15.広間の決闘
第15話です
1
翌日の深夜、大輝は和彦と会いました
ふたりは静かに会話しながら薬品庫へ向かいました
大輝「いいか?犯人は、春樹だ…霞の亡霊が言っていた」
和彦「僕もだ…同じように言われたよ」
大輝「とりあえず、こっそりガードルードルームへ侵入して、金の器を持ってくるから、和彦くんは薬品庫で猛毒薬と遅く効果の出る毒薬を持ってこい…いいな?」
大輝「わかった!じゃあ、また」と言った
そして、2手に別れてそれぞれを取りに行った
しばらくして、再び集合した2人
大輝は遅く効果の出る毒をレアティーズルームにあった剣に塗り、金の器とワイン入りボトルを用意した
猛毒薬は水に混ぜ、冷蔵庫に入れた
それを持って自室に戻るのでした
2
それから早朝、ハムレットルームから出た春樹は薬品庫に行き、ポローニアスルームで死んだ雅治の遺体に刺さった剣を取り、血のついた剣を洗い、毒を塗るのだった
そして、それを持って自室に戻るのだった
3
12時のことでした
春樹は、広間に出ると席がふたつだけあった
席には、佳奈子と和彦が座っていた
目の前には、大輝がいた
「おい!春樹!今ここで決着をつけようではないか」と大輝はイカれ気味の目でいった
「お前こそ!ここで決着をつけようではないか!」と春樹も不気味に微笑みながら言った
なぜなら、2人は今、精神がおかしくなっていたからでした
「かかってこいや!」と大輝
するとふたりは戦いをはじめました
剣が空気を切る
お互いに剣を避けながら突こうとする
4
剣が空気を切る音がする空間の中のこと
「おやめ下さい!お二人方!それじゃあ犯人がみつからないかもしれませんよ!」と烈斗は叫んだ
「うるさい!黙れ!精神異常者!」と大輝と春樹は戦いながら言った
2人は、完全に狂ってしまったのでした
そして、大輝は春樹の腕に傷をつけて、それにブチ切れた春樹は、大輝の胴を刺した
大輝はそのまま倒れた
すると、カタン!という金属音がした
音のする方を見ると、佳奈子が倒れて苦しそうにしていた
近くには血のように小さく床に溜まっているワインの中に氷が転がっていた
それは金の器と共にあった
春樹は聞いた「何が起きたのです!」
「具合が悪くなられたのです!」と和彦
「いいえ!違います!…毒です!毒を盛られてしまいました!」と言ったあとバタッと倒れてしまった
「誰だ!こんな卑怯な真似をしたのは!」と春樹は叫んだ
「…和彦が、お前が生き残った時のために置いた毒氷入りワインを飲ませようとしたのだ!私は、それに賛成した!お前の腕に傷をつけた剣の刃には、毒を塗った!お前もだろうがな」と大輝は叫んだ
春樹の中で何かが割れる音がした
「この外道の殺人鬼め!毒の剣を喰らうがいい!」と言い刺した
「まっ…待ってくれ!…僕じゃない…」と痛みに耐え言った
「しらばっくれるな!」と叫んだ
さらに、「お前も佳奈子の後を追うがいい」と言うと金の器に残ったワインを飲ませた
そして、生き残った春樹は、言った
「烈斗!来てくれ!」
「どうしたのです?」と烈斗は言い近づいた
「私の犯人を倒したことを語ってくれ…いやお前が犯人だったのか…」と言うと体の力が抜けたように動かなくなるのでした
「ふう…やっと終わった…疲れた…でも悲劇を再現することができたことは非常に嬉しいことだ」と烈斗は、喜びながら独り言をつぶやくのでした
次回第16話お楽しみに…




