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第15ー1話 『商売繁盛』
ジェミナイ開店から三か月。
公園にできた行列は、ついに――城の門まで届いた。
「あの行列はなんだ?」
アルフォンス王が家臣に尋ねる。
「レストラン・ジェミナイの客でございます。」
「ジェミナイ……双子か。そういえばゴードンから手紙が来ていたな。息子たちが店を開く、と。」
王は笑った。
「いかん、いかん。すぐに二人を城へ呼んでくれ。」
双子は火曜日を定休日にしていたため、その日に王城へ行くことになった。
家臣からはこう言われていた。
「王様のために料理を作っていただきたい。準備をしてきてください。」
ジャックとジョージは最高の食材を用意した。
特に――かぼちゃを裏ごしにしたものに、フラン共和国特産のバナナッツをすり潰して混ぜ合わせたスープ。
父ゴードンの店でも人気だった、双子の得意料理だ。
公園を突っ切って王城へ向かう二人は、少し緊張していた。
「この距離なら、足りないものがあっても取りに戻れるな。」「兄さん、緊張している?」「しているに決まっているだろ。」




