3話 勇者と魔
ドドドーン…!
遠方でも近くでも魔法の炸裂音が鳴り止まない…。
カッ…!
パラパラ…パラ…
俺らの前方で炸裂した…。
「ゴー!ゴー!ゴー!」
最前勇者達への突撃の合図!
…さん…行ってきます…!
色のついていない写真を懐にしまう。
塹壕から飛び出す!
バスッ……
えっ…?
バスッバスッ……
あ、空だ…
なんて青くて綺麗なんだ……
…空って綺麗だったな…そういえば…
ドドドドッ…!
みんな、続々と突撃してる…
みんなの走り抜ける足が見える…
あれ?なんで俺こんなとこで空見て寝てんるんだ?
…え?…
目の前に靴底が…
………
……
…
「えーんえーん」
泣いている子供
「ほら、手繋いでやる」
手を差し伸べる
手を繋ぐ
二人の口元には笑み
もう一人子供が駆け寄る
「待ってよー」
「ははは!早く来いよー」
「鬼さんこちらー」
地面の3人の影が伸び暗黒になる
完全なる黒
………
……
…
黒
暗黒
暗黒から視界が開ける
<134X年現在 焚火の跡がある野営地>
「おい。パピー起きろ」
退老の魔法使い☆少女 アリス ミラリスが顔に被さっていた本をつまみあげ、大きな黒い瞳で覗き込んでいる
血脈勇者メテウス リオンデ「…おい、読んでたんだ返せ。それにパピーじゃない。そんなオッサンじゃねーし誤解されんだろ」
ポリポリ…
青い瞳のメテウスは青年らしからぬ顔の傷跡をポリポリかく
アリス「いびきかいて寝てただろ」
メテウス「ね、寝てねーし…ドンドコドン絶賛連載中のキラキラキューン♡読んでたんだ、返せ、いいとこまで読んだんだ」
アリス「週刊少年ドンドコドン…メテウス…少年じゃないだろいい歳して…」
メテウス「それ以上言うな!俺はまだ青年だ!それにドンドコドンの事悪くいうな…泣いちゃうぞ」
アリス「メテウスはドンドコドン依存確定だな」
メテウス「ああ!毎週買ってるぜ!いつでも心は少年!」
アリス「そうか。それは良かったな…」
メテウス「あー来週が待ち遠しい」
アリス「あたしゃギロイ様が待ち遠しいよ」
茶色の瞳の少年が駆け寄ってくる
ただの少年戦士リゴリス レンズ「いたいたー!おーい!メテさーん!アリスちゃーん!もー探しましたよー!」
アリス「なんだ…ただのリゴリスか…」
リゴリス「ただのって…ものすごいがっかりしちゃってるよ!アリスちゃん!黒い瞳が更に黒くなっちゃってるよ!せっかくギロイ様シールゲットしてきたのに…」
アリスは瞬奪魔法でアルゴスの持っているシールを奪い取る
アリス「うはあ~♡」
アリスは黒い瞳をキラキラと輝かせている
メテウス「…アリスさん…あたいにもちょっと見せて~」
リゴリス「…なんなんだこの人たち…」
メテウス「…ったく、あーしゃーねぇ、そろそろあいつ探す旅に戻るか…
場面転換
<439部屋>
薄暗い室内
戦況が反映されている盤面
?「ハンバーグ作戦に取り掛かる。誰かがこの泥を被らねば、我が国という機械は止まる。私で良かったのだ」
【消無雨跡】
———
続く
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