六甲山を歩く 鉢伏山・旗振山・鉄拐山編①
前回書かせていただいた再度山はなんやかんやで十キロ近くあり時間も三時間クラスの道でした。
確かにルート的には初心者向けではあるのですが、距離的にはもっと短いコースもあるので今回は山陽電車の須磨浦公園駅からスタートして鉢伏山・旗振山・鉄拐山を通ってJR&山陽須磨駅の降りるコースをご紹介します。
読んでる方からは「短いと言いながら三つも山登るんかい」というつっこみもあるかと思いますが、標高は一番高い旗振山で二百五十三メートル、全長三・五キロのコースですので、再度山の半分以下の時間でゴールに着くことが出来ます。
しかも登山口まで電車で行けるという便利さ、山の上には遊園地まであるという面白いルートになりますので短いながらも楽しめると思います。
ちなみに須磨浦公園駅は六甲全山縦走のスタート地点でもあり、全山縦走の序盤のコースを通ることが出来ます(本当に序盤の序盤ですが)。
まずは山陽電車という私鉄で須磨浦公園駅に向かいます。
住んでいる地域によっては兵庫県に住んでいてもなじみのない方もいるかもしれませんが、山陽電車は姫路にある山陽百貨店が始発の駅で西台と言う駅までが山陽電車の区間になります。
そもそも山陽百貨店というものがあることにまず驚かれる方がいるかもしれませんが、これがまた昔からあるんです。
姫路では昔から愛された百貨店で、今もJR姫路駅の目の前で存在感を出しています。
この路線はJRがトラブルや台風で止まっても、山陽電車は動き続けるという伝説の路線でもあります。
なのでJRが止まった時の振替輸送えお毎回やっていますが、逆、すなわち山陽電車の振替輸送をJRがやることは殆どありません。
元広島の衣笠並の鉄人路線となっています。
そこから東に向かって高速神戸や阪神電車とも接続しているので、例えば神戸の中心地でもある三宮駅からでも行くことが出来ます。
この須磨浦公園をおりると最初に目に入るのはロープウェイ乗り場になります。
山には行きたいけど登る体力がない方、小さな子供がいる方などはこのロープウェイを使うのが良いでしょう。このロープウェイは普段は空いていますが、元旦の早朝は初日の出を見に来るお客さんで長蛇の列になります。
駅前には売店はありますが、食品類は飲み物やお菓子程度ですので、昼食はあらかじめ用意していってもよいですし、山の上にある茶店、売店あるいは展望レストランで食べるのもいいと思います。
しかし、そもそも短時間コースなので朝早く行ったら間違いなく昼前にふもとに降りちゃうので須磨駅の駅前で食べればいいことになってしまいます。
なので、敢えて遅めに出て山で昼食を食べるというのも優雅ですね。
さて、ロープウェイの駅をを右手に見ながら西の方に進んで行くと線路をまたぐ橋が見えます。
その橋を越えて右側には階段、左側にはゆるやかなアスファルトの道がありここがいわば登山口になります。
最初の山は鉢伏山。
標高は二百四十六メートル。
この山は源平合戦の一の谷の戦いの舞台となったことでも有名です。
階段の方が距離は短いですが階段自体は急、左側は途中にトイレがあるので駅で行き忘れた人はこっちで行くとよいでしょう。
いずれにしても少し上ですぐに合流するので、ま、どっちでもよいです。
僕は階段を使うので階段を上がったとして次に見えるのは傾斜にある大きな公園、もちろん麓にもある須磨浦公園の一部なんですがこちらはちょっと登らないと来れないので人の姿はまばらです。
動物のオブジェなどがちょとこちょこあり、眼下には瀬戸内の海が広がるロケーションで、山頂までいなくてもここでお弁当を広げてご飯を食べるだけでも気持ちが良いと思います。
そして緩やかな石段を登って行くとさっきの左側ルートと合流する道に出ます。ここにも茶がありビールも売ってますがここでビールを飲むと山登りが終了するのでがまんがまん。
そこからまた石段を登って行きますが、これとは別に公園を周遊するコースも階段の脇にあるので散歩だけの方はこちらになります。
ここからは階段をひたすら上ります。山頂まできれいに整地されているので登山靴でなく普通の運動靴でも登れますがそれでも滑りやすい場所もあるので、ヒールのある靴やサンダルなどで登るのは避けましょう。
ここからしばらくはひたすら上るだけで景色もあまり見えませんが、途中階段の曲がり角で木々が途切れていて海が見える箇所があるので、この辺で立ち止まったきれいな景色を見ながら呼吸を整えるとよいでしょう。
これがこのルートの最初の坂ではありますが、全体の中でも一番しんどい登りなので頑張って登って行きましょう。
そうして、ニ十分くらい登ると中間の展望台に着きます。ここまでくれば山頂はもうすぐですし、そこまで開けた場所ではない為、スルーして登って行ってもよいかと思います。
そしてそこから少し登れば人工的な建物などが現れます。ここがロープウェイの終点でトイレや自販機もあるので、ここで一息ついて景色を楽しみましょう。
何故かと言うと鉢伏山の山頂まで登っちゃうと逆に景色はあまりに見えないからです。
続く




