もふもふの
おはようございます。
なかなか文章にする余裕がなく、
ただただ時間だけが浪費されておりました。
久しぶりの投稿になってしまった。。。
ほんとはも少し長いはずだったのですが、
いつものやつです
本当は「これこれこんな夢を見たの~」と誰かに伝えて文章にしてもらうのが一番いいと思うのですが、そういうサービスみたいなのないかしら
ブスッとした表情だ。
対面に座るアリシアは頬を脹らませ不満そうだ。
そしてアリシアはそのままそっぽをむく。
「イヤよ」
「イヤ、じゃない」
「なんで?私をまもってよ!!」
「お前の為を思って言ってるんじゃないか」
無言の時間が流れ、
アリシアが一瞬別の方向に視線を反らし、指をさす。
「あ。かっこいい鎧」
「鎧?」
それに誘導され、指のさされた方向を見てやればアリシアは全力で走り出す。
しかし窓際の個室で、出口はひとつのみ。
ルシリアの横をサッと通りすぎようとするが
「おい」
襟首を掴まれアリシアの首がしまる
「うぇっ!?」
再び座り直させると、アリシアは喚きだす。
「だぁーって!私のお金じゃぁん」
アリシアが座った席の皿の端にはアスパラがまとめてある。
「ちゃんと食べないと大きくなれないぞ!」
「もう大人だもん!もう大きくならなくていいし!!」
ため息が溢れる。
いつまで経ってもアリシアはこの調子だ。
変わらないな、なんて思えば笑みが溢れてくる。
ルシリアは自分の胸の辺りに手を添え、
アリシアの肩に手を乗せる。
「本当に大きくならなくていいのか?」
そういうルシリアの胸があからさまに大きくなっていた。
アリシアの目の端でブオンブオンと音を立てそうな勢いでルシリアの胸が揺れる。
なんだかどんどんどんどん胸が膨らんでいるようだ。
「ほらほら、グラマラス。というのだろう?」
そういうルシリアはまるで大きなスイカ3つ分はあるであろう大きさの胸になっている。
凄まじい重量感と、存在感である。
アリシアは息を飲んだ。
ゴクリと、
唾を飲み込む際ののど越しの音が大きく聞こえた気がした。
「こ、これを食べればその大きさに…」
フォークの先でアスパラをつつくアリシア。
「そうだ!行け!」
これでもかというように乳を揺らしてみせる
「…でも、その大きさはイヤだぁーー!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「うぇ。まだ気持ち悪い…」
口の中に残る苦味に独特の匂い。
まだ、時折吐きそうになる。
結局アスパラを食べさせられ、
不服である。
その逆ルシリアは満足げにしているのが余計腹立たしい。
コルトバッツ港国に着いて早くも10日程経っただろうか。
貿易が盛んな国であることも由来して、
様々な情報が飛び交う。
中には眉唾物の噂や、到底信じられないような話が溢れている。
中でも気になったのは、コルトバッツ港国の北にある広大な土地を有するオルグラフィア王国の内戦の話だ。
なんでも新王就任の最初の催しで身内に裏切られ、面子を潰されたようなのだ。
新しく王位についたのはローレライ第一王子。
力こそが正義であると主張し、軍を率いた。
また有望な若者であれば貴族や貧民と関係なく取り立てる、といった考えの元、平民達からの支持が厚い
対抗にあったのは第二王子のクルム。
大きく体制を変え、混乱を招くのは国力の低下に繋がる為と貴族はそのままに、
政策緩和と農奴の環境改善を訴えていた
しかし、農奴には市民としての投票権は無くローレライが新王に就くことになった。
力ある若者を埋もれさせないように催した第一回闘技大会で、第8王子による横槍で
優勝候補を負傷させ、闘技大会の中断を余儀せざるをえなくなったのだ。
同じ王族とはいえ、王に逆らった重罪を課せられ指名手配中とのことだ。
「いいわぁ…」
うっとりとしてしまう、
とても羨ましいものだ
「何がだよ。」
ルシリアの即答に自慢げに答える
「ちっちっち。なんでその第8王子は王の面子を潰したんだと思う?」
「知らんがな」
「その負傷させられた優勝候補ってのと闘っていたのが女の子だったらしいんだけど、その子を連れて逃げてるみたいなの!」
「反逆者で拉致誘拐の犯罪者、か。」
「まってまって。解釈がおかしいって。」
「だってそうだろ?」
「確かに…そうなんだけど、その王子の視点で考えてみて?」
まったく、ルシリアってばロマンをわかっていない
「…人拐い?」
「だぁー!違うって!!きっとその女の子を連れ去った王子ってのはその女の子と付き合ってた…とか。」
「考えすぎじゃね?」
「意中の女の子が、大会で痛め付けられそう…いてもたってもいられず、気がついたら身体が勝手に動いていた…!
そして傷ついた彼女の為なら…
俺は王位継承権なんて捨ててやるぞ!!
そうして、彼女と愛の逃避行に…」
なんてドラマチックでロマン溢れる話なのだろうと…
私がその助けられた女の子だったら惚れるね、きっと。
「…考えすぎじゃね?」
興奮するアリシアに対しルシリアはあまり乗り気じゃない。
「でもさ、こういう人。憧れるのよねぇ。旅のついでに探そう!」
「探してどうすんの?懸賞金??」
「いやいや、そんな野暮なことはしないわよ」
「じゃあ、略奪愛?」
「野暮なことしない!って言ってるじゃん!」
しかめっ面のルシリアには理解が及ばないようだ。
そんなやり取りの中、
ルシリアに小さなマントがぶつかる
「ごめんよ!」
元々人の往来の多い場所だ。こんなとこで寸劇をしている二人が悪いのだろうが、
ルシリアはそのマントの人物を持ち上げる。
「ひぁ!」
「ルシリア!何してんの。」
ジタバタと暴れるそのマントの人物は先程までルシリアが腰に挿していた宝石のついた小刀を抱えていた。
「あ。泥棒。」
アリシアが思わず口にするが、ルシリアは無言のままジタバタするマントの人物を掴みあげながら路地に移動する。
ドシャと地面に投げ出されたマントの人物は先程まで抱えていた筈の小刀が無くなっていることに気がつく。
ルシリアの腰に先程の小刀が既に挿し直されてるのを見つけるや否や
「返せ!」
ルシリアに食って掛かる。
ルシリアはすかさず頭を掴み持ち上げる。
「離せ!離せ!返せ!!返せー!」
まるで自分が被害者であるかの様に抵抗する人物。
よく見れば手は灰色の毛でふさふさしており好奇心に背中を押される。
暴れるマントの人物のフードを摘まみ、おろしてみる。
「わんちゃんだぁ。」
犬の亜人である。
ルシリアに顔を捕まれジタバタと暴れるその亜人に、アリシアは問う。
「肉球触ってもいい?」
と言いながら既に触る
「ひっ…ぁぅっ!」
アリシアの触る肉球が動かせぬ様にルシリアが左手でがっちりと掴み援護する。
かれこれ5分以上アリシアに拷問を受けた亜人は再び地面に落とされると今度は受け身もとれずぐったりとしていた。
「ねぇ。なんで剣盗ろうとしたの?」
アリシアの問いかけに観念した亜人はポツリと返答する。
「使って、売るつもりだった」
「使う?」
自分のお気に入りを盗られそうになっていたルシリアからは無言のプレッシャー。
「ひっ!」
身を縮め、萎縮する。
話を聞けば、コルトバッツ港国は元々貿易が盛んなこともあり、亜人も人間も役割分担をしつつも国を盛り上げていた。
しかし、いつからかずる賢い商人達に騙される形で労働を行うようになっていったり、段々と亜人に対する偏見と差別が行われるようになってきたらしい。
魔物寄りの見た目の亜人は特にその傾向が強く、
獣人モンスターとして討伐対象になることも少なくないようだ。
魔物寄りの見た目の亜人は、肩身が狭くなっていき、仕事もなくなり、盗みを働いたりするようになり、尚更害悪として認知されるようになったという、負のスパイラルである。
身長80cm位の亜人であるが、
やはりよく見れば傷が所々についている。
小柄ながらもきっと少なくない虐待を受けているだろうことは察せれた。
しかし余所者が深入りしても、面倒に巻き込まれるだけだ。
なんといってもいい男を探す時間が減ってしまう。
「今回は見逃すけど、盗みはよくないわ。いっそ、住む場所を変えなさい。」
とは、言ったものの。
亜人が優遇されているという国の話は聞かない。
「でも、どこ行けば…」
「開拓されてそうな所で他国の介入が無いところ……忌み死にの森、とか?」
「ひっ!」
忌み死にの森の言葉を聞いただけで亜人は肩を抱え、ガタガタと震え出した。
「そんな嫌がる?」
確かに人間が近付くと危ないはずだけど、亜人は平気だったはず。
昔は忌み死にの森にエルフとドワーフの国があったくらいだし。
「いやだっ、あそこだけは…」
爪を噛み震える亜人に、アリシアはただただ圧倒された。
異世界あるあるの亜人さんが出てきました。
コルトバッツは比較的他種族が多く生活するくにですので、所謂亜人編みたいな?
そんなかんじです。
ありきたりな展開が続きます




