エピローグ
「あなたは・・・どのラブストーリーが・・・お口に合いましたか?・・・と。」
私は今、自家製のおからマフィンとジンジャーティーに舌鼓を打ちながら初めて執筆したこの小説の後書きを書いています。
私のつたない文章でも、少しでも楽しめる作品にしたいと思ってイラストレーターをやってる友達にお願いした女の子や料理のイラストたち。きっとどのエピソードにも彩りを添えてくれたんじゃないでしょうか?
そんな彼女にお礼の意味も込めて、前に作ってあげたときにえらく気に入ってくれたマフィンとショウガのシロップをプレゼントしたので、今、私が頬張っているのはその残りである。
こうやって自分が綴ってきた文章を振り返ってみると反省することもいっぱい。
きちんと季節の移り変わりを描けているか、読みにくくないか、レシピが参考になったか、何より劇中の女の子たちの気持ちに共感してくれる人はどれくらいいるのか・・・。
たぶん近いうちに加筆修正するエピソードも出てくると思います(笑)。
こうしてウェブで掲載してる以上はいつ誰が見るかもわからないので、今わかってること、気になることは直しておこうかと。
それでもこうして定期的に更新し続けられたのは
「いつも読んでるよ!」
「今週のエピソード面白かった!」
「あの料理が作ってみたくなった!」
そういう声が直接私の耳まで届いたからです。
書きながら自分で「小説っていうよりシナリオボードみたいだな。」と思った時もあったけど、それでも手軽に読めて、オムニバスであることに重きを置いて、女の子なら誰か1人くらいには感情移入できるエピソードを目指して、自分がやりたいと思ったことをカタチにできた作品になったとは思っています。
この小説を書こうと思ったときと書き終えた今では私自身も、周囲の環境も、これから挑戦しようと思うことも、将来的にやりたいことも、あらゆる変化が起きました。
創り手自身がそうであるように、作品に触れてくれた人、モノ創りに携わってくれた人にも、少しでもいいから何かしら前向きな変化があったら嬉しいと、何かを手掛ける度に私は考えています。
またこうして小説というカタチで何かを発表するのか、はたまたまったく違うコンテンツを送り出すのかはまだわかりませんが、この作品を気に入っていただけたら是非とも感想なんかを周りの人たちにシェアしていただければ幸いです。
皆さんの声次第では書籍化のみならず、ドラマやアニメなど別のコンテンツに変身する可能性を秘めているのが、こういった物語のある作品なので・・・。
それでは、またお会いできる日を楽しみにしております!
丸川真琴でした!!
<大切な人と食べる朝、昼、晩ごはん・・・。
特別な時間をあなたの手料理で彩ってみて♪>
おまけレシピ
☆おからのマフィン☆
材料(市販のカップ6~8個分)
・卵・・・3個 ・豆乳・・・50cc ・メープルシロップ・・・90g
・おから・・・150g ・大豆油・・・90cc ・薄力粉・・・150g
① すべての材料をしっかりと混ぜ合わせ、カップに流し込む。
② 180℃に予熱したオーブンで30~40分焼き、竹串を指して先に生地が付いてこない(中まで火の通ってる)状態になったら濡れたふきんなどを被せて常温で粗熱をとる。
MAKOTO’s Point♪
「材料を混ぜ合わせて焼くだけの簡単レシピ!乳製品や砂糖を使ってないのでとっても優しい味わいです。お好みでチョコチップやドライフルーツを加えたアレンジバージョンにもチャレンジしてみてください。」
☆自家製ジンジャーシロップ☆
材料(約500cc分)
・ショウガ・・・150g ・レモン・・・1個 ・唐辛子・・・1本
・水・・・500cc ・ハチミツ・・・適量
① ショウガはすりおろし、レモンは皮を綺麗に洗って半分に切り、唐辛子は種を取り除いておく。
② ①と水を火にかけて灰汁を取りながら30分ほど中火で煮出す。
③ ②を目の細かいザルなどでこして、熱いうちにハチミツを加えてお好みの甘さに調節する。
※お好みで紅茶割り(ジンジャーティー)、お湯割り(ホットジンジャー)、ソーダ割りジンジャーエール)などで飲む。
MAKOTO’s Point♪
「特に女性に好評だったジンジャーシロップ♪レモンは皮にワックスなどが塗ってあることがほとんどなので、塩などをこすりつけて丁寧に洗ってください。ハチミツは熱いうちの方がよく混ざります。」