↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
源恵里の軌跡譚  作者: 七星創羅
~第1章~ 始まりの瞬間(とき)
PR
2/3

第二話「黒い残党から逃げる」

「え? 残党?」

「あっ……えっと」

「何か隠してない?」


里奈は口ごもる。同時に、ドアを強くノックする音が聞こえた。


ドンドンドン!


「おい、いるのは分かってんだ。出てこい『源恵里』!」

「!?」

(なぜ居場所がばれた? 誰か情報を漏らしたのか、それとも……。)

「な、何で私の名前を知ってるの?」

「ねえ、里奈。あの黒い人たちは誰? 何で私のことを知ってるの?」

「……。」

「教えて!」


恵里の大きな声に、里奈は驚いた。


里奈は事情を話そうかと迷っていた。その間も、ドアをノックする音は部屋中に響き渡っていた。


しばらくして、里奈が口を開いた。


「……話せば長くなるので、詳しいことは後で説明します。ですが、簡潔に説明します」


里奈は恵里の方を振り向いた。


「あの連中は、確実に貴女のことを狙っています」

「え……。私を?」

「はい」

「何が目的なの?」

「それは分かりません。恵里さんの命という可能性もあれば、そうではない可能性もあります」

「そ、そんな……」

「なので」


里奈は一歩踏み出した。


「これから、私が案内する場所へ逃げてください」

「え? 逃げるって、里奈はどうするの?」

「あの連中と戦います」

「え! 戦うの?」


「そうしなければ、貴女の命が危ない」

「いやだよ……。里奈も一緒に逃げよう」

「それはできません」

「なんで!」

「私は、どんな状況だろうと貴女を守ると約束しましたから」


里奈は恵里を見つめた。その目からは、「これだけは譲れない」という気持ちが伝わってくる。


(約束に覚えはないけど、里奈の気持ちは本物だ)

「……分かった。けど、絶対に生きて。死ぬのは許さないから!」

「っ! はい!」


二人は玄関まで走った。


玄関にたどり着くと、里奈は玄関横にある倉庫のドアを開けた。そして、倉庫内の床に置かれていた物をどかすと、隠し通路が現れた。


「これは?」

「隠し通路です。何かあったときのために作っておきました」

「これはどこに繋がっているの?」

「この家の裏側に繋がっています。ここから出たらすぐに裏口があるので、そこから逃げてください」

恵里「分かった。ありがとう」


そして、恵里は隠し通路へと入っていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。