67瓶 アフティ
アフティさん からの手紙で、魔石品 作って‥なんとか塔町に来たのに…。
なんで、こんな状態なの??
どこも かしこも・・怪我人だらけ・・。
周辺 感知が強化され、話声まで‥集中したら聴こえた。
‥だから・・・。
「ダスクさんっ!!」
「リモン殿?!」
塔の1階 部分‥開いたままだ・・。そこに物資班 や ソルさん達‥青色が居る。
中にも‥多くの人達が 居る みたい。
「薬なら、何でも言って下さい!」あります!!
何のために、いつも常備してるんだって話よっ。一応‥私、商人ですから。
「助かります! 皆!受け取り次第、散開!」『はっ!』
班員の人達に、普通の・飲み薬・アメの残り と・・ムニを渡す。
「意識ある人には ムニ で、対処 願います!」「!‥はいっ!」
「‥あの、ソルさん」 「リモン殿‥家に、居たのでは?」すみません。
聞きたい事は‥正直、たくさん ある けど‥確認したい事は2つ。
「クレオ という少年と、アフティさん を‥知りませんか?!」
どちらも知り合いなので・・。
「すみません‥私には‥。あちらに居る、ここのギルドを任されてる者に、聞いてみて下さい」分かりました。
アフティさんに関しては‥知らないみたい。自分で探すしかないか・・。
‥中も・・大変な状態だ。カウンター辺りに、3人ほどが‥立ち話してる。
「お話中、すみません‥」 「はい‥」
ここのギルドに お世話になってるから、知ってるはず・・。
「クレオ‥という商人の子を探してます」
「‥それなら、こっちよ‥」ついて来て‥という、お姉さん。
右手‥奥。
「あ・・・クレオ!」酷い‥怪我。
「君‥無駄だよ‥何をしても・・治らないんだ‥」
そんなハズ・・ない。待ってて‥クレオ。
大元の傷に、キトゥリノ州で採取した薬草から作った‥高品質の・・。
普通の傷薬‥100回復をかける。
治されてる間に、飲み薬‥甘いの‥好き って言ってたね。
少し、体を起こす‥ごめんね。・・・痛いだろうけど。
・・口に‥流す‥。
「飲んで・・クレオ。みんな・・待ってるよ」
・・ごくんっ
良かった。外と中から‥治せれば・・。
「‥リ…リモン?・・」
「!‥クレオ⁈ もう、大丈夫だよ」
「シェルタが‥うぅ・・」
「大丈夫だよ、シェルタは、もう治したから‥みんなもね。無事だよ。だからね、クレオも‥良く‥なってね」
「シェルタも‥みんなも・・・無事?」うん。
「‥ぅう‥良かった 。・・・ぅうあぁあぁぁぁぁ‥」
ありゃ・・泣きだしちゃった‥・・よし よし・・。
少し落ち着いた頃には、傷は‥綺麗に治ってた。良かった~。
「拠点に戻ってて。みんなに顔を、見せてあげて」うんって‥。
ソルさんにお願いして、兵士に クレオを 送ってもらった。
‥こんな事なら、みんな用の‥お守りを‥作って・・・・って無理か。
つい‥昨日の事だもの。作れるようになったの‥。
あとは・・アフティさん・・・・どこ?
渡さないと‥いけないのに・・。
うろ うろ して‥塔の前に戻って来た。
「ところで‥。リモン殿は、どうして こちらへ?」
「その‥探してる方から、手紙を受け取ってて‥」
小包は 大事な物。相手が誰でも‥教えられない。ごめんね‥ソルさん。
「その方に、至急‥会う必要が‥」ん? 何? 変な・・気配‥。
飛びっ 飛びで・・気配が、出たり消えたり??
・・もしかする?
「ソルさん・・この建物の上の階で、誰かが戦ってます!」
ソルさんは 急ぎ‥ギルドの人に‥確認してもらってる・・・。
「確かに‥誰か居ますね・・」
「手続き‥した覚えが‥。あ‥もしかしたら‥」どうしたの?
「ソル様、もしかしたらルカーの幹部、マジョールかも知れません」
マジョール・・って、あの‥女の人の事だ‥。
「それは‥どういう?」
塔の上の階へ行くには‥専用の場所からしか、入れない‥みたい。
‥だけど、それには 手続き が必要。
でも その人は、特殊な能力のお陰で‥その場所を使わなくても、上の階に出入りしてるらしい・・。やっぱ‥瞬間 移動の能力‥持ち‥なんだ。
‥私も‥欲しい! いや、そんな事‥思ってる場合じゃない。
魔物と‥戦ってる感じ じゃ な い。
誰か・・と?
あ・・また消えた‥。あれ?・・気配が、ひとつ・・・。
「あ・・あの!‥誰か、上の階へ 向かって下さい!」ここって確か‥。
『冒険ギルドの証』を、持ってない と 入れない って‥聞いた。
「我々でも‥入れるのでしょうか?」
「お調べします‥」
あ・・アフティ・・さん? あの女の方は‥あ・・居た!え?‥でも‥。
「ソルさん、マジョールっての・・北の方に、出て来たみたい!」
「!? すぐに捕らえろ!」「はっ!」
「…リモン殿?」
「早く・・助けて‥アフティさん‥」私は‥行けない。
何か・・無いの? 私でも‥行ける方法は・・・・。
え? あれって・・。
周囲を見渡し‥奥の方に‥。
こんな所で‥『非常口』って見つけて‥走り出しちゃった。
・・遠くで私を呼ぶ声・・。ごめんっ!ソルさん‥。
はぁ はぁ ‥ふぅ・・
非常口? ホントに‥そう‥見える。
開けれる?
『‥証を見せよ』え? ココも?
証って・・どれよ・・。コレ?‥反応なし・・な、商人ギルド証。
書状・・ダメ。あと・・証・・。
「コレが、目に入らぬかー」・・って、やってみただけ。
こんな時に‥ふざけてる場合じゃないわね・・。さて・・・。
ギギギッ ん?
ガタンッ キュウゥゥゥ…
開いた! ココから‥下・・も‥行けるけど・・上だ!
「アフティさん!!」
塔の中には、魔物・・のはずだけど・・1体も居ない‥。
大きな通路の真ん中に、横たわる‥アフティさん・・・。
「アフティさん‥。お届け物‥ですよ」これは‥どうしたら良いですか?
「…・・幻覚か?」あ・・「アフティさん!良かった!」
・・それなら、アレ が使える・・。
「リモン・・くん? あ‥て が み ・・」はい。
「これ、口に入れて‥噛んで」え・・手で防がれてる‥?
「‥君のくれた・・短剣‥の・・お陰で・・僕は‥」
「アフティさん、これなら治りますからっ!」
にこり・・と笑って‥「知ってる」。
「でも‥要らないよ・・・・」どうして・・? せめて傷を‥。
アフティさん?
「ごめんよ‥。リモンくんの‥善意は・・嬉しいけれど‥」
そんな・・ダメです!
「‥小包は?」
「…それは‥・・・そう…だね・・」
傷薬をかけようとしても、防がれて・・元気?‥いや・・そんな感じじゃない。
‥ステータス見たけど‥アフティさん・・強い人だった。
だけど‥もう瀕死だ・・いつ逝っても…おかしくない‥のに‥。
「飲んで!食べて下さいよ!」
ゆっくり、首を振る・・。
瞬間 移動 出来たら…すぐに運べるのに。
持ち上げようとしても・・重い‥‥持ち上がらない‥。
嫌だよ‥アフティさん・・。
「君が‥来てくれて・・・良かった」アフティさん?
「…それは‥」小包・・・。
「シェルタにでも…あげて・・くれ。もう‥貰っては‥くれない かも‥しれないが・・・」ぐすっ「必ず、受け取らせます!」
「ハハッ‥頼もしい・・よ・・」 『リモン殿~!』
「ココです!!」階下からの声・・。来てくれた‥。
「あ~… 兵士に‥見つかるのは・・めんど・・ぅ・・だ・・・な…。。。」
え? アフティ・・さ‥‥あ・・・。
‥だから‥薬 飲んでって・・‥。
…何だろうか…。
なんか‥ 腹立って 来た。
‥あれ・・使ってみようか?
『 ミ ラ ル ク ス 』という名の‥気絶 回復薬。
本当に、その効果が ある のか・・ 実 験 台 になって、頂きますね。
無理やり開けて‥口に‥注ぐ。傷口からでも、良さそうだけども・・・。
兵士の足跡が、奥の方から響きだした頃‥。
瞬間‥眩しっ!! 周りが‥真っ白に。
『リモン殿!‥ご無事ですかー?!』の声で、目を開く。
アフティさんの‥死にそうな肌色は‥血色 良くなっていた。
はい。この世界に『強制 送還…完了』ですね。
「おかえりなさい‥アフティさん」恨んでくれても‥良いですよ。
今は、気絶してる・・だけ。
兵士が多く来てくれたので、アフティさんを階下へ‥運ぶ事が出来た。
・・有難い。
そして‥兵士たち・・。
瀕死だと‥山積みにするの・・止めない?
下の人・・圧死するんじゃ??
‥鎧のお陰で‥そうは ならない・・らしい。本当に。
でも、不安になるから‥並べる だけ にして欲しいよ・・こっち としては。
口開け兵士と共に・・回復して周った。
・・・終わる頃には‥朝に・・なっていた。
騎士団は治したけど・・。
冒険者の多くはルカーで、亡くなってる人も多かった。
・・ルカー。
冒険者グループとは、名ばかりで‥その実態は‥。
犯罪グループの ひとつ‥だった。
だから ずっと、騎士団でも‥その動向を気にしていたし、幹部の情報を欲していた。そんな時に・・私のストーカー事件。
・・ストーカー‥は 通じない ので、つき纏い事件‥になった。
アフティさんの逃亡 対策に‥夜の内に、コビトに頼んで‥。
3つの角で‥三角形の結界を張り‥その中に、アフティさんが寝てる。
だから翌日の お昼、目を覚ましたアフティさん‥逃げようとしても…。
「何だ⁈ こりゃ?!出られないぞ‥」ってなる。ちゃんと機能してるね。
にこ にこ「アフティさん、おはようございます」
「?!」
私・・怒ってます。 治療を拒否した‥罰です。にこ にこ
「‥ぅ・・リ・・リモン‥くん?」
「今日は、こちらで‥ゆっくり お休み下さいませ」
「‥いや・・えっと‥ボッカと‥連絡‥」
「今、呼んで貰いますね」にこ にこ
しばらくの後・・。ボッカさん‥登場。
「…おまえ、最後‥何したんだ?こいつに・・」
「え・・いや。俺は‥やる事 やったし・・もう、良いかなーって。‥ぅ‥」
「はぁ~‥。なんか 新薬の 実験?に、使われたらしいじゃねーか」
「ん?! 何?‥聞いてない‥ょ…」
「言ってませんでしたか?」にこ にこ
『ぉぃ‥早く、謝れよ‥』『‥ぅ‥』
「その‥申し訳 無かった! 助けてくれて、ありがとうございます」
ふー‥「もう・・助けようとしてる者の、邪魔しないで下さいね‥」
「はい…」
「じゃ、逃げないようにして ある ので、結界だけ解除しますね」
「けっかい?」‥アフティさん‥元気な顔だ。良かった。
「ボッカさん、それじゃ・・この部屋で のみ、お話を」「…おう」
失礼します。
お辞儀して‥部屋から出ると・・。
ん? あれ?「どうか‥しましたか?」
「‥いえ。リモン殿が 怒ってる のを、初めて 見た‥気がします」
そうですね。普段は滅多に‥怒らないのですが・・。
「逃亡の危険は、本当に 無い のでしょうか?」はい。
コビトが、頑張ってくれました。
アフティさんの手首には、今・・とある 小さな物が、付いている。
限りなく 小さく‥と‥お願いした。
ゴマ 1粒くらい の 大きさ の‥四角い形。
‥足枷の守り。
【 足枷の守り 】魔石品
主に 犯罪者 用の物で、逃亡 防止用に作り出した。主の居る場所に限定し、移動を制限する。主の要望により、限りなく小さい形状となった。素材によっては 大きく も出来る。呪文『戻れ』で、主の近くに転移する。解除には 主 自身により、外される必要がある。守りの効果もあり、付けられた本人 自身の 自分へ の 攻撃 や 他人からの攻撃 も 防ぐ 効果 付き。創造者・リモン
コビト・・なんだけどね。作ったのは。
つまり、アレを付けてる事で‥逃げれない。
自分を傷つけて・・枷を 外す事すら出来ない って訳。
・・材料に‥サミシン棒の 黒い コーレニ‥どこかで、拾ってたみたいで‥それ。
たぶん誰か倒して、そのままにしてたのか・・拾い忘れか知らないけど。
魔石・・じゃないのに、魔石 同様の効果を引き出すとか・・。
コビト‥優秀ね。頭 部分を よし よし したら‥嬉しそうだった。
「リモン殿、少し‥お時間 宜しいでしょうか?」はい。
ソルさんと話してると、呼ばれて‥向かった先は…。
え・・軍団長の部屋じゃない? 緊張してきた。
「リモン殿をお連れ致しました!」『入れ』低く‥響く声。
扉が開かれ、中へ と促されると‥兵士は お辞儀して去って行った。
「…まずは、礼を言う」はい? お礼??
何か‥特別な事‥したかなぁ??
「塔町での救助活動に、感謝する!」
え?‥あぁ。成り行きです‥よ。
頼まれた事じゃないけど、傷薬‥色々 持ってたからね。
「それと、アルクスの後継者‥リーダーのアフティ・ルカー幹部の捕縛に、協力‥感謝する!」ん?
ルカーの幹部は・・分かるけど‥。
あぁ。アフティさん‥リーダーだったのか・・。
あの名前、アルクス団みたいな グループ名 だとは‥思ってたけど。
シェルタの師匠って、もしかして‥アフティさん?
小包、届けないとね。もう一度‥確認してからにしようかな?
「‥報酬は、何が良い?」へ?
なんか、ごにょ ごにょ話してたような気がするけど…。
すみませんっ! 聞いてませんでした!!
「いえ‥報酬は・・要らない です」って 言ったら‥ざわ ざわ しちゃった。
いや‥だって。その為 に 行った訳でも無いし。
だから‥成り行きで、治してただけで・・って言ったら‥なんか。
余計に・・・頭を悩ませてしまった?
うーーん。何か言った方が良いのかな?
「‥あの、じゃあ‥」
キラ キラした顔で‥見ないで‥。
報酬に何も‥物も お金も‥要らないけど・・。
情報は、欲しい。
「ルカーは、解体されたのでしょうか?」
※塔町に来てた物資班の持って来た薬は基本的に30回復 程度。一般的な普通のタイプなので、怪我の具合によっては時間がかかる。治癒術師も居るには居るが‥兵士の治療を優先し 塔町の子供は後回しになっていた。瀕死の兵士も同様に‥いつも通り山積みに‥。
【ミラルクス】気絶 回復薬
瀕死後 気絶 直後~数分 程度なら あの世へ 行った者を この世へ 戻せる薬。値段が表示されない。希少価値の高い素材で作られてる為 何本も無い ( リモンは この薬から瀕死 回復薬を作ってたので最後の1瓶だった )。なお数時間経ってるような 相手には 蓋すら 開かないし 使えない。
※塔町から アフティ拘束などで、キトゥリノ州 騎士団 施設内に移動します。
【三点結界】魔石品 (ドイツ語・三角形)
家の中用にと作った結界護符の小型 簡易版。3つの立体 三角形を3か所に置くいて「結界」で発動。解除はそのまま「解除」で外れる。立体の置物は起動中は人の力では動かせない。
【足枷の守り】(ドイツ語・拘束具や束縛)
逃亡 防止で貼り付けた者(主)が「戻れ」と言えば、どんなに遠く逃げても瞬時に主の所に戻る。本人が付いてる部分を 切り取ろうとしても 守りの力に 阻まれ出来ない。他からの攻撃も防ぐもの。
【アフティ】
キトゥリノ州を中心に活動していた冒険者・商人含む『アルクスの後継者』と名乗る集団のリーダー。率先して動き ルカーに強い恨みを持つ。この度の塔町での一件の首謀者とされ、メンバーと共にルカーの殲滅を目的に動き 自らも戦った。役目を果たしたと思い死を選んだが‥リモンにより強制的に戻されるのだった。
次回・・塔町で、起こった事を‥確認して・・・




