3.自室探索
第3話です
1
ハムレットルームでは、小山春樹が部屋にいました
春樹はベッドの上に座っていて、辺りを見渡していました
小さなテーブルの上に、デンマークの古城の模型が置いてあった
窓があったのだが、外では嵐が来たらしく窓から光が入っては、ゴロゴロ鳴り響いていた
壁には、本物のヨーロッパの剣が飾ってありました
しかし、春樹は、支配人の名前を忘れてしまったのでした
スマホを見たけど圏外であった
春樹は、思い出そうとしていました
「支配人の名前は、ゴーメンだったけ?殺人鬼だっけ?ゴミカスだっけ?道化だっけ?ばーかだっけ?いや桜ちゃんに違いない…いや違うかも…」と必死に思い出そうとしていました
でも、不安に不安が重なり、さらには雷鳴も重なり胸騒ぎが胸苦しく感じ始めたので、持参している水と精神安定剤15粒を飲みました
飲んだあとはスッキリした春樹
春樹は、喉が乾いたのでキッチンへと向かいました
2
青山霞はオフィーリアルームにいました
部屋の扉から見て右側にはベッド、左側には棚と壁にかけられたオフィーリアというミレーの絵が飾られていた
川に沈んでいく瞬間のオフィーリアを描いたとされている絵画だった
霞は、絵は好きなほうでしたから知っていました
そして、部屋の奥には、窓があり雷鳴が聞こえると共に雷光がカメラのフラッシュのように光った
そのふたつに怯えた霞は、息苦しくなり始めたので、精神安定剤を20粒飲みました
飲んでしばらくして霞は、スッキリしていました
部屋の中央には、およそ2mとおよそ160cmと高さおよそ50cmで、人が横たわることができるぐらいの長方形の大きな浴槽でした
「建設ミスかしら?」と霞は、思いました
そして、霞はベッドにより横になりそのまま寝ました
雷鳴は、霞が目を瞑っていても鳴り響くのでした
3
長山大輝はレアティーズルームにいました
外では、落雷が起きていることがわかりました
音が大きいからでした
壁には、本物の剣が飾ってあり、近くには「俺の魂は、この裏切りの剣で、俺自身も刺された」と額縁の中の紙に日本語で書かれていた
大輝は、不思議すぎてわけが分からなかった
しかし、不安に襲われた大輝は、自虐と被害妄想がで始めたので、持参している精神安定剤を数え切れないほど飲んだ
不安は瞬く間に、一瞬にしてなくなり、自虐も被害妄想も収まった
そして、大輝は革製の茶色いバッグからスマホとイヤホンを取り出した
しかし、スマホが着かなかったので、大輝は、革製のバッグから、ラジオを取り出しイヤホンを繋げた
4
刃無山烈斗は、先王ハムレットルームにいた
雷鳴が外から中へ響く部屋で、烈斗は考え事をしていた
「そういえば、支配人の名前は、『私は、ゴミカスなのでよく分からないすいません…ゴミ共』だったな…自虐なのか侮辱なのか、はっきりして欲しい…よね…」と思っていました
壁には、先王ハムレットらしき王の服が壁に飾られていた
しかし、王冠はありません
「細かいなぁ…」と眺めて自己満足に浸っていました
その隣の壁は、「さらば、さらば、さらば、私のことを忘れるな」と大きな額縁に、大きな字で書かれていました
「さすがは、あのアホみたいな支配人の造ったハムレット館…どこもかしこも美しい…私の大好きなハムレットの要素ばかりではないか」とひとりごとを言っていました
そして、眺めて眺めて、「さて、図書室にでも行くとするか」と心の中で思いながら烈斗は、部屋を出るのでした
5
崎山雅治はポローニアスルームにいました
ベッドや棚があり、壁には赤いカーテンがある
窓の外からは、雷光が見える
雅治は、黒革製の荷物を置いて、赤いカーテンへ向かった
「カーテンの裏に何かあるのかな?」と雅治は思ったからでした
1歩1歩と近づいていきました
それも堂々と…
1、2分で真っ赤なカーテンに近づきました
雅治は赤いカーテンに手を掴むと、勢いよく開いた
ジャジャジャジャという音が部屋に響く
壁でした
赤いカーテンの裏は、壁でした
「なんもないじゃん…なんか遊ばれた気分…よし、ロミオとジュリエットのモンタギュー家とキャピュレット家を聞くか…」と心の中で呟くと、黒革のバックから、スマホを出したが圏外で使えないので、こういう時のために用意しておいた、蓄音機を取り出しレコードを入れて電源をつけました
そして、雅治はベッドに横になりました
6
桜山和彦はクローディアスルームにいました
ベッドと棚がある
外からは雷鳴が聞こえ、窓から雷光が差し込む
壁には、王の服と王冠が飾られていました
その近くには、棚の上には、毒薬と書かれた瓶が置いてありました
和彦は、小説が好きなので、「すごいなぁ…クローディアスの象徴を再現している部屋なんて…毒薬というニセの物を飾っているなんて、よほどハムレットが好きなんだろうなぁ…支配人は」と思っており、楽しく部屋を鑑賞しながら歩き回っていました
そして、窓から外の落雷を見ていました
「嵐がえぐいなぁ…車のラジオでは1晩、豪雨になると聞いてはいたが、これ程とはなぁ」と思っていました
そして、本が読みたくなったので、「せっかくだから図書室へ行こう」と思い、和彦は部屋を出ました
7
秋山佳奈子はガートルードルームにいました
佳奈子は、部屋の中で立っていた
近くにベットと棚があり、棚の上には黄金の器が置いてあった
壁には、王妃の服と王妃用の王冠が飾られていた
「すごく綺麗だわ…なんか寒いわね」とひとりごとを呟いていました
外から雷鳴が響く部屋の中で佳奈子は寝ることにした
そして、ベッドの上に乗って横になると軽く寝始めた
8
花山陽斗はホレイショールームにいました
ベッドや棚が置いてあり、窓から雷光が差し込む空間
壁には、「おやすみなさい、高貴の王子、天使の歌声があなたの安らぎの場へいざないますように」と書かれていた
陽斗は、訳がわからなかったが、とりあえず寝ることにした
ベッドの上に乗り横になり、布団を被った
1分間が空いて急に起き上がった陽斗
「待てよ?もし今コックとかがいなければ…誰が夕食を作るのだ?」と陽斗は考えました
そして「こうしてはいられない!キッチンへ向かおう」とひとりごとを呟いて、布団をバッ!と剥いで、大急ぎで部屋を急いで出ました
次回第4話お楽しみに…




