ビールの旨さ
シュワ〜...♡
凄まじい喉越しに俺は一瞬思考が止まっていた。
「こ...これはぁ〜!!!」
ごくごくごく...! プハァ!!!
俺はジョッキを高く上げてこう叫んだ!
「美味い!!! このビールキンキンに冷えてやがる!!!」
俺の言葉に横の彼女は「だろう? 私の作った水をレイナの氷魔法で冷やした氷を使ってるからね〜! 美味しいでしょ?」とか言ってくる。
「あんた魔法使いなのか? それも氷にしても大丈夫なほどの水の純度を保てるほどの?」
にわかに疑わしい。
一応水を飲めるレベルで生成できる魔術も存在するとは聞くが聞いたことがある程度のレベルだ。
本物は見たことがない。
「とりあえず...ビールお代わりで!」
「はいよ! ビールね。そして水もね」
「水? 頼んでないが」
「いやいや、私の水も飲んで見なって」
彼女はそう言いながら空のコップにかなり純度の高い水を無から生成したのだ!
「嘘だろ!?」
「どうだ!? 驚いたか!? 飲んでみなよ」
まるで生意気なガキみたいにニシシと笑う彼女は本当に子供にしか見えないが、ビールを飲んでいると言うことは成人済みなのだろう。
俺は生まれて初めて人間の手によって生成された水を飲んでみたのだが...。
「嘘だろ!? 美味すぎる!!!」
ただの水なのにだ。
今まで飲んできたどの水よりも1番美味しい水がそこにはあるのだった。




