78.ビー、胸は小さくてもいいもん。
小さくてもいいものはいいのです。だいぶ、間が開いてしまいすみません。
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大地は、がんばった。気を抜くと自分の体に組み伏せられるのだ。それはもう鬼気迫るものがあった。ツバイならやる。絶対やる。
暫くたったころ、やっと、ドローンの制御について、ふらふらしていたが、1機だけ動かせる様になった。残念ながら、2機目の平行制御までには至らなかったが。ツバイは1機のドローンの制御だけに絞るようだ。
大地の頭の中にツバイの声が響く。
(大地さま、それでは、ドローン1機だけですが、制御できる様に成りましたので、そのドローンを起点にしての転送を行ってみましょう、それだけで、行動範囲が広がるので便利になります)
(あ、その前に、大地さま、ドローンが姿を消す事が出来る事をご存じ ですね、ドローンは偵察が多いので結構重要なのですが、今はまだ出来ないでしょうが、姿を消す方法について、そのいくつかを紹介しましょう。女の子の部屋を覗くのにも必要ですしね)
大地は同意したものかどうか迷った。確かに有要だろう、女の子の部屋を覗くのにではないが。
(まずは、光学的なカモフラージュです。単純に後ろの映像を全面に映し出すといったものです。少々違和感が残りますので目の良い人には見つかる可能性があります。また、実体が消えてしまうわけではないので、ふいの機動でぶつかる恐れがあります。また光学カモフラージュにはもう一つありまして、単に自身から反射された光を散らして見えなくするという方法もあります。そこだけぽっかりと黒くなって しまうのでこれはあまりお勧めしません。怪しさを出すのには最適ですが)
(現空間内の自分の位相をずらしてやると言う方法があります。ずらす方法についてはいろいろありまして、時間、空間、因果律、存在確率、など多岐に渡りますが、どれでもいいのですが、現空間に存在を確立するための構成要因の一つをずらしてやれば姿は消えます。案外、そこに存在することは簡単に崩されちゃうんですよね。私がお勧めするのは、自身の位相をずらすのが一番良い方法ではないかと思います。しかし、位相がずれているドローンからの情報の拾得にはこちらも同調する必要がありますが、追々習得していきましょう)
(まずは、ドローンを起点に転送することを練習しましょうか)
中身大地のビーは神妙な顔でドローンを見つめる、頭の中で、ドローンと接続をしているのだ。
(イメージ、イメージっと、線が繋がる様に、お、繋がった。これを維持して、ドローンを転送する。むむ、切れた。接続、接続っとよし、集中、集中。よし、転送)
大地はドローンをまずは見える範囲の台所に転送する。転送自体はいままで、生身でも出来ていたので問題ない。残念ながら、女の子が穿いているパンツ限定だが。イメージするには、これが、一番よかったのだ。今では、少し力を込めれば出来る様になっていた。パンツ限定なのが悲しいが。
ドローン転送後、急に視界が変わり、接続も切れていない事に気を良くした大地は、次に見えない処にドローンを送ろうと考えた。まずは、扉の向こうだ。大地は集中する。口から「集中、集中」と呪文のように唱えている。
大地の背後に光の珠が集まり、人の形を造る。やがて光が消え女の子が現れた、ミネラである。大地は気がついていない。
ミネラは中身が大地のビーに近か寄り、背後から抱きしめた。
「へ、あれ?あ、ミネラさん?」
(ツバイよ、わしがビーの中に大地ちゃんが入っている事を知っている事は内緒じゃぞ)
(わかりました、ミネラさま。しかし、あまり、苛めないで下さいね)
「ふむ、愛するお姉ちゃんのミネラちゃん参上じゃ。ビーよ何をしておるのじゃ?」
ミネラは背後から頬を寄せ、ぴたっとくっつけ、中身大地のビーの前にあるドローンを覗き込ん でいる。
「うわ~、ミネラさん近い、近いよ」
「なんじゃ、ビー、他人行儀な、何時もの様にミネラちゃんと言ってくれぬのか?まあ、よいがの。で、なにをしておるのじゃ?」
「いえ、ちょっと、ドローンの制御をね・・・、あの、ミネラさん?その・・・」
ミネラの手は中身大地のビーのその一般的には貧乳と言われるが、小さいながらも形のそれなりに整った双丘に回されていた。ミネラは口から紡ぎだされる言葉とは裏腹に、別の生き物のごとく緩急織り交ぜ巧みに刺激を繰り返している。
「ん?ドローンの制御の練習か?うむ、練習は大事じゃからな、励むがよいぞ」
「あん、う、ね、ミネラちゃん、あふ、やめて・・・くれるかな」
ミネラが 大地の顔を覗き込む。
「やめても良いのか?」
ミネラの手がいよいよもって熱を帯びてくる。双丘の麓から始まった刺激がその頂きの二つの突起に達しようとしたとき、ミネラの頭上に制裁が加えられた。
ゴチンッ。
大地のお得意の脳天唐竹割りである。いつもの妹の刹那にではなく、ミネラに振りおろす為、若干弱めである。しかし、それでも痛かったのであろう、ミネラが涙目で抗議の声を上げる。
(あぶね~、つい、同意してしまうとこやった)
「大地ちゃん、痛いのじゃ」
「あ~、やっぱり。判ってたんや~」
大地の声にその小さな胸をはる。泪目ではあるが。
「わしはなんでもお見通しじゃよ。しかし、大地ちゃんはもう少 し、手加減と言うものを知らんといかんのじゃ、わしはレディーじゃぞ、そのレディーの頭をゴンッと叩くとは・・・」
ミネラは叩かれた頭を擦りながらぶつぶつ呟いている。
「手加減したで~、ほ~ら、痛いの痛いの飛んで行け~」
ミネラの頭を撫でてやる大地。直ぐにミネラの顔は、にへら~と嬉しそうになったが、すぐさまその手を払いのける。
「わしは子供ではないわ、こんなことで機嫌が良くなったりはせぬ。本当に大地ちゃんは・・・」
急にミネラの表情が強張る。ミネラの眼が窓の外を見つめているが、その先には何時もと変わらない風景があるだけである。
ミネラの頭の中では警鐘が鳴っていた。
(何かが来たようじゃ。物騒な物を 持ち込んでいるのは誰じゃ、ビーは眠っておるし、ツバイは管轄外じゃしのう、基本、人の事には関知せんじゃろうし、パートナー殿が絡めば動こうが、今は動かんじゃろ。わしが行かねばなるまいのう)
「パートナー殿、少し急用ができた様じゃ。パートナー殿はそのまま、ドローンの練習をするようにな」
突然、ミネラの様子が変化したことに戸惑う大地。
「へ、う、うん」
「うむ、良い子じゃな」
ミネラは大地に声を掛けてから、眩しい光を残して消えた。
「急にどうしたんやろ、それにしても、ミネラさんなにしにきたんやろ。ただ、胸、もみたかったんか?・・・俺も揉みたいけど」
大地は少し今の自分の胸を見降ろし手を添える。
もみもみ。
「は~」
1、2回手を動かして いたが、一つため息をついてから、ドローンの制御練習に戻ったようだ。
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