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コトルー王国物語【完結保証】  作者: 三川三山
第1章 『平凡だが、偉大な者たち』
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第22-1話 『アーノルドの国』

ジャックはずっと気になっていた。


「アーノルドは、魔力島のゆがみにのまれた後どうなったのか。」


破壊のオーブからの伝達は、魔力島が消え、船が空間のゆがみに入った瞬間に途切れてしまった。


それ以降は誰にも分からない。


ジャックはエリザベスに向き直った。


「叔母様、魔力島の中心を教えてください。」


エリザベスはすぐに訂正した。


「若くてきれいな賢者様ならばここにおるが、叔母様はいないぞ。」


そして微笑んだ。


「だが、私も気になっておる。行ってみようか。」


翌日、ジャックとエリザベスは船で魔力島の中心だった海面へ向かった。


海は透き通り、魔力島の痕跡は一切なかった。


その時――船が突然、空間のゆがみに飲み込まれた。


視界が歪み、次の瞬間、まったく知らない海域へ転移していた。


遠くに見えるのは、見たこともない形の陸地。


ジャックは息を呑んだ。


「あれが……アーノルドが辿り着いた土地なのか?」


パイロが答えた。


「そのとおりです。しかも、同じ世界の別の場所です。」


二人はそう聞いて、少し安心した。そして港へ向かった。

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