エクストライベント「キミは本当に馬鹿だな」
【決戦フェイズに至るまでのエクストライベント】
――人気のない廃倉庫(別名:いつもの場所)。
普段なら誰も立ち入ることのないその場所に姿を現したのは、白原議員。
白原:「……本当に爆弾を積むなんて思わなかった。やり過ぎだ」
彼の呟きに、先客が答える。
ヒジョーキン:「やり過ぎはアンタのほうだろ」
ヒジョーキン:「セイバーアリスだけを誘き出してリンチにかけるつもりが、余計なヒーローを投入しやがって」
そのやりとりを見ていれば誰でもわかるだろう。彼らは今回の事件の共謀者だ。
白原:「……もともとは、元の世界に帰りたいというキミの力になると約束して」
白原:「その見返りに僕の願いを叶えてくれるというから乗ったら、このざまだ。どこで間違ったのか…」
ヒジョーキン:「最初からさ」
ヒジョーキン:「俺は、スチームガーデンに帰りたいなんて思っちゃいない」
ヒジョーキン:ブルルン!と排気ガスを吐き出し、その煙で白原議員を包む。
白原:「これは…!?」
傍から見れば、白原議員は何の策もなく悪党に始末されに来たマヌケに見えるだろう。
だが、君たちは知っている。
彼は、「自分ならヒジョーキンとコンタクトをとれる」と申し出て、君たちをここに連れてきていたのだ。
トランプ:申し出ていなかったとしても何かしら理由をつけて突入できるのがヒーローというものだ。
パープル:黒と見せかけた白と見せかけた……ええいもう面倒だ!!
GM:白原は最初のシナリオからだいぶ運命が変わったなあ。
アリス:黒腹さん、立ち位置がブレまくってる。
パープル:ぶれぶれぶれぶれぶれ
GM:ぶれまくって
GM:やはり悪党を張るにしても一本筋が通っていなければな!
アリス:トランプのクエリーで変化があったかもしれない。
トランプ:∪・ω・∪ ところで白原さんは助けてもいいのかな?
GM:助けてもいいです。
GM:助けなくても問題はないです(非情
ポリッシュ:僕は好きだよ、彼みたいな人。用がなくなれば切り捨てようとするところとか。
トランプ:排気ガスが白原を包み込もうとしたそのとき、数枚のカードが勢いよく地面に投げ付けられ、その風圧でガスが吹き飛ばされた。
白原:「ゲホッ…ゲホ」
トランプ:「プラトンいわく」
白原:(プラトン…トランプ?)
「我々は生まれる以前から世界の最も美しい姿を目にしている」
「しかし今、この世の生まれた我々はその最も美しい姿ではない」
「人類は魂に刻まれた真なる美を求め、限りなく近付こうとする」
「つまり我々は皆、初めから間違っている」
「そして……間違いを正し、美に近付こうとするからこそ我々は我々たるのだ!」
「そう!私こそが美の体現者にして世界の美を守る者!マスク・ド・トランプ!」
トランプ:長い名乗りとともに逆光を背負って姿を現す。
白原:「マスク・ド・トランプ……!」
白原:「僕は、少しでも正しい道に戻れただろうか……」
トランプ:「己の行ないが正しくなかったと悔いたならば、それは美に近づいているということだ」
パープル:「そうだな。そうして、人は少しずつ理想に近づいて行くんだろう」
アリス:「正解なんて無いかもしれない。それでも、より良くあろうと抗い続ける。それこそがヒーローのあり方、ですよ」 白原議員に笑いかけ。
トランプ:正解はいつも自身の心の中に。
ポリッシュ:「いいことを言うねキミたち。それに比べて……いやぁ汚い排煙だね。こっちの世界の物質で魔力炉を修理なんてするからそんな無様なことになるんだよ」
ヒジョーキン:「ポリッシュ王子……チッ、はめられたのは俺の方ってか」
白原:「…ありがとう」
白原:「最後に君たちの側に立てたことを、誇りに思うよ」
白原:なんだこの死にそうなセリフ。
パープル:吐血でもしそうな勢い
トランプ:生きろよ!
ポリッシュ:ほんそれ。
パープル:「縁起でもない」肩をすくめ
パープル:「あんたには、まだまだ生きてもらわないとならないんだぜ」
パープル:主に……俺の収入のためにな!!!!
アリス:こいつ…G6に媚びて定職にありつこうと…!
パープル:金は命より重い……ッ!!
ヒジョーキン:「3対1、分が悪いね。だからその議員サンの力が欲しかったんだが……」
ヒジョーキン:「ここはプランBだ!」 ターンしてドラム缶を跳ねあげる。
パープル:プランB!
ロードウォリア:「グハハハハハ!!」 ドラム缶の山から姿を現す
パープル:「なにィ!?」
ポリッシュ:「ロードウォリア!まだ生きて…あれ?別に死んではなかったっけ?まぁいいか」
トランプ:トドメ宣言はしていなかった。
ロードウォリア:「そうとも死んでねえ!さあお前ら……俺の名前を」
ヒジョーキン:「しらねーよ」 再度、排気ガスでロードウォリアを包む。
ヒジョーキン:そして自分も煙の中に。
アリス:「あれって…」
パープル:「あの煙は……一体」なんなんだポリッシュ!(アリスは知らなそう
ポリッシュ:「まさか!」
トランプ:「あくまでロードウォリアを捨て駒にするつもりか、ヒジョーキン」
「捨て駒? いいや、こいつは俺の相棒だ」
「……いや、違うな」
「肉体の間違いだったぜ」
ぐわあああああああ……という悲鳴とともに肉体が改造されていく音がする。煙が晴れたとき、そこに立っていたのは、生身の体と機械が融合した禍々しいサイボーグ。
「セイバーアリス流に名づければ、そうだな……“レーサーデモン”。チューンナップだ」
トランプ:煙身合体!
パープル:これが……魔法……しょうじょ……?
パープル:「レーサー……デモン!」ごくり
アリス:「…ッ!」
GM:データはザ・チャンピオンを使います。
※ザ・チャンピオン
地獄兵団の団長。エリア攻撃と理不尽な「ブン投げ」が得意。
ポリッシュ:「パクリじゃん」
レーサーデモン:「学習したっていって欲しいね、王子」
トランプ:「部外者の私が言うのは憚られるが、貴公は魔法少女とスチームガーデンの住人の関係性を正しく理解していないようだな」
ポリッシュ:「ほう?」
レーサーデモン:「ンン……?」
パープル:「(……とりあえず背丈は違うな)」見比べつつ
トランプ:「一方が一方を搾取したりひたすらに利用するだけの関係は美しくない……ということだ」
GM:それこそまさしく王子とアリスの関係じゃないの……と返そうか迷っている。
トランプ:少なくともセイバーアリスとポリッシュの間に一定以上の信頼関係は築いている……と私は信じている。信じているぞ。
ポリッシュ:「照れるね」
パープル:「共生、って奴か」あまり詳しくない俺はなるほどと頷くぞ
アリス:「まぁ……一応、ね。そうだね。ははは」
レーサーデモン:「ハッ。学習した、っていったろ」
レーサーデモン:「王子が嫌がるセイバーアリスに手を焼いてるのはよく知ってる」
レーサーデモン:「世界を渡る力もない下等な連中の意志を尊重しようっていうのが間違いなんだよ」
レーサーデモン:「それこそ、最初から、な」 ニタァ、と笑う。
アリス:「そんなこと……っ」
ポリッシュ:「おいおい」
トランプ:それをすると魔力がうんぬんで非効率的
トランプ:っていう話ですよねポリッシュP。
ポリッシュ:「いくらなんでも…ナメ過ぎじゃないかい?」
ポリッシュ:「僕のこと…そして、人間のことを」
ポリッシュ:「確かにアリスは嫌がったりするけど、僕は別に苦労なんてしていないよ?ちょっとしたじゃれ合いみたいなものじゃないか」
ポリッシュ:「それに人間だって、魔法が使えないからってなんだって言うんだい?彼らにだって僕たちには無い素晴らしい部分がいっぱいあるんだよ」
レーサーデモン:「ハッハッハ……」
ポリッシュ:「5年もこの世界に居て、キミはそんなことも分かってないのかい?」
レーサーデモン:「効率、効率がモットーだった王子の台詞とは思えないなぁ!」
レーサーデモン:「アンタでもほだされるってことが、人間の素晴らしさとでも言うのかよ!」
ポリッシュ:「キミは本当に馬鹿だなぁヒジョーキン」
ポリッシュ:「キミの今の姿、とっても非効率的だよ。そうだろう?アリス」
アリス:「そうだね…これはポリッシュじゃなくても、わたしでも分かるよ」
ポリッシュ:「そう」
ポリッシュ:「ひとりよりも」
アリス:「ふたりの方が」
ポリッシュ:「強い」
アリス:「強い」
アリス:「あなたは…さっきよりも、ずっと弱い!」 剣を突きつける。
レーサーデモン:「……へぇ。だったら、試してみようか?」
ポリッシュ:「いいだろう。証明してみせるよ……アリス!」
アリス:「うん、ポリッシュ!行くよ!ジャスティス・パープル、マスク・ド・トランプ!力を貸して!」
ポリッシュ:ひとりより4人の方がつよいぞヒジョーキン!
トランプ:ポリッシュがひとり、ふたり、さんにん! ファイナル分身!
パープル:「あいにく魔法は使えない身だが、まあ……任せときな」
トランプ:「フッ……言われるまでもない。美の何たるかをご覧にいれよう」
アリス:ということで、折角なのでリマークを宣言!
GM:いいともー!>リマーク
GM:グリットを1点獲得です。
パープル:さあ、後は決戦だ!
GM:応!
トランプ:行くぞォ!!




