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囚われのアリシア~私にだって意地がある!~  作者: ホマージュ
第一章 旅立ち
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人がいない

最近、休みが増えてきた。

そのお陰でなんか色んなゲームに手を出せてます。

私もそろそろCOD買おうかな、

でもBFもすぐ出るんだよね。。。

元世界ランカーだった友人もせっせとキルレ上げに勤しんでるみたいだし。

その様子を見ながら思うことは

「やっぱ凸スナって上手い奴がやるとめちゃめちゃつおい!」ってこと。

とりあえずww2で練習する。

赤い髪の女は怒っていた。

プリプリなんて可愛い擬音は付かず、

ゴウゴウと炎を燃やす、いや、吐いていた。

見れば外に落ちている鎧の中でも自分なりにいいものを頑張って選んだのだろう、

着ている鎧や手甲には全て宝石が填まっていた。

遠目で見れば良く言って成金趣味の騎士モドキである。

近づいて見ればそれはレルド家の鎧にハーツクライウッド家のバイザーと色々な名家の不協和音というか、それぞれが色も違う上に各部に填まっている宝石が主張が強く統一性を感じられない。

そんなふざけた装備とは裏腹に着ている人物の心中は穏やかではなかった。

苛立ちが平常心を蹂躙し、文字通り炎を 口の中から何度も顔を覗かせる。

乱暴に城の最上階の扉を開く

この苛立ちはこの部屋の主に向けたものだ。

部屋の主は太陽が既に落ちきろうとしているというのにベッドにくるまり未だ一度も起きた形跡も見えない。

その様子を見て尚更イラついたのか大声をあげながら布団を剥がす。

「おい、日の出と共に旅に出るのではなかったのか」

アリシアは布団を剥がされ、きゅぅ と体を縮め 怒る赤髪の女をちらりと見やる。

「私、そんなこと言ったっけ。」

「言った!」

その返しをわかっていたかの様にすぐさま

返事する

それにビクリとするように更に縮こまる。

更に追いたてる様に

「それに、『それに!旅に出るなら太陽が昇りきる前のがいいわね、夜に出ていったら何か夜逃げみたいでかっこ悪いじゃない?ほら、私って美しい上にかっこかわいい女だから!日の出までに準備終えてなかったら尻尾の鱗剥がすわよ。』とかも」

「そ…そんなこと…」

言ったような、



…言っていた。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「よーし、今日こそ旅立ちの日に相応しい!

太陽も私の門出を祝っているのよ。」

太陽が真上辺りに位置し、雲もあまりない状況でアリシアはふふんと仰け反り自慢げにする。

それを横目にルシリアは呆れたように、

既に昼間だけどね…と呟く。

特に気にする様子もなく、アリシアは久しぶりに城の敷地外に出ることになる。


最初はるんるん気分でスキップしていたものの、

およそ5分足らずであまり代わり映えのしない道に文句を垂れ始めた。

しまいには城に帰る!暑い!だるい!とわめきたてる始末

完全に蔑んだ目でアリシアを見下すルシリア。

そしてアリシアは唐突に思い出したかのように叫び出す。

「馬車がない!馬車をよこせ!!」

空に虚しく消えていく叫び声、

「せめて村まで行かねば、馬車どころか御者すらいないだろうよ、まず村まではなんとか頑張れ」

ため息ながらに放つ言葉。

しかしながらルシリアは5km圏内に生体反応が無いこと自体に不安が募る。



村までもう少しというところ、

結局鎧でガッチガチのルシリアにおぶさっていたアリシアは久しぶりの村への来訪に嬉々として先程まで

「おろさないで!おいてかないで!!」

と喚いていたが

今度は自分から飛び降り、村への入り口に走って行った。



村はかつて平和であった。

帝王の第三后であるミルフェフィアは村にとっては良政を敷いていた。

ミルフェフィア自身元々農村出身であった為、重税は敷かず徴税と徴兵の頻度は僅かであった。

特に荒野や、忌み死にの森に囲まれたこの地域の村には有難い限りであり領民から大変慕われていた。

その為、領主の館に竜が現れて領主からの連絡等が無くなった後も村全体で領主達を助けようと奮起していた。

しかし、竜はそんな想いも気にせずわらわらと足元に集まり足を槍や鍬等でつつく人間を潰してはニタリと嗤った。

全く歯がたたず、虐殺されるだけの救助は幾度となく失敗に終わり、

村の人口が1/4をきったところで、村人達は慣れ親しんだこの村を捨てた。


それから6年後、かつてこの村の誰もが命を張ってでも望んでいた領主の一族。

よりによって姫殿下は自分の足で来た

突然ではあるものの村人達が願った者の到来に

歓迎する村人達は既にここには居なかった。


村人が去った後も、

様々な軍が滞在したのであろう。

携帯食の殻や、飯盒、焚き火の跡が残されていた。

ここに滞在し故郷に子や妻、恋人を残して竜のいるスデルーク城へ赴きそのほぼ全ての者が帰らぬ人となってしまった。

多くの人間が最後の夜を明かした、

そんな寂しい土地になってしまったのだ、この村は



そんなことを考えつつ、

うんうんと一人浸っているアリシアに対し、

ルシリアは淡々と家屋の中を調べていく。

そしてアリシアが寒さを凌げる場所を見つけると枯れ木を集め木を撫でる。

するとルシリアが撫でた所から発火し、

焚き火を用意する。

村の入り口付近でぶつぶつとこの村についての設定を固めている所、

無理矢理手を引き暖をとらせた。


夜、野宿をすることにぶつぶつと不満を垂れるアリシアにルシリアは拾ってきた地図を広げ、今の場所とスデルーク城のある場所に指を乗せ、離すとビキビキと音をたて小さな氷の柱が立った。


その光景をみるアリシアを確認し、

ルシリアは地図に指を指し話始めた。


この大陸には5つの大国がせめぎあっていた

まずはアリシアの所属していた、サルスムーナ帝国。

国土面積は二位、国の首都を堅牢な城壁で囲い、5ヶ所の角に見晴台も設置し、他国の攻撃や進攻に素早く反応できるように常に防衛体制に抜かりのない国である。

過去に何度か大規模な進攻があったがその全てを何事もなかったかのように撃退している。

ここは帝国制の国で第11代帝王のデオルトにより統治されている。

大陸の中でも南西に位置し、

サルスムーナ帝国の東にグングニラ聖教国がある。比較的好戦的な国でよく他国に喧嘩を売り始める、

教会を軸に国を成している為か、いざこざがよく起こる。


サルスムーナの北部にはスデルーク城を挟む形で

クムルンランドと呼ばれる新興国がある。

最近出来たばかりの国で、引きこもりのアリシアには情報がない。

その西側は屑砂砂漠と呼ばれる砂漠になっており、未開の土地となっている。


クムルンランドより東に位置するのが

大陸一の歴史と面積を誇る、オルグラフィア王国である。

王国制の国で、面積が広い為か領地の端の方は無法者も多いと聞く。

開拓済みの土地、東側6割程を占める大国。

その下にはコルトバッツ貿易港国が港を占領している

大陸の上に島丸々一つを国として運営しているムールヌーガ大陸。

東大陸の東側と西側の間には大陸を分断するように大きな川が流れている。

オルグラフィア王国以南に位置するのがコルトバッツ貿易港国である。

元々はただの港町であった所に一人の賢人により、

いくつもの組合が協力し、貿易の盛んな国としたらしい。


ムールヌーガ大陸は昔海賊が根城にしていた島で、

大昔に海賊王バイキングを名乗る王がその島を統べ、国として導いたとされている。


「・・・・・・ーで、今向かっている方向のクムルンランドだけど、まだ新しく出来たばかりの国で、特にこれと言った情報が無い。」

ルシリアはそこまで言い切ると大人しく聞いていたアリシアに問いかける。

「私的には情報収集も兼ねて、首都に向かう前に周りの村をある程度まわってから他の行き先も考えるべきだと思ってる。

それと、多分あんたの素性がバレでもしたらもぬけの殻になった城に賊とかがわんさか来るから絶対に真名は名乗っては行けない。絶対に。」

そういってアリシアに確認を取ろうと顔をあげると、


アリシアは眠っていた。


挿絵(By みてみん)

赤い星のスタート地点は気にしないでください。もうかたっぽのやつのです。

スデルーク城はクムルンランドとサルスムーナ帝国を繋ぐ街道のT字路にあります。

人がいない。

ってイメージよりもアリシアさんの屑っぷりを披露したい。


稚拙で幼稚な頭で頑張る!


といっても勢いでしか描いてないので、今更頭なんか使えないですわ(笑)

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