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リンツ伝  作者: レベル低下中
第一章 領地改革編
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評議会と自警消防団と建築ラッシュ

 本日、評議会の役割と選挙制度、そしてその公示方法について両市役所と協議した。


 問題は山積みで、領民が選挙というものを知らない、字が書けない、紙が高価で投票用紙が準備できないなど、現代社会とかけ離れた状況にある。

 異世界チートならあっという間にできるのだが・・・


 結局、投票は各地区ごとに人を集めて挙手で行うことになり、ロスリー選挙区がロスリー市とウスター、ニーウェイの2村を区域とし、スーディル選挙区がスーディル市とウラヌス、マーブルクの2村とした。定数はそれぞれ10名。

 なお、騎士爵領は含まない。


 自警団も取りあえず20名を交代制のボランティアで行うこととした。

 将来的には給料を支払って専業とするが、お金がないので自営業者を中心にしてメンバーを集め、試行という形にした。


 そして政庁、ロスリー総合学校、ロスリー市民病院の建設も決まった。

 資金ができ次第スーディル市も同様に建設する。


 学校は各村や騎士爵領にも建設し、病院については、市民病院以外は診療所とすることとした。


 また、ロスリー上水道取水口2カ所の設計と水道橋ルートが決定した。

 こちらも将来的にはスーディル市にも建設する。

 さらにスーディル港の施設整備案も了承された。


「お金はないけど作るものは取りあえず決まったね。」

「まだロスリー駐屯地が残っていますが、取りあえず一段落といった所でしょうか。」

「そうだね。図書館、劇場、公衆浴場、遊園地、市民広場、スポーツ公園と作りたいものはたくさんあるけど。」


「聞いたことのない単語がありますが。」

「追々説明するよ。でもこういったものを整備すれば規模はともかく陣容は帝都に並ぶ。」


「まずは伯爵邸ですかな。」

「水道の市内上水管敷設が終わったら商店街移転もある。」

「いやはや、全く一段落しておりませんでしたなあ。」

「同じことをスーディルでもしないといけない。これじゃあお金がいくらあっても足りない。」

「10年計画ですかな?」

「債務返済計画が15年間だから、それと同じというのは?」

「足りませんなあ。」

「足りないねえ・・・」


 お金持ちになる日なんて来るのだろうか・・・


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