↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コトルー王国物語【完結保証】  作者: 三川三山
第1章 『平凡だが、偉大な者たち』
PR
22/40

第13-2話 『双子の旅立ち』

ジャックとジョージは、幼い頃からレストランを手伝った。


・ホール係


・材料の仕込み


・サラダづくり


・簡単な調理


できることが少しずつ増えていき、店の空気はますます温かくなった。


そして――二人が15歳になり、成人した日。


ゴードンは真剣な顔で言った。


「ジャック、ジョージ。コトルー王国に修行に行ってこい。」


双子は驚いた。


「フラン共和国にいたいよ……。」「ここで料理を続けたい……。」


しかし、ゴードンは首を振った。


「武者修行だ。俺たちが強い魔法を使えるようになったのは、コトルー王国で鍛えたからだと思う。お前たちも行けば、きっと大魔法が使えるようになるだろう。」


実は――ジャックとジョージはオッドアイの双子なのに、成人しても簡単な魔法しか使えなかった。


治癒魔法も、一時的に回復するレスキュー程度。


ゴードンは心配していた。


「このままじゃ、将来、治癒魔法を使える人材がいなくなる。それに、お前たちには……俺たちのように強くなってほしい。」


もちろん、料理の修行もしてほしかった。


双子は涙をこらえながら頷いた。


「……行くよ、父さん。絶対に強い治癒魔法を使えるようになって帰ってくるよ。」「父さんのように強くなって帰ってくるよ。」


ゴードンは二人を抱きしめた。


「頼んだぞ。お前たちの未来は……お前たち自身が作るんだ。」


こうして――ジャックとジョージはコトルー王国へ旅立った。


新しい世代の物語が、静かに始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。