イベントは止まない
俺たちは今少女が乗っている馬車を警護しながら隣国ガーランドへと移動している
「当たりひいたよな」
「そうだな」
俺とエンドーは護衛対象である少女と一緒の馬車に乗っている
途中までは3人でカッコいい戦闘シーンや登場の話をしていたが少女は疲れたのか眠ってしまったのだ
「寝ている美少女と1つ馬車の中」
「変なことするなよまさし」
「バッカお前!俺がそんなやつにみえますですか?」
「きょどるな、バカと下心がバレるぞ」
「本当に違うって! そういうノリだと思っただけだって!だからそんな目で見るなよ」
護衛の任務って盗賊が襲ってきたり暗殺者が襲ってきたりってテンプレがあるが
このままだと数日間美少女と同じ馬車にいるだけの仕事になってしまう
なぜ俺たちが彼女と同じ馬車にいるのかと言うと
彼女が非常識で強くバトルジャーキーだからだ
その強さはS級冒険者に匹敵するという
じゃあS級冒険者が馬車にいればいいと思うが
彼女はS級の中でもトップクラスらしく至近距離、不意討ちならばSS級冒険者を倒せるレベルはあるらしい
「こんな可愛い子がな」
「いや、下手したら可愛いから強いって説もある」
「あっ!確かに漫画や小説でもそうだけど割と現実の美人も何かしらずば抜けた才能持ってたりするもんな」
余計な話で説明が中断されたが
彼女の近くにいたらたとえS級といえ勝ち目がない
彼女がもし敵になるなら初撃を受けない間合いがいいのだ
だが、彼女の近くには人がいてほしい
そこに来たのが強いであろうコンビ
彼女に勝てるかは分からないがな
少なくとも弱くはない
そんな手頃な人材が来た、そんなところだ
エンドーと騒ぎ過ぎたか少女が目を覚ました
「おはよー」
「おはよー」
俺とエンドーが朝の挨拶をする
「ん、はよー」
寝ぼけてるのが可愛い
「なぁーエンドー」
「どうした?」
「俺昔から妹が欲しかったんだ、こんな感じの妹が」
「そうか」
エンドーがゴミを見るような目でみてくる
お前この前に俺と同じこと言ってたからな!
とは彼女の前では言えない
「二人とも楽しそう」
「まぁそーゆー生き方してるからな」
「…うらやましい」
悲しげな顔をして さらに言葉を続ける
「私は自分の生き方を自分で決めることもできない、戦いは楽しい、でも最後は壊れてしまう、その人とは2度と遊ぶことができない、遊んでもいいと言われてるけど、遊ぶとみんなの顔が怖くなる、私はどうしたらいいのか分からない、命令されないと動くことすらできない」
何てことだ、こういう系の人は監禁、監視され国のためだけに働かされる 国にはあることだ
「俺たちのいたところには 人らしく生活する権利 だったかな?まぁ覚えてないがそんな意味合いのルールがあってな、まぁルールで縛られる所だったがそんな所で生きてたからこんな人間になったのかな、そんな所で生きてた俺からの助言なんて 好きなように生きろ そんぐらいしかないよ」
「人らしく?」
「多分だけどな、曖昧でいいんだよ人生なんて」
「そう、だとしたら人はうらやましい」
「どう言うことだ」
シリアスな感じの話をしてたら空気を壊してエンドーがはいってきた
「私は人間じゃない、錬金術で造られた疑似人形生命体 機能は人間のそれ、能力は各国の王の力、それが自我をもって完全な制御をできなくなったのが私、被検体308研究員からはミーヤと呼ばれている」
キター!!あれですか?ホムンクルスですか?
人工生命体ですか?
どうりで可愛いわけだ 納得した
「マジか、じゃあ俺たちとここから逃げるって選択肢はダメなのか? いつ言うかタイミングはかってたのに」
「諦めろまさし、ヒロインを増やしたい気持ちは分かるが設定も属性もサブヒロみたいな奇跡な少女だが、各国を敵にまわすのは流石にめんどい」
「彼女と一緒に各国回ってエンドーの力で関係者のミーヤに関する記憶を消せばやくない?」
「どんだけ時間かかるとおもってるの?」
「すいません」
最後のエンドーの顔はマジだった
ので、あやまっておく
「二人はほんとに面白い」
「ほめてくれてありがと」
「私をつれて逃げるなんてことをここで言うなんて無謀、口説いてる?」
「惚れてくれたらうれしい」
馬車の扉が吹き飛ぶ、
「うかつだったな」
俺の本気の後悔だ
迫る巨大な炎の玉を魔法無効で消す
「俺たちの任務は彼女の護衛であり監視、彼女を奪う危険のあるものを排除する、」
俺たち以外の護衛が俺とエンドーに剣をむける
「おかしな、俺たち仲間じゃね?」
「いきなり参加したお前らを警戒しないとでも?」
「うわぁー信用ねぇ」
もちろん俺たちではなく俺たちを冒険者にしたあのムキムキのことだ
「荷物をすべて置いてきな!」
弱そうな奴から強そうなやつまでざっと80人ぐらいの盗賊が俺たちを囲む
「盗賊まで用意してるとは 死刑だな」
冒険者たちが何か勘違いをしているな
「戦い、始まる、やっと遊べる」
少女がエンドーを殴りガードしたエンドーが数m押し飛ばされる
そして俺に無数の光の矢が突き刺り爆発する
「「おいおい、勘弁してくれ」」
平然と起き上がる俺とエンドー
人工生命体の戦闘兵器のミーヤ
A級3人S級2人の冒険者チーム
80をこえる実力者盗賊
「「何で街道がこんなカオスな状態になってんだ」」




