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コトルー王国物語【完結保証】  作者: 三川三山
第1章 『平凡だが、偉大な者たち』
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第15-4話 『アルフォンス王の治癒魔法 』

ミレーユの部屋のベッドを前に、アルフォンス王はアレクシス皇子に確認した。


「兄さん、私がやってもいいか?」「よい。そなたの娘だからな。」


アルフォンス王は手をかざした。


「ミレーユ姫に元気を取り戻したまえ――リカバリー!」


光がミレーユ姫を包み、彼女は回復した。その後、安静にして次の日には元気になった。


ジャックは言った。


「しかし、ミレーユ姫がまたバナナッツの入った料理などを食べれば同じ症状が出ます。今後は城の料理人にバナナッツを食材として使う場合はミレーユ姫には食べさせないよう徹底してください。」


アルフォンス王は深く頭を下げた。


「そなたたちを少しでも疑ったことを後悔している。許してほしい。」


そして言った。


「同じことが国民に起こった時、私と兄さんが治せるようになった。だが、できれば国民が荒れる騎士にならないよう対策をしたい。知恵を貸してほしい。」


ジャックは頷いた。


「まず、国民全員に荒れる騎士と荒ぶる騎士の説明をします。食べ物で症状が出たことがあるかアンケートを取ります。症状が出やすい食材を特定し、重症化しやすい食べ物を割り出します。そして、その食材を使っている料理には必ずその食材を使っていることを周知する表示をさせます。」


アルフォンス王はすぐに実行した。


一か月後――9種類の食材が危険だと判明し、料理や販売物には必ず表示することが法律で義務化された。


こうして――コトルー王国の国民は、またアルフォンス王に守られた。

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