↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コトルー王国物語【完結保証】  作者: 三川三山
第1章 『平凡だが、偉大な者たち』
PR
24/41

第14-2話 『レストラン・ジェミナイの誕生 』

二人はまず、レストランを開くための空き店舗を探した。開店資金は両親が持たせてくれた。


コトルー王国の王城は国土の中心にあり、その周囲は広い公園。さらにその外側に商店街が環状に広がっていた。国民の居住区はそのさらに外側にあった。


「行列ができても、隣に迷惑をかけない場所がいいよな。」「公園側に並んでもらえばいいんじゃない?」


まだ店もないのに行列の心配をしている。父譲りの味への絶対の自信があった。


二人は商店街で一番広い空き店舗を選び、改装してレストランにすることにした。


店名は――


レストラン・ジェミナイ(ふたご座)


開店前にチラシを配ると、王国の奥様たちは大喜びした。


「料理をしなくていい日が来るなんて!」「レストランなんて初めてよ!」


開店前夜。 ジョージがジャックに相談した。


「兄さん……オイサチーの魔法、使うの?」


ジャックは静かに首を振った。


「俺たちはいつかフラン共和国に帰る。その時、この店を誰かに継いでもらうだろ? 魔法を使った味は再現できない。だから――魔法は使わない。」


「料理の腕だけで勝負するんだ。」


ジョージは笑った。


「そうだな。兄さんらしいや。」


開店の日。公園の中に長い行列ができた。


道を挟んで向こう側の公園に、国民が順番を守って並んでいる。芝生に腰を下ろしてはいるが。


「よし……腕をふるうぞ!」「やってやろう!」


双子は厨房に立ち、父ゴードンから受け継いだ技を存分に発揮した。


レストラン・ジェミナイ。ここから、双子の新しい物語が始まる。

挿絵(By みてみん)

作品名:オッドアイの双子

作者:ペーイ 様


ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。