伝説の始まりの章 第2話
「起きなさい!光!」
怒鳴られながら、彼・・・光は体を起こした。
「まったく、毎日毎日起こさないと起きてこないんだからっ、もう!」
彼を起こした母親は食事の用意をするためか、彼の部屋から出て行った。
「う~~~~~~~~~~~~~~ん」
大きく伸びをし、ベッドから出た彼は着替えを始めた。キッチンのある
一階からいいにおいがただよってくる。どうやら母が食事の準備を
初めたようだ。そこで、ちょうど彼の着替えが終わった。
「さてと・・・下いくか・・・」
彼は自分の部屋から出て一階に向った。このにおいだと目玉焼きかな、
なんてことを考えながら階段を下って行った。実際に今日の朝食は
目玉焼きだったのである。
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「あ~~あ、食った食った。」
食べ終わった彼は時計を見て時間を確認した。もう10時をまわっている。
7月22日高校に通う彼は今日から夏休みなのである。部活動は明日からなので、
今日はのんびりと寝ていたわけだ。
ブ~~~~~~~~ブ~~~~~~~~~
携帯のバイブの音が鳴った。どうやらメールが来たらしい。
「ん?誰からだ?」
彼が携帯の履歴を確認すると、大手インターネットゲーム会社だった。彼も
しょっちゅう利用している会社である。
「どれどれ~~『いつもご利用ありがとうございます。近日、開発を開始した
新作ゲームのお知らせです。開発に成功したベータテスト版のゲームを
利用者の皆様から抽選で無料配布することとなりました。抽選の結果、お客様
が当選しましたので、ベータテスト版ゲームのインストールをお願いします。
インストールに必要なパスワードはxxxxxxxx-xxxxxxxxx-xxxxxxxxx-xx-x
です。公式サイトにて配布しますので、後ほどアクセスしてください。』か・・・」
どんなゲームなんだろう・・・ちょっと気になるな・・・
「そんなところでぼーっとしてないで、さっさと勉強しなさい!」
はーい。そう答えながら、彼は二階の自分の部屋へ戻って行った。実際に勉強する
気などない。もちろん、さっきのゲームを確認するのだ。
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「スイッチオンっとな」
部屋の机に座ってパソコンを起動した。インターネットからゲームサイトに
アクセスする。トップページにパスワードを入力する欄がある。そこに指定
されたパスワードを打ち込んでいった。
「よーし、これでオッケーだな。」
そして、意気揚々とインストールのボタンをクリックする。インストールが始まった。
インストールが終了し、ついにベータテスト版の起動する。
よっしゃ!これで誰よりも先に新作ゲームが体感できるぜ!
しかし、彼の思ったようになることはなかった。ゲームが起動した瞬間、パソコンの
電源が切れたのである。
「は?」
一瞬呆然としていると、頭の中に声が鳴り響いた。
|(ようやく見つけた・・・魂の・・・を・・・)
なんだ!?この声は!? 彼が驚いていると再び声が聞こえた。
|(急げ・・・時間が・・・世界が・・・)
すると、彼の足もとが黒い闇の空間へと変わっていく。
「なんだってんだよおい!くそっ!」
次第に広がっていく闇に彼は次第に引きずり込まれていった。同時進行で、意識も
朦朧としていく。
なんだってんだよ・・・くそっ・・・
結局彼は何も抵抗することができず、意識を失い、そのまま闇に引きずり込まれていった。




