↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

81/160

73瓶 墓と

 マエロルさんに 再会した けど・・。

弟の方が、見当たらない。塔町の 周辺を見ても‥居ない。


塔の中で アルクス団に 遭遇。

  トラッシュくんの行方‥知ってるみたいだけど・・。

 案内されて来たのは、塔の北に‥ 一応の出入り口を示す‥塀。

その‥外側に、簡素な‥お墓が並んでいた。どうして・・ここ に?


「リモン。…トラッシュは、ヴェレーノが見つけた時には、既に‥」

そ・・そうなの?・・・・見つけるの‥遅かったから。


「酷く傷だらけ‥だったらしい。タオと、墓 作ってやったんだと」

そっか。だから今日は、一緒に‥居なかったんだね。



何か、花を・・。


  花言葉は‥分からなくても、何か 花を 供えたくなった。



・・あの争いで、亡くなった冒険者たちも、一旦は 騎士団で 引き取ったらしいけど‥。また、ここに 埋葬されたみたい。


 みんなに配って・・それぞれの お墓へ。



この世界の‥お祈りの 仕方は 知らない けど、両手を合わせて‥目を閉じる。

『どうか、この世界での天国へ‥辿り着いて いますように‥』

トラッシュくん、お兄さんは‥生きてるよ。君を、待ってたよ・・。


 私から、ちゃんと‥伝えるね。


いつか、お兄さんに 恩返しする って、目標 持ってたのに‥。



「リモン・・今の何?」今のって?

「こう、手を合わせてたの‥」あぁ。祈ってただけだよ。


「…あれが、祈りの仕方・・なのか?」いや、どうかな…。


「まぁ、お祈りは 自由 だと思う。どんな仕方でも、気持ちの方が 大事 だから」

へぇ~‥って言ってるけど、現代の我が家は、仏教だったからな・・。


 この世界の教会とか、入った事‥無い。本当の所は、知らない。

シェルタたちも、同じように‥祈りだした。



‥みんなが、顔を上げるのを待って‥気になってた事を…聞いた。


「ところで、シェルタ…」

「何だよ?」それ・・武器では?


「鍛冶屋じゃないと 直せない って、言われたんだよね‥」

「壊れたのを、直したいんだ‥」だから、欲しがらなかったのか・・。


「…扱い慣れた物が 良いんだ…」まぁ‥そうだね。

「じゃ、僕が直そうか?」それとも、知り合いの鍛冶屋さん、紹介する?


「紹介されても、行けないんだぞ‥」・・あれ?


「まだ、ランクアップしてない?」もしや・・。

・・え? 何・・その顔。むすっ としてる??


「‥俺らが、ランクアップなんて、出来る訳が無(ね)ーんだ」

「どうして?」‥そっぽ向いて‥答えない。仕方ない‥。


「クレオ‥。シェルタは、なんで あんな顔してんの?」

「‥なんか、ギルド長って人から『商人から買っても良いから、素材を納品しろ』って、言われてさ・・」


 ふむ? 素材ねぇ。


「ちなみに、その素材って何?」

「えっと‥」

「全部しゃべんなっ!」なぜに?


 クレオ、苦笑いしてる‥。


「拠点に戻るぞ!・・・おまえも…来るか?」うん。


拠点は、相変わらず‥なのだけど‥みんな、元気そう。

 ヴェレーノ‥奥で、何‥唸(うな)ってるの?? どうかした?



「フェリータ‥。ヴェレーノは、何 唸(うな)ってんの?」

「あぁ、リモン。丁度 良かった」何です?


・・何か、昨日の夕方・・ギルドの人が来て、シェルタ と ヴェレーノ・・それぞれに、課題‥みたいなのを、紙で 受け取った らしい。


 きっと、ギルド長の試練だね。試験・・かも、知れないけど。


「それでね、シェルタは‥シェルタが倒せない‥」

「ラーナ!」きゃーって、笑いながら‥シェルタから 走って逃げてく ラーナちゃん。


「‥それでね」ドロルちゃんが、続きを話してくれた。


・・・それ、持ってますね。しかも沢山。



「枚数は?」

「それが、200枚とか言うのよ‥」ある‥よ・・。


「無理ね・・武器も壊れたし‥」シェルタ、能力値は 低くない けど・・。

たぶん、武器の 価格が低い んだな・・。


「やっぱ、武器 直そうよ!」もしくは、改良させて!


なんで、そんなに 嫌な顔するのよー・・。



「全く、違う武器で、返って来そうで‥嫌なんだよ!」

‥まぁ、それは ある かも・・。


せめて、鍛冶屋に‥あ、そうだ。


「シェルタの名前で、注文 出すから・・ランクアップで書状 貰ったら、受け取りに行けば良いんじゃ?」「まぁ‥それなら‥」


「でも、問題は‥素材が無いんだよ? リモン~」

「それ・・ 持ってるよ!」


 エカイユ セルフの 特徴 を話した。

武器の性能より、武器の値段で 傷が付くか‥付かないか‥の魔物。


だから‥シェルタ や ヴェレーノの‥能力値が高くても 倒せないのは、そのせい。

「リモン~‥違うよ」ん?・・何が?


「ヴェレーノは、倒せるんだ」え?


「俺は、前に お前に借りた武器で、戦ってるからな~」‥そういえば。

「すっかり、忘れてたけど・・そうだったね」


まだ借り物‥みたいに思ってたから、ヴェレーノの名前を刻んで あげた。

・・いつぞやの 武器屋さんみたいに。


「で? ヴェレーノの方は?」

「・・・」何? 何か討伐?


「‥いや‥ペリペティアの森で、素材を1つづつ‥集めて来いって‥」

そうなの? 素材は・・何でも良いらしい。


「でも、遺跡の所に‥素材なんて、無いじゃんか‥」

「生えてるよ・・雑草」


!‥って、気が付いたみたい。そう。雑草も、素材だよ。


「今から、ちょっと行って来る!」

「ヴェレーノ!‥もう遅いから、明日にして!」

「…はい・・」


ヴェレーノが 出かけそうになったのを、フェリータが止めた。

・・うん。もう‥夜になるからね。


「シェルタ、エカイユセルフの鱗‥あげようか?」

「買う金・・無(ねぇ)ぞ」いっぱい有るから、貰ってくれたら嬉しいよ。


「クレオ、おまえは‥どうする?」ん?クレオ・・が、どうしたの?

「クレオも、商人のギルド長に、課題 出されたみたいなの」そうなの?


・・そういえば、ランク‥2だったね。

「僕も‥エカイユセルフの鱗なんだ。100枚 納品って 言われてる‥」

「たくさん あるから、どうぞ」



食後に、小袋に100枚入ってるから‥シェルタに2袋。クレオに1袋 渡す。

「‥代価は?」そうだなぁ・・・。


「じゃあ‥シェルタの武器を。鍛冶屋に運ぶ役」

持って行くからって、手を 出した。


「‥それは、代価じゃないだろ」

「代価で 良いよ」また、むすっとしてる。なぜ怒る??


「僕は?」クレオは・・そうだなー・・。

「あ! じゃあさ‥これ、お願いするよ」よろしく!



 そうこうして、朝。

いつものように、フェリータに‥食材の セルフ肉やら、野菜‥果物を 渡した。

早朝に、ヴェレーノは‥森へ 行ったらしく・・居なかった。行動、早いな。


「じゃ、これ‥頼んだ」了解!

大事に扱い、鞄に仕舞う。入ってくのを見て‥落ち着かないみたい。


「じゃ、これ‥受け取るまでの間、使ってなよ」


 代車…ならぬ、代剣で‥長剣 と 大剣 の間くらいの‥中途 半端な 剣が 出来たから、それを渡しておく。


  ぶんっ  ぶんっ


「どう?」

「うん。良い感じだ。ちょい、重いけど」メモしておく。

感想は、大事だからね。書いてる事、不思議そうに見てるシェルタ。


「どうかした?」

「いや‥俺の意見でも‥聞くんだな・・って、思って」

そんなの、当たり前だよっ。まったく・・。


「それじゃ、またね!」

「またなー!」



町に戻って、ボッカさんの店に寄ったけど‥居なかった。

 鍛冶屋に寄ると、親方さんが‥声をかけてくれた。


 シェルタの武器を見てもらい、直す方向だったけど‥強化も、ついでに お願いした。素材は‥こっちが 出す事にして。ランクアップ 祝い にも なるかなって。


「こりゃ‥懐かしいな・・」ん? 懐かしい??


 どうやら、親方として 店を出した頃に、ある 若者の為に と作ってあげた‥剣だったみたい。


 扱うのが 難しい物 にしたのは、勢いで 飛び出して 行きそうな 子供だった から。元気な お子さん ある ある ですね・・。


「そういや何年か前に、ふらっと やってきて、話した時には‥。この剣‥誰かにやったとかって‥」って事は・・それって、アフティさん…かな?


「強化には、アトゥリ岩が必要だぞ‥。何か属性 付けるなら、それに対応する 鉱石も欲しい」鉱石で 属性は・・もう 無い です。


「強化 と 直し だけで・・お願いします」

注文書には、代筆で・・シェルタって書いておいた。


「近い内に、来るんだろ?そいつ」はい。その予定です。

・・来なかった場合? そうだな・・。


「商館に、僕‥リモンに手紙 下さい」

キトゥリノ州のマーク‥染まれば、こっちに戻る事も‥出来るから。


「じゃ、こっちも書いてくれ」

注文書は、黄土色だったけど・・。こっちは、赤茶色だ。


ふむ ふむ・・ 一応は、読まないとね。サインを書いて‥と。

「じゃ、預かっておく」お願いします!



家に戻ろうか、酒場へ行こうか迷いつつ‥町中を歩いてると・・・。


「おい、聞いたか?」「何を?」

「‥塔の店で 新しい薬が、売り出されたんだってよ!」

「何?!‥急いで 買いに 行くぞ!」


 ドタ バタと・・町の人達が、門の外へ‥走って行く‥。

走ると・・ヒルードーに・・・あ・・蹴ってる‥。戦ってる人も居るや・・。


そんな人達を見てると、いつもの門の兵士に・・。


「新しい薬って聞くと、お前さんって思うが‥違うのか?」

「売り物は、僕が作ったけど‥。売ってくれるのは‥友人です」商人の。


けっこう、大量に置いて来たから‥。生活の 糧にしてくれ って言って、渡した。



だって塔町にはもう‥ルカーは・・居ない。

 その反動で、依頼が少なくなって、みんな‥仕事を欲してた。


 シェルタ や ヴェレーノは、狩りが出来れば‥森にも行きやすい。

でも、商人のクレオは、危険 過ぎると思って。


 丁度‥良く・・塔の中で、店を 開(ひら)ける事に なったし。


ランクも上がれば、信用度も増す。特殊な薬という名の『傷薬 ムニ』と『回復薬 ムニ』で、商売のいろ いろを・・学べると思う。



 私は、そろ そろ‥この町や‥この州から離れるだろうから。

その前に、マエロルさんに‥話さないと。



・・綿でも買えれば・・な・・・。


布は、在るけど・・・。服も欲しい。ピッケルも作っておきたい。

 鉱山も、もう少し先まで…行きたいし・・。


 まだ、行ってない・・香りのエリア‥『匂いがキツイ』と、書いてあったせいで、行きたいと思うのに、行けてないんだよね・・。



家に戻って、印章の裏を見ながら‥ソファで、寝転がってる。



 お城‥エシェック先生・・。


お城に、呼ばれる事は・・きっと、無いけど・・。いや、無い 無い。



 隣との境めの‥村に行くには‥ちょい、遠いな。


うーん・・と、森で 一旦、野宿してから‥。

 それとも、早朝に出発して・・走ってく? 


距離が 長い のよね・・。関所の方に‥寄って‥ 一泊してから‥でも、いいかも。

・・確か、商館の依頼ボードに‥関所の町への・・納品が、あったはず。


 残ってれば、それで・・。でも、素材‥あれ、どこのだろ?


・・本で調べる? 案内の お兄さんに聞いたら、すぐに『どこの』って 言ってくれたら、楽なんだけどなぁ・・・。



あと、1回か・・2回くらいで、染まりそうだから。頑張ろう。

 染まったら‥行きたい。


‥ソルさんとかに、お手紙 出した方が‥良いのかな?

シェルタたち、アルクス団や・・アルドルの商館‥いや・・いいか。


 ひとまず、明日 商館と‥ボッカさんのお店に行こう。


家の鍵・・返さなくて良くなったから・・。

 お守り作って‥鍵に、紐で‥通そうかな?


‥キーホルダーっていうより、ストラップだけど。


 落としたら、気づく…とか、悪意 持つ人には 取れない…。

そういう効果が ある と、良さそうね。


 コビトに頼む前に、三角形の‥えっと、ドライエックを 作って貰った時みたいに、簡単な 絵 を描いて・・その絵に 近い物に してもらおう。よし・・と。


 コビトに 頼んでる間に、私は‥塔町で使い切った‥くらい使ったから、補充しておかないと・・。5つの素材を、使えるようには‥なったけど・・・。



 1個づつ、作ってるからね・・。効率 悪いよ・・。

普通の傷薬とか、物によっては‥2個以上 出るのに・・・。


 うっ ‥と、ヤバい。気をつけないと・・。

物によっては、体力 大きく減るから‥都度、グミを‥口に、放り込んでる。


 ムニ・・私的(わたしてき)には、言いにくい。

だから、人に説明する時 以外は・・『グミ』って言ってる。


・・ちょい、休憩しよ。



塔町から・・今日、戻って来る時・・エカイユセルフ‥すら、出なかったな。

・・そろ そろ、次かな? 今度は、何になるやら。


 問題 無く、倒せれば良いけど・・・。ふわぁぁ…ねむー・・

※マエロル と トラッシュに 関しては、それ ぞれの キャラクター エピソードを 読んで下さい。


※ルカー 所属の 冒険者の 遺体は 魔法が 施されてないか?等を 調べる為、一旦 騎士団へ 移送される。問題 無い場合は 亡くなった場所で 埋葬される。墓を作ったのは 町の住人 や 運んで来た兵士。


※トラッシュは、塔町に リモンが 居ない時に 見つけられた。見つけた時に リモンが居た としても、助からなかった と 思われる。


※鍛冶屋の書類 = 黄土色は、注文書。赤茶色は、緊急 連絡先を 記入する紙。注文した内容に 変更が あったり、支払えない場合などに 対応する為に 必要。州によっても 店によっても 色が 変わる事が ある。


※ヒルードーは 低級 魔物なので、レベル や ランクの高い人は 蹴りでも 倒せる為‥蹴ってる人も 居る。蹴って 倒す人は 素材は 放置してる事が 多い。それを ちゃっかり拾う人も‥居る。


次回・・ツルハシ‥作って・・重いの拾って・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。