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COLORS  作者: 夢物語
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11/43

十一色 黒い風

「君の名前は?」



「え?あ、僕はあきら

もしかして君も風を操れるの?」



「うん!」



ベチルが軽く腕を上げると黒い風が吹き山に大きな溝が出来る。



「凄い…そうだ!ベチルも一緒に戦ってよ!」



「戦う?」



「悪い奴らが襲ってくるんだ」



「そうなんだ。

助けたいけど僕は人探しをしないと…」




「そっか…無理言ってごめんね!」



「ううん!

そうだあきら遊ぼう!」



ベチルはあきらの手を引き空に上がっていく。



「で、でも修行しないと!」



「修行?うーん…手伝うよ!」



「いいの?」



「うん!僕が風の塊を投げるから弾くんだよ!」



「分かった!

いつでもいいよ!」



ベチルはあきらから少し離れると掌に黒い風を集め始めた。



「いくよ!」



振りかぶりベチルが黒い風の塊を投げると風を帯状に回転させぶつけるあきら



「(ベチルの風の勢いで僕の風が消えちゃう…)」



弾けるようにあきらの風が消え衝撃で吹き飛ばされる。



あきら、風の回転が甘いよ!

もっと素早くさせないと」



「分かったよ」



「こんな所にいたかベチル」



ベチルの背後に黒い光りが輝きゼーレが姿を現す。



「ゼーレ様!まだ見つけられてないんだ…」



「ゼーレ!?ベチル…君は六魔将なの?」



「そうだよ!」



「ほう、この世界の戦士か。

ちょうどいい、贄はどこだ?」



「贄?はくの事なら教えないよ!」



「そうか。

ベチル、そいつは敵だ始末しろ」



「そうだったんだ!分かった!

じゃああきら…死んでね」



ベチルは一瞬であきらの頭上に移動し黒い風の巨大な塊を投げつける。



「(かわせない!)」



黒い風の巨大な塊はあきらを飲み込み落下し地面を吹き飛ばす。



「もう終わっちゃった」



すると砂埃が一瞬にして晴れあきらが立っていた。



「君のお陰でまだ戦えるよ」



「楽しめそうだ!」



ベチルはあきらへと急降下していく。

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