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ペンペンが約束していた場所にたどり着くとアコが待っていました。
「もう来ていたの?」
「うん、早めに来ちゃった」
「今日はどこに行こう?」
「あっちの方に行ってみない?」
「うん、行ってみよう♪」
アコがあっちと方向を示した方には、何が待っているのかまったく分かりません。
それはアコも同じでした。このあたりのペンギン達もアシカたちも知らない方向だから当然です。歩くスピードが全く違い、アコはしばらく歩いてからペンペンに早すぎた事を知りました。
アコには平気な大きさの段差も、ペンペンにとっては大きくて上るに苦労します。苦労しているとアコが助けてくれました。
昨日は、しばらく見知らぬ景色を見ていたらだんだん心細くなってきていたのに、今日はなんだかとても楽しくて時間が過ぎていくのが早く感じています。
「楽しいね」
「そうだね」
ただ見知らぬ土地を歩いているだけ。途中のデコボコも、自分たちの住む場所では見慣れた景色の一つです。違うのは、隣に同じ事を楽しむ仲間がいるという事です。
突然、氷に穴が現れました。
「あ!…危ない」
落ちる前に、気がついたペンペンの足は何か白くてモコモコしたものを踏みました。
「「?」」
よく見てみると、小さく白くて丸い耳が見えています。アコは穴に入り、下からその生き物を押してあげました。穴から出た北極熊は「ありがとう」とお礼を言いました。
「どうして落ちちゃったの?」
「食べ物の事を考えていたら、落ちていたの」
びしょぬれの北極熊は、この近くに住んでいると言いました。このあたりは、北極熊達が住んでいる場所のようです。
もう日が傾きはじめていました。
「僕たちはもう帰るね」
「また会える?」
「うん、また明日くるね。名前は?」
「僕、シロ
「シロ、よろしくね♪」
「うん、よろしく」
シロとまた明日合う約束をして、アコとペンペンはもときた道を戻ります。
家に帰宅すると、ペンペンは今日の出来事をママに話しました。ペンペンのママは微笑みを浮かべてペンペンの話を聞きました。
夜、眠りにつく前に同じ楽しむ仲間が居るという事は、こんなに違うものなのだという事を知り、ペンペンは笑みを浮かべて眠りました。




