さあ、俺たちの戦いはこれからだ!
帝国歴246年4月
商業ギルド国に赴いていた2つの商会が、6人の通訳を伴って帰国した。
取りあえず既存の船で南大陸を目指すそうだ。
新型船はほどなく進水するので、こちらもしばらく先には就役するだろう。
政庁も外側は完成し、学校と病院も形だけはそれなりになった。
水道も街道沿いの1次供用区間部分の水道管敷設は完了した。
これで市内中心部の道路舗装にも着手できる。
工場の生産も取りあえず順調で、今月から各種製品の販売を開始する。
ちなみに帝都は9月販売開始を予定しており、商会が支店改装と従業員確保に動いている。
化学工場は稼働したが、同時に追加ラインを次々と組立中である。
何せ作りたい薬品の種類がとても多いのだ。
金属加工工場では針金や釘、ボイラーの製造に加え、バネやワイヤーなどの開発もスタートした。
そして、精密機械工場の建設も始まった。
当家の事業だけでなく、一般家屋の建築も盛んなので、大工さん大忙しである。
農業試験場では春小麦の播種が早くも始まった。
今後は現在の主力作物である大麦から転換していく予定である。
もちろん、パンのためである。そして養蚕も本格的に開始する。
好景気に支えられ、木材や燃料が不足しているが、新たに林業班を雇用・編制してウラヌス半島に投入した。この伐採跡にはツバキを植える予定。
水産試験場ではアコヤガイの増殖とウナギの飼育が始まり、ウラヌス地区が突然、活気を帯び始めた。
資金については、稼ぐ横で消えていく状況が続いているが、セバスと財務担当の奮闘により、私は余計な心配をせず、割と自由にやりたいことを推し進めている。本当に有り難いし、実は私より領地発展の貢献度が高いのでは無いかとさえ思う。
また、政庁職員がいい仕事をしてくれる。
林業班なんていつの間に企画されてたんだろう。
もう、私が全てを把握できる段階は過ぎつつあるのだろう。
独裁国家が行き詰まるのはこういうことが遠因かも知れない。
徴税もこれからの移住者のうち、未払いの者に対する徴収を除けば完了し、2200万ディリを超え、僅か2年で倍になった。
頼むから、ここで覚めないでくれよ!




