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【ブクマ1,000件達成!】新生児から始まる異世界ライフ~愛情いっぱいに育てられた俺は剣も魔法も極めます~  作者: 天斑 蒼
第五章 アベル君と騎士学校。

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448.アベル君とオスカー君。

448.アベル君とオスカー君。




 「ああ、皆ご苦労。」

 オスカーが校門前に集まっている近衛騎士と俺たちに向かって片手を上げた。


 素直じゃん。

 俺の言うことをちゃんと聞いているな。


 先日、城の衛士たちをちゃんと労えと言ったのを覚えていたらしい。

 しかし、これから向かうところが素直と言うべき所ではないんだが。


 「おいこらオスカー、お前これからどこへ行くつもりだ?」

 俺がそう言うと、ジェームスさん、アレクさん、アンディ以外の近衛騎士の顔が引きつる。


 面倒くさいから説明を今はしないけどね。

 あとでアレクさんかアンディがしてくれるだろ。


 「なんだ、アベル。革鎧など着込みおって。貴様はカレンと会わぬのか?」

 「馬鹿か!お前!昨日の打ち合わせと違うじゃないか!娼館は当分行かないって話だっただろう?」


 「ああ、そうであったな。しかしそれでは都合が悪くなった。」

 オスカーがムッとしながら俺に言った。


 「それはなんの都合だ?」

 「私の都合だ。それ以上は無い。」


 「やりたいだけか。我慢はならんか?」

 「ならん。」


 「わかった。皆さん行きましょう。」

 俺がそう言うと、馬から降りていた騎士たちは素早く騎乗。


 俺とジェームスさんとアンディは、オスカーと馬車に乗った。

 御者が鞭を入れる音が響き、この国で最上級の馬車が音もなく動き始めた。

 

 「おしめ付ければ済むってもんでもないからな。気持ちは分かる。」

 俺が静かな馬車内でそう言うと、

 

 「であろう?アベル、貴様は既にローズがおるからいいのだ。」

 「オスカーも誰か貰えばいいじゃないか。より取り見取りだろ?」


 俺は意地悪くオスカーに言った。

 「軽く決められぬことを知って、よくも白々しく言えたものだ。」


 オスカーは憎々し気に俺に言った。

 「軽々しく決められないことを知っているからな。だから決めればいいんだよ。ちゃんとした方をな。」


 「おしめ代わりにか?」

 「オスカーがそうしたいならな。」


 俺がそう言うと、オスカーは馬車の中から遠くを見つめ、

 「だからこそ、娼館に通う程度で良かったのだがなぁ。」


 「そうだな。世の中は難しい。ん?」

 これアリなのかな?


 デリヘル。

 「如何した?貴様何か変なことを思いついたな?」


 「いや、こうやってゾロゾロ娼館に行くのが大変ならば、娼婦の方から城に来てもらえばいいんじゃね?って思ってね。」

 「貴様、そんな…え?ありか?爺。」


 「さて、どうでしょう。陛下は面白がって下さるかもしれませんが、王妃陛下は如何でしょう。それに、その女性こそが賊という場合もございます。殿下と二人きりの時に事を起されれば防ぎようがございませんね。」


 まあ、そこらへんは普通に思慮できるよね。

 「けどさ、娼婦たちの出自や背景は娼館所属なら大丈夫なんじゃない?ガッチリ裏取りもやっているし。」


 俺はジェームスさんに言った。

 「そうですな。娼館がちゃんと育てた女性なら問題は無いかと思われます。何かあるのでしたら、既に殿下はここに居らっしゃらないでしょうし。」

 

 娼館は公営だからね。

 娼婦と言っても公務員ですよ。


 なので、わりと縛りもあるが緩くもある。

 ただ、この公営娼館、娼婦として入るのはすごく難しいらしい。


 何がどういうとこで審査や調査をしているか分からないけれど、そこらのデリに面接に来ましたーって感じでは入れないんだそうだ。

 リラに聞けば詳しく教えてくれるかな?


 詳しく教えてくれるどころではないか。

 ヴァレンティアの公営娼館の事になると、領主としてのお仕事だ。


 収支関係だけだよ。

 よくアレゲな動画であるような、練習と称していたすようなことを父さんがしていたら、母さんの雷が落ちる。


 リアルな電撃魔法で。

 「これ行けそうだね。」


 「そうですな。」

 「私はそのために城に行くのか。今と変わらんのではないか?」

 

 オスカーがまともなことを言う。

 「寄宿舎でもいいじゃん。」


 俺はのんびりと言った。

 





 そんなしょうもない会話をしていたら、馬車が止まったのだった。

 あれ?

 



読んでいただき、有難うございます。

本作は長編となっています。

続きを間違いなく読みたい場合はブックマークを。

作者がんばれ!

面白いよ!

と、思っていただけたなら、それに見合うだけの☆を付けて頂けると幸いです。


それでは、また続きでお会いしましょう。


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