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2話 起承転結の準備
かの有名な登山家は仰った。
「そこに山があるから登るのだ。」
ならば俺はこう言うべきだろう。
そこに「そこに山があったから拝むのだ」と。
というわけで、目の前に大きな二子山がある。
白く美しくやわらかな山だ。
なんのテンプレなのかは分からないが、俺は転生というものをしたようだ。
思い出す最後は幸せな人生を望んだ覚えはあるが、
さすがに生まれ変わって白いエルフ美少女のおっぱいを堪能するとかは望んでない。
神様ちょっと面貸せや、色々と意味が違うから!でもありがとう神様愛してる。
二子山の主である白い少女は俺の母になった人だろう。
白い肌に白い髪、赤い透明感のある瞳に長く細いお耳。
俺が目を合わせると耳がピコピコ動く。
うれしい時などに動いてるようだ。
生まれてからしばらく経ったがいくつかわかったこともある
なぜかは分からないが言葉を理解できる事。
全くしらない言語なのだが、不齟齬な発音の後に頭に意味が響いてくるので
違和感が凄まじい。
俺には双子の姉がいるという事実。
そしてその姉は俺の元の世界での血の繋がらない妹だった。




