第13話 視察
7歳の誕生日が過ぎた頃には街はそれなりに発展していた。
領地全体の人工は一万人を越したが街は三十万人を見込んで計画を建てているのでまだまだ空き地だらけだ。
商会は計画通りに商品を増やして居るので売り上げは良いが職人の数が足りないので予約待ちが大勢発生している状態の為僕も製造に参加して何とか優先順位が高い王族や高位貴族の予約を満たしている状況に成っている。
そして将来の為にまず小学校を建てて住民の子や孤児院の子の教育を施している。
現在は国の税金のみ徴収しており領主の税金は取らないで領民が普通の家や商店付きの家を買い取れる資金を貯めさせるために去年から三年は領税は免除と発表している。
頼りはエアリス商会からの税金だが商品の製造が間に合って居ないためまだ伯爵家の財政は赤字だが僕の貯蓄が膨大な為財政は問題ないと言える。
その後は移民はそれなりに居て毎年買い取る借金奴隷で人工は確実に増えていた。
そして僕は10歳になった。領民は三万人を超え冒険者向けの宿も増え、借金奴隷の冒険者も借金を払い終え普通の冒険者となり始め冒険者は国で一番多く集まり冒険者ギルドは普通のギルドの規模になり商人ギルドもギルドを作るなど順調だったが王都から連絡が入った。
連絡内容は王太子一家が街の視察にやって来ると言う内容だった。
慌てて領主の館の徹底的な掃除を指示すると同時に事務方に詳細な資料の作成を指示する。
そして王太子一家の視察の日に成ったが流石に五歳と三歳の王孫子は連れて来ておらず、王太子夫妻と僕と同じ年の王孫女の三人と護衛の騎士だけだった。
一晩泊まると視察が始まった。
資料を持って街を案内する。
「此方が街の中心地です」
「此処に来るまで見た所ではまだ開発は進んで無いようだね」
「流石に三十万人規模で開発した街に人口が三万人をようやく超えた段階で開発した面積はようやく二割を超えた程度ですからね」
「それで開発計画はどんな物だい」
「予想は後二十年掛かりますね」
「それでは開発を頑張ってくれたまえ」
その様な話をしていたがその間エミリア様は何故か顔を赤くしながら話を聞いていた。
そして視察が終わり領主の館で一緒に食事をした後お茶を一緒に飲んでいるとエミリア様が私に色々問い掛けてきた。
「婚約者は居ますか」
「いいえ居ません」
「好きな人は居ますか」
「まだ居ません」
そうして屋敷に一晩泊まると王太子一家は王都へ戻った。
その後は念のため早めに中学校を作り始める。
そして冒険者ギルドから宿不足との話が来たのでよく聞いてみるとダンジョンでのドロップが他所に比べて良いらしく冒険者が増えたそうなので冒険者向けの宿の建設を急ぐと同時にパーティー用に一軒家の貸し出しも始める事にする。
騎士団は最低限の人数が揃ったので街中の警護を始めた所だ。
そして錬金術師は人数が揃ったのでポーションの作成が失敗なく出来る様に成ったら失敗を気にせず中級ポーションの作成をさせる事にした。




