26年7月16日号『夏の使者は音もなく』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
冷房の効かない自宅は
人間も機械も熱を帯びるわけです。
大きな違いは人間は
体温を下げるための手段を
幾重にも講じて
熱中症を防ごうとできますが、
それができないのが機械。
特に第1世代と古臭さに
拍車がかかっている
このデスクトップですと、
いくら空冷のファンが
やかましく回ったとしても、
排熱が追いつかず、
ハードディスクに触れますと
火傷するかと思うほどの熱さ。
温度が高まれば高まるほど
故障のリスクが高まりますから
日中は当然ながら、
熱帯夜続きの深夜であっても
おっかなびっくりで操作します。
エアコンの取り付け日は
19日とあと3日。
日曜日に取り付けてくれるのは
不幸中の幸いですが、
それまでは何とか短縮利用で
やりくりするしかなさそうでして、
丸一日使わない日も作らないと考え、
設置までは無駄文の更新は
1日おきとさせていただきます。
無駄文を楽しみにされている方
(いるの?)に対しては
大変心苦しく思っておりますが、
ご了承いただけば幸いです。
閑話休題……
このタイトルに
違和感を覚える方もいるでしょう。
夏の使者といえば勿論セミ、
父の入院している病院は
高台の上にありまして、
春になると桜の名所として
アマチュアカメラマンさんが
大挙して押し寄せるほど
木で満たされており、
梅雨明けが発表されたのを
見計らって大合唱が始まり、
その自己主張の強さから
主役は決まりだろうと
言いたくなる気持ちもわかります。
しかし、それよりも先に
夏の使者はやってきています。
しかもさながら忍者のように
音を立てずに忍び寄っています。
羽音もたてずにやってくる昆虫、
その正体は蜻蛉。
都市圏と地方圏では
感覚は大きく異なるでしょうが、
梅雨の入る直前に
早速シオカラトンボが
視界に入ってきています。
童謡【赤とんぼ】のアキアカネが
有名で、そこから
黄金の田園を飛び交っている
印象があって、
秋に引っ張られがちですが、
初夏の声を聞くと共に
スーッとやってくる。
後ろに下がる習性がないから
勝虫と呼び、
縁起が良い虫として
戦国武将、前田利家の兜には
蜻蛉があしらわれ、
穂先に止まった蜻蛉が
真っ二つになった切れ味を誇った
本多忠勝の名槍は蜻蛉切。
これは刀を擬人化した
ゲーム作品でも登場しますから
著名度も高いでしょう。
縁起物とされる蜻蛉が
私の前を滑空していきますと、
露払いをされているようで、
多少でも自身が誇らしく
なれたような気分になります。




