26年5月20日号『打ち出の小槌ではありません』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
こういうことか……と
納得を引き出されました。
先日購入したスマホ用の
ガラスフィルムは1枚1000円。
指紋や汚れを拭き取る
アルコールシートや
塵や埃を貼って除去する
シールは封入されていますが、
それでもミスったら1000円。
110円なら9枚買えるから
8回失敗できるじゃないかと
安ければ安いほどいいとされる
関西人気質を持っていると
考えるわけです。
商品が届けられた時に
封入されていたお礼状の
心憎さは以前お話ししましたが、
それでも一発勝負の緊張感から
中々貼るのを躊躇しておりました。
しかし、道具は使われてこそ。
使われないで価値が上がるのは
美術品や骨董品ならまだしも、
単なる消耗品を使わずに
とっておくのは
ただのお金の払い損。
ということで、
気泡が入ってこないよう
説明書に書かれていた
QRコードの動画を参考に
慎重に慎重を期して貼った結果、
すーっと張り付いて気泡は僅か、
それも扇子の先で押し出せて
見事な出来栄えになり、
1000円支払った甲斐があったと
出費に対する満足感も得られました。
と、ここまでなら
唯のドヤ顔で終わるのですが、
少々扱いに困るのが購入後。
このご時世、オンラインショップで
買い物をされたことのない方が
少数派になると思いますが、
購入前はとにかく
商品が欲しいから
色々なサイトを巡っては
最安値はどれか、
送料代はもちろん無料で……と
お眼鏡に適う候補を真剣に
物色して購入に踏み切りますが、
いち早く欲しかったり、
翌日発送に間に合うかどうかの
ギリギリの時間になりますと
商品の概要や説明を熟読せず、
さっさと手続きを
進めてしまいがちで、
慌てれば慌てるほど
周りが見えなくなり
簡単なトラップにも
あっさり引っ掛かります。
商品ページの下部に、
メルマガを受け取るか否かの
チェックボックスに気付かずに
購入しますと、
後日取扱店からメルマガが届く、
それは当然のシステムですが、
内容が更に心憎いと言いますか、
取り扱っている全商品が、
○○%OFFできるといった
割引クーポンが届けられます。
物によってはその数字が
大きく設定されており、
財布の紐を緩める仕掛けが
組み込まれています。
確かに魅力的な言葉が並びますが、
割り引かれたとて支払いは支払い。
平然と買い続けても
家計の地盤が揺るがない方は
ほんの一握り。
打ち出の小槌なんてこの世にない。
続々と届く誘惑に
やれやれと首を竦めます。




