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【200万PV件達成!】新生児から始まる異世界ライフ~愛情いっぱいに育てられた俺は剣も魔法も極めます~  作者: 天斑 蒼
第五章 アベル君と騎士学校。

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566.アベル君とダンジョンパーティー学校編。

566.アベル君とダンジョンパーティー学校編。




 「姉さん、みんな見てるよ。」

 「いいわよ。久しぶりだもの。」


 そう言って、ロッティーは抱きしめる力を更に入れる。

 「ほんの一つの月程度じゃないか。」


 「一つの月もでしょ。」

 こっちの世界ではひと月を一つの月って言うんだ。


 まあ、いつもの癖だから俺は構わないんだが、周りがそれを許さなかった。

 ざわざわと、大いに同級生も魔法大学校の生徒たちも騒ぎ始めた。


 「姉さん、そろそろ。」

 「うん、そうね。」


 そう言うと、ロッティーは俺から身体を離し、ローブの乱れを直し、魔法大学校の生徒の方に向き直ってから、

 「はい、これからこちらの先生の言うことを聞いてください。」


 そう言ってから俺の髪形を直し、何事もなかったように学生の中に入っていった。

 「今のは何なんだ?」


 パオロがわざわざ俺に近づいて聞いてきた。

 「コミュニケーションだよ。お前の母親は抱き着いたりしないのか?」


 俺がそう言うと、パオロは困った顔になり、

 「そりゃするけど、こう公の場で…するかぁ。母様ならするな。でもなぁ」


 「けど、美男美女姉弟の熱烈なハグ!!あんなの見せられたら、みんなおかしくなりますよ。」

 そう言ってマヤが絡んできた。


 「ええ、何かのお話になりそうなひと時でした。」

 そう言ってきたのはフランカだ。


 そうか?確かにロッティーは熾天使に見紛うばかりの美貌だが。

 俺は、ああ、そうだった、そうだった。


 「あの、アベル様。」

 デカいパオロの後ろから、俺に声をかけてきたものがいる。


 「ん?アンネか。」

 アンネがパオロの後ろから顔出した。


 「お久しぶりです、アベル様。」

 「キャー!何!この子かわいい!!」


 アンネを見たマヤが騒ぎ始めた。

 「アベル様、この子、耳!耳が!エルフ?エルフなんですか?」


 「マヤ、うるさいよ。」

 俺はマヤを窘めた。


 「あう、ごめんなさい。」

 素直にマヤは謝ってくれたが、俺に謝っても意味はない。


 「こいつは、俺の乳兄弟でアンネローゼって言うんだ。エルフって言ってもクォーターだから、僕らとそんなに変わらんさ。多分。マヤ、謝るのはこいつにだ。」

 「いいですよ、アベル様。首都も限られたところにしかエルフはいませんし。珍しいですよね?」


 「珍しいけど、ごめんね。私、田舎者だから、つい珍しい人とかモノを見るとはしゃいじゃって。」

 ちょっと涙ぐみながらマヤが謝罪した。


 「はい。謝罪は受け取りました。これでいいですよね?アベル様。」

 そう言って、マヤの頭をなでながらアンネが言った。


 「お前がそれでいいならな。んで、お前も入んの?カミラもか?」

 「え?パーティーに入れてくれるんですか?」


 パッと花が咲いたような笑顔になったアンネが俺ににじり寄った。

 「え?ヴァレンタイン教授閣下はどう言っていたんだ?」


 「あちらの先生に従いなさいとだけ。」

 花咲く笑顔から、ちょっと困った顔になったアンネが答えた。


 「じゃ、うちの教官に従うしかないんじゃないかな。勝手に決めていいんならお前らが入ればうちは無敵になるけど。」

 俺がそう言ったら、パオロが反応した。


 「おい、待てアベル!無敵とはどういうことだ?この子はそんなに強いのか?」

 そう言って、パオロが詰め寄ってくる。


 「アンネは俺と同じD級冒険者だ。魔法と治療魔法をどちらも使える。俺のパーティーメンバーだったんだ。」

 俺がそう言うと、パオロとフランカの顔が険しくなった。


 「アベル、その、アンネローゼさんをパーティーに入れるのか?ずっこくないか?」

 「そうですよ!ズルです!ズルいですよアベル様!」


 パオロとフランカの猛抗議が始まってしまった。

 「あら、それじゃアンネはあなたたちが持って行ってもいいわよ。私がアベルのところに入るから。」


 来た早々、そんな不遜なことをいう人間…いや、言うものは一柱しかいない。






 バ神のカミラだった。





読んでいただき、有難うございます。

本作は長編となっています。

続きを間違いなく読みたい場合はブックマークを。

作者がんばれ!

面白いよ!

と、思っていただけたなら、それに見合うだけの☆を付けて頂けると幸いです。


それでは、また続きでお会いしましょう。


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