ直ぐ孤高に伸びる。顔の大半は殿の天井から降り注ぐ陰に隠れ、全貌をうかがい知ることはできない。ただ縦に細く切れた瞳には、千年積もり積もった陰険な計略と、世の万物を駒や家畜としか見ない冷酷な無関心が宿っている。


 彼が修める武道と鎮煞玄功はすでに聖域を超越し、修練の深さは底知れぬ。一人で一方の邪祟を一掃するだけの力を持ち、守霊司開祖以来、実力が最も頂点に達し、手段が最も恐ろしい門主である。


 彼が長年総壇を鎮座しているからこそ、守霊司は中土随一の地下玄門勢力として安定し、数百年、どの門派や国外勢力もその地位を揺るがすことはできなかった。


 大当家は高台にゆっくり立ち上がる。平淡で重低音の声に、一切の抵抗を許さぬ絶対的な権威が宿り、広大な総壇の隅々まで響き渡る。


「我の諭令を伝えよ。

 門下から頂点クラスの精鋭中核弟子五十名を厳選し、装備を整え、私に従い自ら香港へ赴け。


 港街に到着後、事前に各地区に分かれ潜入し監視網を張った百二十人の執事と全員合流し、全員私の指揮下に統一せよ」


 一喝が響くと、守霊司総壇全体の玄気が天井まで沸き上がり、骨に刺すような煞気が四方に立ち込める。


 随行する五十名の精鋭は、千人に一人の戦闘の名手であり、無数の鎮煞・妖退治の激戦を潜り抜けてきた。全員心が冷徹無情で、手を下す時は残虐に容赦なく、門主の命令に絶対服従し、善悪や結果など問うことはない。


 香港に最速で到着し、到着後すぐ兵力を分散させ市内の状況を全面掌握するため、大当家は五十名の部隊を二つのルートに分け、同時に出発させる。


 一隊は陸路を進み、速馬で数省の国境を移り、昼夜休まず南方の臨海港湾へ直行する。

 もう一隊は水路を取り、専用の遠航玄舟に乗って海を疾行し、遠回りせず香港の埠頭に直行する。


 二つの軍勢は並行し、昼夜休むことなく全速で南へ進軍する。


 今回の守霊司は主力総動員で、これまでのように遠くからこっそりうかがい、隠れて様子を見るだけではない。


 中土一の恐ろしい地下巨獣が巣穴を出て、香港という濁った乱世の渦中に踏み込んだ。


 彼らの唯一の目標は明確だ。

 秦陌の体内に宿る逆龍血脈を奪取し、世に唯一無二の神器・脳心儀を手中に収める。


 あらゆる手段を尽くし、必ず手中に収める。


 画面が唐突に切り替わり、カメラは香港の山頂、山の頂を独占する豪奢な屋敷へ移る。


 室内は年中冷たい寒気に包まれ、広い黒いローブを身にまとった徐福が広間の上座に一人腰を下ろし、大きなガラス窓越しに香港全域の夜景、無数の灯りを静かに眺めていた。


 彼は天下のあらゆる盤を見通し、人々の心の奥底に潜む欲望と恐怖を看破し、千年に渡るすべての因縁のもつれを計算し尽くす。世の中のすべての動乱、各勢力の行方、天地を巡る陰陽の暗流、何一つ彼の万里に届く感知から逃れることはできない。


 その時、徐福はゆっくりと目を上げる。底知れぬ深い瞳が万里の夜景、幾重のビルと山海の障壁を貫き、香港・大浪湾の方向をしっかり捉える。


 その瞬間、彼の眉が微かに上がり、眼底に濃厚で興味深い色が過ぎる。


 大浪湾一帯の地脈の奥底から、桂林の古イチョウから千里を渡って漂ってきた、二千年も沈み、現世のどの玄者の魂をも圧倒する膨大な遠古の魂の波動がゆっくりと脈打ち覚醒し、濃厚な凶悪の気が一波また一波と外へ広がり揺れていた。


 この気配は古く世移り変わり、凶煞に満ち、その規模は際限なく巨大で、現世のどんな玄界高手にも生み出せるものではない。桂林の万年イチョウの枯れ木に二千年閉じ込められた魔頭——離志遠の残魂本体から漏れ出した気息に他ならない。


 徐福は柔らかく口を開く。低く儚い声に、衆生を俯瞰する無関心と面白がる色が混ざる。


「なるほど……桂林の古イチョウの封印が揺らぎ、木に二千年閉じ込められた古い凶魂の残念が重洋を渡り、大浪湾の地脈の奥底で蠢き始めているのか」


 彼は続けて右手を軽く上げ、簡潔な指示を下す。


「門下最精鋭の魂操使徒十名を派遣せよ。

 即刻大浪湾一帯へ赴き潜伏せよ。


 行方を完全に隠し、相手に気取られぬように。遠古の凶魂の残念が放つ気息の波動、覚醒のリズム、宿す力の段階をすべて密かに探り記録し、詳細な情報を遅滞なく報告せよ」


 この十名の最上級魂操者は、徐福門下で魂の探知・束縛・操縦、さらにはあらゆる魂を飲み込むための最強特殊戦力だ。一人で百もの陰魂を鎮圧する実力を持ち、霊気や古魂の波動に対する感知が極めて鋭く、行動は音もなく隠密だ。


 指示が下されると、屋敷の暗い隅から十筋の細い黒い影がそっと身を屈めて退席し、瞬く間に屋外の濃い闇に溶け、二手に分かれ大浪湾沿岸へ潜り込んでいく。


 広大な豪華な広間は、影が去ると再び静けさに包まれる。


 徐福はゆっくりと視線を落とし、空中で静かに回転し淡い異彩を放つ脳心儀に目を向ける。


 器具の奥底には、遠古の霸王の残魂が一筋静かに眠り、長き沈黙を保ち微動もしない。


 徐福の口角に、極めて陰寒で深く測り知れない、すべてを掌握する野望に満ちた冷たい笑みがゆっくりと浮かぶ。


 彼は少し身を乗り出し、一字一句、広間に響く妖しく不穏な口調で、脳心儀の中に眠る遠古霸王の残魂に語りかける。


「長き眠りについた遠古の霸王よ。

 お前には間もなく、同格の遠古の凶魂が訪れ、伴侶となるだろう」


 冷たく細やかな笑い声が広間を巡り、いつまでも消えず漂い続ける。


 千年の盤は幾重にも重なり、古い魂は枯れ木に閉じ、残念は海を渡りさすらう。香港の地脈の奥底には新たな嵐が醸成されつつある。


 世のあらゆる勢力が奔走し殺し合い、計略を巡らせているが、そのすべては徐福が一手に仕組んだ獲物に過ぎない。


 次回予告(本章伏線まとめ)


 離志遠の主魂は桂林の古イチョウに封じられ、残念だけで遠隔から月化娘を惑わしており、二人は真の敵同士ではなかった。香港は今や危機に満ち、秦陌は帝都の龍気で逆龍印を強化するため北上北京するしかない。それと同時に、守霊司史上最も陰険で強大な大当家が五十名の精鋭を率い、水陸二手に分かれ香港へ進軍し百二十人の執事と合流する。徐福も大浪湾から漂う古凶魂の気息を感知し、十名の魂操使徒を派遣し密かに偵察させる。脳心儀に眠る遠古霸王の残魂には、同格の離志遠の残念が迫りつつあり、各勢力が一斉に動き千年の封印が揺らぎ、陰陽両界を巻き込む壮大な乱世の幕がついに開ける。


 第二十八話 了

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ