此奴! できる!
忍者刀に俺が手を伸ばすとプラルとかいう輩の闘気を一瞬だけど感じられた。
「ぬぅ...!」
(凄まじい闘気だが...。仕事を辞める理由にはならないな)
そう思い忍者刀を引き抜くと彼女はこう呟いた。
「それって忍者刀? あなたは殺気てきにアサシンだよね? なぜそんな重い物を背負っているの?」
などと聞かれたので一応答える。
「ふん、戦場で敵に情報を与える奴がいるか? まあ良いだろう教えてやる。これはお前のように凄腕の忍者を倒した時に貰い受けた物だ。まあ宿敵と書いてライバルと呼ぶ存在に打ち勝った報酬として彼自身の意思で貰い受けたものだからな。いわゆる遺品だ」
そう聞くと彼女は少しだけ笑う。
「なるほど、あなたにもそういう人がいたんだね。じゃあ...始めましょうか」
その言葉の瞬間に彼女の姿が分裂する!
「これは分身の術!」
我がライバルも使っていた厄介な魔法だ。
自分を1〜3人程度に増やしてこちらを撹乱する技である。
実態がないとはいえ見た目は瓜二つなので見分けるのは至難の業だ。
(そんな高度の魔法を使えるとはやはりただものではない!)
そう思った次の瞬間!
「なに!? 10人に分身を増やしただと!?」
そう! やつは10人にまで分身を増やしているのだった!
驚く俺に彼女はこう呟く。
「悪いけど貴方と私じゃ実力差がありすぎるからね。速攻で終わらせるよ」
と言われた次の瞬間に俺は気絶してしまうのだった...。




