84瓶 面倒
メドレグでの あれ これ も終わり・・。
まずは、探しに行く‥準備だ。
家借りたり・・採取場所、確認したいな・・。
「昨日‥何も、ありませんでしたか?」
挨拶して‥出かけようとしたら、店主から言われて驚いた。
「‥ぐっすり、眠れましたよ」静かで‥。
ギルドのある‥ロムメットまで遠いから‥疲れてたし。
どうやら、この宿に お客が居ないのは・・夜な 夜な‥宿泊客を狙った、冒険者が押し入るから‥とか。何それ・・怖っ。
夜は・・宿の入口も閉めて、店主も眠るから‥分からないみたい。
「それは‥大変ですね・・」何か、コビトに図書館のと、同じような物‥作って貰おうかな。それで提供したい。モニター‥みたいなイメージで。
「僕‥眠る時は入口、鍵かけるだけじゃないので」背もたれの椅子の背‥引っ掛けておくと、内開きの扉は開かないのよ。元々、警戒心・・強めなので。
「‥何事も無かったなら、良かったよ。気をつけて‥いってらっしゃい」
「はい。いってきます!」
まずは、ろむれ・・違う。えっと、ロムメット‥へ!
・・若干、ヘルメット‥みたいな発音だけど。そういえば、そういう帽子は無いね。兜‥に近いと思うけども・・。
今日も、賑わってますね。
「こんにちは~」
「あ‥商人リモンさんですね?」え? はい。
「そう‥ですけど?」何だろ?‥また、ギルド長とかの依頼かな?
え・・あれ? 木箱‥持って来た。何?
「あちらで展開して、渡した方が良いんじゃないか?」
「それも そうですね‥。では、こちらへ」はい。
カウンターの反対・・壁近くにも コリが在った。使わないのは‥。
「こっちは、ギルドに勤めてる者の証しか‥反応しなくて」なるほど。
「普通の人が使えないんですね・・」
証を翳すと・・ローテーブルと、ソファが2つ 出て来た。
ソファ‥良いなぁ‥ふか ふか。
ローテーブルに木箱が置かれ、板じゃないフタが外されると、中には・・。
大量の・・手紙! えぇえええぇ?! まさか‥苦情‥?
何か・・知らぬ間に、し で か し て た ・・とか?
「まず、こ ち ら から‥読んで頂きたいのです」
そう言って、多くある手紙の 一番上に乗ってた‥紫の封筒を出す。
紫なんて、初めて見た。
「‥これは?」何で、これだけ・・先なんだろ?
「それは『緊急 事態』を知らせる手紙で、使われる 封筒なんです」
・・そうなの?! だから、見た事・・無かったんだね。
ここで、開けても良いか聞いてから封を開ける。
ん? え? 緊急?? ‥そう?
「えっと、他のは‥どこからの‥?」
「‥主に、騎士団の兵士から‥でした。あとは、他の州のギルド長などから」
え?・・・何か、作って送れ‥とか?この量・・それ ぞれに、書いてあるの?
「緊急のは、いかがでしたか?」
「‥いえ。緊急と呼べるか‥ちょっと怪しいので。調べてからにします」
木箱は、貰って良い‥との事だったので、開けた手紙も 一緒に鞄に入れて‥仕舞った。あとで・・読もう。うん。多いからね。あとで・・・。
「えっと、それより今日 来たのは‥この州で長居する為、家を借りたいのです」
「では‥カウンターの方へ、戻りましょう」はい。
ソファとかは、片付けられ‥背の高い・・カウンター‥へ。
冒険者の兄さん達なら‥余裕でしょうが。子供といえど、150cm程度の私では‥。
さっきの木箱の上に乗りたいくらい。いや‥さすがに潰れそうだから、やめとく。
あ・・脚の長い‥椅子を持って来てくれた。これに‥よいしょ‥。ふわっ
わーっ!・・びっくりした。
お兄さん、一声・・かけて下さい‥。
持ち上げて‥乗せてくれた事には、感謝してますが。
「‥そうだな。すまない‥」いえ。
「今、貸し出せる家は‥この3か所となります」
・・・・何故でしょうか?
「庭‥要らないけど‥」全て、庭付き 一軒家って‥どういう事??
買え・・と、言われそうな気がしてます。しく しく。
‥ううん。まだ何も・・言われてないけど。
「‥庭では、馬車を停めたり‥」馬車なんて、持ってない。使わない。
そも そも、馬車なんて‥どこで買えと?知らない・・・。
「周囲に民家も在りませんから、実験に使う方も居ますね‥」え?それ、大丈夫なの?? 家、壊れた事は?・・あー・・やっぱ、あるんですね。
「‥使い方は、自由なので」もちろん、壊したら購入か弁償‥らしい。
場所・・と言われても、来たばかりで‥位置が、よく分からない。
「採取が出来る場所の近くか、外に繋がる門の近くか‥。あとは、騎士団の施設 近くが良いんですけど‥」
「…それならば、こ ち ら でしょうか。外と繋がる場所では在りますが、周囲に民家が近くに無いので‥」
・・なんか、この家・・・。
青い丸いロボットと、メガネ少年の家みたい。
かわいいし、ここにしようかな。
門の近くなら、薬師の先生・・探しに‥行きやすいものね。
「じゃあ、ココに 決めます!」
キトゥリノ州でも、同じ手続きしたから‥もう、ささっと 終わらせた。
鍵を受け取る。今度は‥ハルコス岩で出来てる。
また、しばらく ストラップ‥付けておこう。
一旦 仕舞って‥。地図を出し‥家の場所に印を付けてもらう。
ふむ。ここから、また遠いなー・・門まで。 その近くみたい。
「こちらに、騎士団 施設の入口もございます」と、指で示してくれた。
「そうなんですね!ありがとうございます」
‥ひとまず、家は借りれたけど・・。遠いから、明日 行く事にする。
依頼を受けても・・ここまで遠いです。って少し嘆いてたら・・・。
「あぁ、この町は不慣れなのですね」はい・・。
「ここと、こちら‥」と、門の近くや‥ロムメットから離れた位置に、印を書いていく‥。なんだろ?
「今、印を付けた場所に、ギルドの窓口がございます」
・・どうやら、依頼ボードが、その窓口の各所にあり、それ ぞれ内容が異なるけど、そこで受けれるし、納品は・・どこでも可能・・らしい。そうなの?!
今まで、そんなの‥無かったような?
「ここは、国の中心の町ですから」だって。なるほど?
泊ってる宿の近くにも‥在った事を今 知った。もっと早く言って‥なんてね。
魔力濃度の高い空気のせいで、あんまり周囲を見て無かったなぁ~…反省。
「じゃあ、ここで受けた物でも、ギルドに納品なら‥どこの窓口でも?」
お姉さん頷いた。
そっか・・それなら、ここまで‥遠いと嘆いてまで、来なくても良いのね。
少し・・ホッ とした。毎回・・ここじゃ、大変だもの。
採取の場所を確認したいから、依頼は・・しばらく保留とした。
代わりに‥便箋を、出来るだけ…買っておく。
あの大量の手紙に‥お返事 書かないと・・だろうし。
依頼ばかりだったら・・どうしよう・・・。はぁ~
あ、ここかぁ・・あれ? 兵士が居る。しかも‥なんか、また行列が・・。
「この採取地に用事の者は、許可された書状を持って並べ!」
・・へ? あの~‥。
「ん? 何だ?・・少年」
「その許可された書状って、この場所で採取するための・・ですか?」
「それ以外に何がある?」‥。
「それって、どこで貰える物ですか?」
「城橋の前に居る、兵士に聞け」はい。ありがとうございます。
・・・アルドルとは、違うなぁ~‥。わざ わざ‥許可が欲しいのか。
お城・・の橋・・あぁ。堀になってて‥大きな川みたいになってるー。
あの人・・で‥良いかな? 他の人も聞いてるし。
「すみません‥採取地の・・」
「はぁ~‥。今日は多いな・・」すみませんね。
「許可証の発行には、ギルドで 青い印のある紙を 受け取れ」
「受け取って来るだけで、良いのですか?」
「‥詳しくは、ギルドか 窓口で聞くように!」と、それ以上‥教えてくれない。
仕方ないか‥。地図で確認して・・。この近くにも窓口は在るみたい。
「すみません‥」ここで、合ってるかな?
昔の駄菓子屋くらいの広さしか無いけど‥。
依頼ボードと簡易的なカウンター有るし‥ここよね?
「どうしたんだい?」
採取の所での一連を話すと‥何やら・・2枚の。黄色 と 赤い紙を渡された。
?
「えっとね、まず‥その依頼の紙の内容をやって、サインの代わりに‥それ ぞれ紙を貰ってきて」はい。サイン‥じゃないんだ。それで?
「2枚 貰えたら、許可の紙を渡すからね」なるほど。
「でも、チャッキの兄ちゃん!‥それ、全然・・出来ないぞ‥」
突然、横から口を挟んだ少年の・・冒険者?が来た。
「こら‥。まだ、話してる最中なのに‥」
お兄さんと少年が話してる間に、その紙を見てみた。
まず、黄色。
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内容:ツクルスで、スッケルと 同等の物を、作って納品 小袋1つ分
カエルレウス州軍 施設内・第1研究室 アレティ
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・・これは、出来るね。有るし。
赤い方は・・。
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内容:メドレグの『入手困難な素材』に載ってる素材1つを納品
カエルレウス州軍 施設内・第2研究室 エラドマ
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・・どっちも、騎士団の人だ。研究室・・って書いてあるから、紫だね。
その図鑑・・読んで無いし・・見てないや。
「あのー‥」もう、行って良い?
「え?‥あぁ、ごめんよ。うん」
「おまえ、どうする気だよ?」
「とりあえずは、その『入手困難な』」のを読んで‥と言いかけたら‥。
「それ、今・・メドレグに無いぜ」え?!
だから、確認しようが無い。
仕方ないからと‥こうして、ギルドの人に聞いてるんだって。
・・じゃあ、ツクルスで作った方を納品しに行くか…。
「‥ツクルスなんて、こっちじゃ‥どうやって手に入れるって言うんだ‥」
「ねぇ、えっと・・。僕は、リモンって言うけど‥」
「ん?‥あぁ、俺はルカニドだ。冒険者だけどな。それで?」
「もし良かったら、これ‥あげるよ」図書館に無いって情報をくれたから。
「何だ?この小袋・・」
「それじゃ!」 「おいっ!」
あの場所で、説明しても良かったけど‥。他の人からも『欲しい』と言われたら困るから‥ギルドの兄さんにでも、聞いてよね。
騎士団の入口に居る兵士に、黄色の紙を見せ‥案内してもらう。
・・入って・・じきに着いた。
何か言われても『独自 製法で!』‥それで、押し切ろうと思う。
「おや‥珍しい。最近は‥まったく来なくなってね‥」
穏やかな印象の‥ロン毛・・いえ。何でもないです。
まっすぐストレートな、青く長い髪の‥お兄さん。この人が、アレティさんかな?「こちら‥ツクルスで作った‥」小袋を渡す。
ツクルです・・まで言うと、ダジャレ感して‥言えなかった。
アレティさんは、小袋を少し開き‥中のものを舐めた。不用心だけど、良いの?
この人の‥周りの人は驚いてるけど、ご本人は ケロッ としてるよ・・。
ちょっと、ラフェヌさん みたい。
「うん。確かに‥」はいっ 紙を渡された、これの事か。
「ありがとうございました」失礼します。
先程 案内してくれた兵士が・・待ってたので、また入口へ。
兵士にもお礼を言うと・・手を出された。懐かしい…くらい、久し振り。
・・ムニの入った袋を渡す。味が・・すっぱめの‥入ってるタイプ。
一枚は出来た。もう1枚は・・どうしようかな。
ん? あれ?‥
大きな通りの‥横の脇道から、煤汚れた服の小さな子達が‥何か話しかけてる。
・・どうか‥したのかな?
近づくと‥先日 会った少年よりも・・小さい。幼稚園児・・くらい?
「お願いします‥どうか…」「ムダだよ‥どうせ、誰も助けてくれないよ」
周囲の人に言ってるみたいだけど、その見ためで・・なのか、誰も近づかないし‥。足早に去って行く・・。分からなくは無いけど・・・。
「ねぇ、君たち・・どうかしたの?」
「お兄ちゃんが‥ひどい‥けが‥してるの‥」そう言って‥道の方を向く。
遠くの方に、数人に囲まれた・・。あそこに 居る のかな?
・・傷薬なら、あるぞ!「分かった。案内して」
少女に導かれ・・道の先にいた固まりに・・。
「みんな、どいてっ!」少女の声で、一斉に・・向いた。
・・そこには、あの時の‥本を抱えた少年が・・・・。
※コリには、冒険証・商人証・ギルド証・ギルド長証の4タイプがある。内容も様々。基本的に 黒いだけの板なので どれが何に対応してるかは 当ててみないと分からない。
※紫色の封筒 = 緊急で 対応して貰いたい時に 使われる封筒。中の 便箋の色は 関係 無い。
※カエルレウス州 ( ラテン語・藍色 )は、土地が 広い ので庭付き 一軒家も貸し物件にある。しかし これは‥リモンがキトゥリノ州で 家を所持した事が表示された為、選ばれた物件。
※リモンの選んだ家の庭は、手前右に在る。左側に玄関のドア。屋根は青・壁は薄い青。窓枠は白。家の鍵はハルコス岩‥つまり、銅で出来ていた。
※ギルド窓口 = 広い町に限定して存在する ギルドの支店のような場所。駄菓子屋というより、交番に近い。必ず 冒険ギルド・商人ギルドから1人 居る。依頼の受理が 主な仕事 内容。
※チェントロの町の採取 場所は、乱獲する者に 対処するため 許可制となった。許可を得る為には ギルドの面倒 過ぎる 依頼をする必要がある。2枚で1枚の 印付きの紙 を持って行く事で やっと書状が貰える。この為、行けないと嘆く者が続出したのだった。
【チャッキ】
城の近くに位置するギルド窓口・商人ギルド 担当者。誰にでも気さくな人。男 / 23歳 / 彼女 居る / 169cm / 青い髪 / 深緑の瞳 / 短剣
※スッケル = 『さとう』の事。植物 由来で 出来ていて 他国からの輸入品の為 とても高い。
※カエルレウス州には洞窟‥は 在っても 鉱山は 無い。鉱石類は 他州から運ばれてくる。騎士団内部では物資班から研究班に渡される為 取れない‥とは研究班は、思ってない事が多い。
【ルカニド】(スペイン語・クワガタ)
冒険者ランク3の少年。町の採取地に入りたいが 依頼が 出来ずに 困っている。近所の窓口で チャッキ兄さんと話すのが 日課になってきた。男 / 15歳 / 双剣 ( 長剣2本 ) / ツン ツンした青い髪 / 瞳の方が 大きい水色の瞳。最近‥大きな冒険者 グループに 入ったばかり。
【アラティ】(ギリシャ語・善)
採取地に入る許可の依頼を出した ひとり。比較的‥簡単と思い込んで 依頼を出した。床に 付くくらいの長いストレートな 髪をしている。穏やかな物腰の 班長。カエルレウス州軍 第1研究室 所属。男 / 29歳 / 既婚者 / 180cm / 杖 ( 氷魔法 ) / 青く長い髪 / 紺の瞳 / 紫
次回‥小さな子らと・・家で・・・




