表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
親友ポジションに憧れる俺は彼女達に狙われている  作者: 瑞柿けろ
第二章 デート&乱華編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/123

第67話 嘘つかないとか、マジ無理ゲー




 グレープ侍とのお話を終わらせ、ゲームをやめて銀ちゃんと通話を繋げる。


『どうですかな透殿! 拙者の自信作のゲームは!』

「控えめに言ってクソゲー」

『何故!?』


 即答である。


 え、驚くところ? 言わないと分からない?

 悩む事なく放たれた一言にショックを受けている銀ちゃんは通話越しでも分かるくらい項垂れている。

 しかも忘れないでね? 控えめ、だから控えめ、本当ならクソゲーの方がまだマシだからね?

 まあでも、


「銀ちゃんの愛は感じたわ。色々プレイヤーに丸投げのところとかあったけど、細かいとこまで調整出来てシステム的には楽しそうだったぞ」

『では!!』

「ま、もうやらないけどな」

『グフッ! 透殿容赦ないですな!』


 いや真実ですし。


『いやーでも久々に透殿と遊べたのもそうですが、作ったゲームをやってくれたのは嬉しかったですぞ』

「立ち直り早っ……、それは俺もだよ久々に話せて良かったわ。また次機会が合えばまたやりたいな」


 楽しい時間はいつもあっという間に過ぎて行くが、銀ちゃんは遠くに住んでいるのでなかなか遊べないのが現状だ。正直寂しいのが本音である。


『ふふふ! 実はそれについて透殿に言おうとしてた事がありましてな!!』

「何だよ急に」

『そ、れ、は! まだ内緒ですぞ!』


 もったいぶった言い方をして焦らす銀ちゃん、なんだコイツ何が言いたいんだ。

 聞き返そうと思い口を開いた時、通話越しの銀ちゃんが何かに反応した。


『____ハッ!! すまないですぞ透殿! 拙者用事が出来たゆえここで失礼しますぞ!!』

「え、もう? 早くね?」

『すまないですぞ! どうしても外せない用事ゆえ!』


 申し訳なさそうに、だが何か焦っている銀ちゃんの態度に違和感を感じていると銀ちゃんが通話から抜けてしまった。よほど急いでいたのだろう。


 すると突然スマホから通知音が響く。相手は乱華からだった。


 その内容は、


【透お前何か忘れてねぇかおい】

「えぇ……」


 文章なのに俺には分かるぞ。乱華の機嫌が間違いなく悪いと感じ取れる。

 ここは刺激しないようにと色々考えてみたが、思い当たる節がない。とりあえず正直に聞こう。


 んなわけないだろう。


 だって既に乱華の機嫌が悪いのが分かるのだ。そんな地雷をわざわざ踏みに行くわけないだろう。ここは適度に嘘を混ぜてあたかも、覚えてましたけど何か、的な感じで言うのが一番。


 早速メッセージを打とうしたのだが、


 アレおかしい指が勝手に動く!? これはまさか呪いか!?

 非常に不味いし止めたいが、勝手に文章を作ってしまう。俺は急いで姫に助けを求めた。


「姫!!」

「なんじゃー?」

「今すぐ俺の指を止めてくれ! いや何なら腕ごと切り落としてくれて構わない!!」

「今ニャンチューブ見てるから嫌なのじゃ」

「ふっざけんなこの駄神がぁぁぁ!!!」


 役に立たない姫に叫ぶも悲しいことに乱華へとメッセージが強制的に送られる。


【覚えてるわけないだろ☆ なぁに怒ってんだよぉー☆ あれかな《《あの日》》かな??】

【あぁ?】


 あーヤバいヤバいヤバい殺される。

 自由を取り戻した手で急いで送ったメッセージを消そうとしたのだが、一瞬で既読になってしまった。そして送られてくる乱華からの呪いの籠ったメッセージ……、


【どうやら早く死にてぇらしいな】


 そのメッセージが送られてくると同時に俺の首から警戒音が鳴り出した。音の発信源は勿論チョーカーからだ。


【起爆スイッチの安全装置を解除したぞ。十秒でアパートから出て来い】

「……」


 あまりの恐怖で言葉を失う。


「透ー? ピーピー煩いぞー?」

「……」

「動画が聞こえんぞー早く止めるのじゃぞー」


 この駄神は本当に腹立つ、割とマジで。

 嫌な予感がして静かに玄関まで行き、扉の覗き穴を確認してみる。


「……やば」


 そこには満面の笑みで乱華が何かしらのスイッチを持って俺の部屋前にいた。


【……一応聞きたいんですけど、で、出て行かなかったらどうなりますか?】

【言われないと分からねぇのか? 早く出て来い】

【……はい】


 諦めて扉を開けて乱華と対面する。


「よぉ透奇遇だな」

「そ、そうですね」

「私が何しに来たか分かるか?」


 い、いえ皆目見当がつきません……。


「恋人が休みの日に会ったらやる事は一つだろうが」


 なんだろう……B級ホラー映画視聴耐久とかかな? 楽しそうだなそれやりたい。


「ちげぇよ」


 乱華は俺の胸ぐらを掴み、頬を赤く染めながら意地悪そうに言った。




「デートするぞ♡」




 ゴールデンウィーク最終日、時間は昼頃最後のデートが始まってしまったのだ。




        ~おまけ~




「姫ちょっと質問していいか……」

「なんじゃ?」

「真実の呪いってランダムで嘘つけなくなるって言っただろ? その”ランダム”の確率を教えてくれよ」

「七割の確率じゃ」


 な、七割!? 高過ぎるだろ!?


「何言っておるんじゃ透!! ゲームで『成功率七十%』って書いてあったら低いじゃろが!!」


 あー! んー! そう言われると分かる!!


「『失敗率十%』って言われたら体感百%で失敗じゃろうが!!!」


 超分かる!!!


「にしたって確率エグくないか!? こんなんじゃ”一生嘘つくな”って言われてるようなもんだろ!!」

「何言ってるんじゃ透? 嘘は悪い事じゃろ。嘘ついて良いわけなかろう」


 確かに!!(血涙



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ