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コトルー王国物語【完結保証】  作者: 三川三山
第1章 『平凡だが、偉大な者たち』
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第19-2話 『終末の魔物』

三日後。


国民が最も恐れていた終末の魔物――炎を吐く赤い天龍が突然現れた。


数千年前の記録では、山で動物を食べてから街に来て人を食べたという。


しかし今回は違う。いきなり街に現れた。


入江の上を旋回し、全ての魔法師団、全ての騎士団が総出で防衛に出たが――


最強の赤い天龍はこれから腹が満たされるまで人を食べ続けるだろう。


国民は覚悟した。「もう……だめだ」


誰も抗えないと思われた。


リアムとノアは空間移動で北の宝物庫の金庫へ転移した。


「きれいなお姉さん!大変だ!」


エリザベスは言った。


「周りを見てみよ。私のオーブ以外に11のオーブがあるだろう。」


「卵みたいな飾りのことですか?」


「そうだ。その一番左――ドラゴンのオーブだ。それを持って行って、二人の魔力を全力で注ぐのだ。建物の外でやりなさい。金色のドラゴンが天龍を倒してくれるよ。」


「はい!」


二人は北の塔の窓へ転移し、ドラゴンのオーブを掲げた。


「いくよ、ノア!」「うん、リアム!」


二人は全力で魔力を注いだ。


その瞬間――金色の巨大ドラゴンが飛び出した。


赤い天龍より少し大きい。


天龍は炎を吐いたが、金のドラゴンには効かない。


逆に金のドラゴンが天龍の首に噛みつき、胴体から引きちぎった。


赤い天龍は海に沈んだ。


アルフォンス王は天龍の引き上げを指示したあと、金のドラゴンが現れた北の塔へ急いだ。


リアムとノアは逃げずに待っていた。


ドラゴンのオーブを手に。


アルフォンス王は大きな声で言った。


「そなたたち、何をした!」


リアムとノアは正直に話した。


「宝物庫に入りました。」 「きれいなお姉さんが教えてくれました。」 「ドラゴンのオーブに魔力を込めました。」


アルフォンス王は驚いた。


「では……エリザベスが国を救ってくれたというのか?」


双子は罰を覚悟した。


しかし――


「そなたたち二人に“勇者”の称号を与える。」


リアムとノアは目を丸くした。


ジャックは言った。


「お前たち……すごいぞ。よくやった。」

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