↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

70/157

64瓶 コビト

騎士団で休む事が出来る事になり、安堵したのも束の間・・。

 再び、利用しようと行ったけど・・使えず。


 女を振り切る為とはいえ‥。どこ を どう来たのか すら覚えてない。

ただ 広い草原の空間に在った家で、しばしの休息…となった。

 目が覚め‥起き上がると、勝手に‥部屋の中が 明るくなる。

ベッド近くの窓の外は‥もう・・夜になっていて暗かった。


  周辺‥居ない。視線‥無し。



 ここは、アフティさんが 教えてくれた・・。


  『 マルールの家 』かも・・・。


 行く事は 出来ても‥行き方が、わからない場所。

きっと見つけた人も、何かに‥物凄く 困っていたのだろう。



 願って、願って・・・辿り着いたんだ。




私は『 視線を感じずに 安心して 眠れる場所 』を、求めていたように思う。

‥ありがとう。お陰で‥ゆっくり出来ました。 ぐぅ~…


はぁー…ひと眠りしたからって、お腹が空いたみたい。

・・さて、どうしよう?


 ベッドで 食べるのはなー・・そう考えてると、突然‥部屋が変化していく。ベッドの横に‥丸い木のテーブルと‥小さな丸い、背もたれの無い椅子が 出て来た。


 不思議な事が目の前で起こったのに、ここなら何でもアリかも‥と、すんなり受け入れてるのは、この世界での暮らしが長くて‥慣れてきたから…かもね。


 もしくは、そういうファンタジー映画とか好きで、よく観てたから・・。


 ベッドから降りて・・ランチョンマット や 食器類、カトラリーを並べる。

いつ…以来だろうか? こんなに、ゆっくり‥家で食事をするのは・・・。



 レチュガ、キヤール、ドマテス‥で、フィト。


 固いパンは、薄切りにして‥モーグー と ぺス ヨノっていう、サケみたいな赤い身の魚で‥。


 フィッシュサンド・モーグー入り! みたいに‥出そうかと思ったのに…。


魚とモーグー‥茸で‥ムニエルに・・なった。はい?・・まぁ、いいか。


 しかし・・バターは、どっから来た??


 包んで‥いや、手ではね・・とか‥毎度 恒例な脳内 ツッコミしつつ、くすっと、笑いながら食べた。


  あ~…美味しかった~・・。

視線を気にして、酒場でも‥ゆっくり‥は、食べれてなかった。



・・・本当に、久 し 振 り 。ここ に‥住みたいくらい。





でも 駄目 だな。目的は、定住‥じゃないもの。薬師さん‥探さないと。



そうだった。酒場で‥この場所の話を聞いた時、教えて貰った事‥しないと。


『 もしも、マルールの家を使う事があって、使うだろ‥。そしたら必ず‥ 』

・・何か お礼を 残してく事。


 価値が 高い とか 低い とかじゃなく、神様への お供え みたいなイメージで。



『‥まぁ、この世界に まだ無い物ほど‥喜ばれるかもね』とは言ってたけど。

じゃあ、まだ売り出して無いので。改名した事だし・・。


『傷薬ムニ』!で・・。 やっぱ 聞き慣れなくて、笑っちゃう。



 いや‥商品名…というより、ソルさん達が‥揃って「むに? ムニ」言ってた‥。あの時のシーンを‥思い出して。



 それと、回復薬ムニ!も・・ついでに、出しておこう。

1つの袋に、3個づつ入れた。



 あとー・・これも。果物・・として、塔町で購入したけど・・・。


ビーリィって 白い果物 は、マ ズ イ ‥って思ってから、食べれてない。


 栄養価は高いみたいだから、マエロルさん達に渡した‥野菜ジュースには、含まれてるけど・・。



味は‥ア ボ カ ド ・・なんだけどね。

 元々、アボカド・・苦手だった。そのせいも あ り そ う 。


 アルクス団でも、多めに貰ってくれて・・助かった。一番 喜んでたのフェリータだったな。いつも通り、ヴェレーノが 文句 言って来たけど‥。ふふっ



それの残りが3個 残ってる。これも貰って下さい・・と、テーブルに乗せておく。

 食器類は‥汚れても、良い時の袋に入れて 仕舞った。




 ムニ・・は、出る時に。だから‥ひとまず鞄へ 戻した。

少し食休み・・あ、今の内に・・飲薬 や ウラトノ薬の錬成も‥しておこう。



 再び、寝る時・・布団に入ったまま、私は 考えてた。



アニメ や 漫画 で、よく ある ような 自分を守る‥結界 や 護符 が‥欲しいと。


それで、家や防具に付けて‥突発的な攻撃 や 視線からも守れないか?‥と・・。

 そういうのが あ れ ば ‥なぁ・・。


 丈夫な防具とかに加工 出来そうな‥木材は、見つけたけど・・。

あれは防御力が高くなるだけ・・だった。



 守りたい 物 や 人 を‥守れる‥。


許可した人しか‥入れないような・・結界みたいな、護符が作れたら・・。



塩も手に入らないから・・。盛り塩も‥塩を撒いたり・・も、出来ない。


 トラップ すら、作れない・・不器用‥というよりも・・。



いや‥ちょっと やっては みたけど・・・とっても古典的な罠を‥。




 でも、狙った相手は‥引っかからず。連日の眠気で、頭 回らない私に‥追い打ちのように・・自分で、引っかかって・・。散々だったものね・・。


 そういう魔石も‥持ってない。


せめて、家に入られないように‥なれば・・。


   うぅん・・・ね・・むぃ・・すぅ・・・




鳥たち の 大 合 唱 。 森の中・・だったわ…と、起きた。


「あれ?」 テーブルの上に在ったはずの・・ビーリィが無い。

代わりに‥これは・・・魔石? 


「それに、何だろ・・。メモ?」 紙が‥置いてある。



まず・・魔石だ。


 【 オルキゾメの魔石 】願う物を作れる。


‥願う・・物?



・・それから・・メモの方は・・と。 図形と材料・・。 


これって、もしかして??

 「魔石品の設計図?!」


・・え? ビーリィ‥気に入った・・とか?

家に戻ってから・・・いや、それはマズイ。ここで‥作ろう。


お礼したのに、そのお礼・・返ってきた。なんだかなー。でも有難く。



素材は、この魔石と・・高品質な木材・魔力の塊。・・スフェラ石で良いかな?


・・高品質な木材って、防具 高くなる木材が‥今 持ってる中では、一番 ランクが高い。これに しよう。


 鳥ちゃんを、直した時の要領で・・材料を合わせて・・・。



・・・何か・・黒い・・・人形?

小さいし‥フォルムが「 小人 みたい‥」


    口は・・災いの‥‥元‥でした。




『…コビトです。ご主人様の お名前は?』コビト‥に、なってしまった!

「えぇっと、リモン・・だよ」


『リモン様、何か‥お作り致しましょうか?』ちょっと待って。


一応・・鑑定する。セーカの最初みたいに、顔も体も‥全部、真っ黒。



【 コビト 】魔石品

主人の望む『守りの力』を、具現化する魔石品。作られたばかりなので、1度に1種類しか作れない。作る際には コビト の提示する 素材を渡す 必要がある。なお 作る内容によって、必要な素材が異なるので注意。 創造者・リモン


・・ん⁇ 魔石品 作ると‥創造者・・なんてのに‥なるの?!

なんか、仰々しいなぁ・・。



それに『守りの力』? 結界とか、護符って言うかな?

‥私の方・・じっと見てる。えっと・・そうだな・・・。


 視線は‥きっと、防げない・・と思う。さすがにね。

うん。でも‥試しに‥何か作ろう。



 そうだ。ソルさんから貰った‥この、小さな お守りみたいなのは?

コビトに見せながら「こういうの‥作れる?」


『リモン様、生まれたばかりの自分には‥まだ、作れる物では‥ございません』

そうなの? 「‥じゃあ、突発的に 飛んで来た物 を 弾く‥のは?」


『では、小石・土・枯れ木を下さいませ』え?小石?

あ・・うん・・。しかも・・土も?


持ってたけど・・何にも使えず、入れっぱなしだった‥アルドルの土。


小石は、そのまま何個かを‥ゴロ ゴロと、目の前に置くと・・え!!


「…食べちゃった」えー・・って、呆けてたら‥次を‥みたいな顔。はい。

土 は、瓶のまま渡したら…中の 土だけ ・・。瓶は 返された。あぁ そう。


 枯れ枝は、少し大きかった・・。


喉に詰まらない?と、心配しながら見てたけど・・どこへ入ったやらで。


『しばし、お待ち下さいませ』うん。よろしく。

コビトの情報などを、メモしていく。


設計図は・・いつの間にか入ったらしく‥錬成レシピ内に・・あった。



窓の外が、しっかり明るくなった頃‥サンドを食べてると・・。


『リモン様、出来ました』小さな両手に、乗るくらいの物が出来たみたい。

‥爪1枚分くらいの大きさ‥かな。



鑑定!っと・・あれ?・・。

「これ、名前が付いてないよ?」


『リモン様が願い‥作成された物ですので、ご自由に お付け下さいませ』



・・えーーー!!? って、私が付けるのー・・?!

ネーミングセンス‥無いよ?



…うぅーーーん。


「‥反射板」じゃなー・・とか思ったのに、声に出しては い け な か っ た ・・。


【 反射(セクメク) 板 】魔石品

コビトにより作り出された『突発的な攻撃を弾く』効果が付いた補助アイテム。装備品に付ける事が出来る。壊れるまで使用 可能


デザイン的には、とっても小さい‥盾‥みたい。大きさは、爪1枚分で薄い。


 付けるなら・・胸というか鎖骨《さこつ》 中央・・辺り だろうか。


‥いつもの、装備の弓を引っ掛ける為の防具に‥付けてみた。

引っかかってる‥みたいだけど。一度 付けると、もう取れない。



『取ろうと思えば、取れますよ‥リモン様』そうなの?


・・うん。やってみたら、取れた。取り外しも可能‥と。


サンドを食べ終わり、コビトが居れば‥家に、結界用の護符を‥作れるかも。


「コビト、家の壁に貼り付けて、家 全体を守れるような護符は‥作れる?」

『家の壁に張り付く?』うーん‥家に戻ってから、説明した方が良さそうね。


 しっかり、休めたから‥戻ろう。あ、お礼の・・ムニの入った袋を置いておく。

コビトは鞄に仕舞った。忘れ物 無し。布団は整えて、テーブルと椅子は拭く。


「ありがとうございました!」

玄関のドアを開いて、声をかけ‥螺旋の階段を降りる。


 森の道が見えてる所から、歩いて‥戻る。ここから 戻れば 良いか。

そんな風に考えて、数10歩‥歩いたか どうかも‥怪しいくらいの短さで‥。






「は? ここ・・家じゃん」


借りた・・・家の リビングに 居 る 。え? どういう‥事?!


 振り返っても、部屋の見慣れた場所しか無い。

さっき通って来た道は、既に‥見えなくなっていた。



最後まで・・不思議な所だったな。

 まぁ いいか。楽 出来た事を・・素直に喜んでおこう。


コビトを出し、昔 拾った‥カプカの葉を部屋の角に、当てて 説明する。


「こういう角に全部 貼って、許可した者しか通れない って‥作れる?」

『柱に‥埋め込むのでは、駄目なのでしょうか?』ダメなの。借りてる家だから。



『では、カプカの葉 全部・枯草3束・カラコゥの殻1つ・木の皮 出来るだけ‥下さいませ』量が多いから・・かな?


 言われた通りに‥使って無かった素材を、出していく。


 それにしても、毎回‥全部、食べるのね・・。この時だけ、大きな顔になったり、口が開いたりしてる。傍から見たら‥ちょっと怖いかもね。


 『1枚づつ‥出します』ん? 今、食べた直後なのに?


 なんか、お金の両替機・・みたいな感じの口になり、葉っぱの形の‥魔力を帯びた‥護符・・が、出来た。


 壁に貼れるか‥試す。なるべく上‥って言いたいけど、今の身長じゃ‥無理。


『リモン様、柱の 真ん中 を意識して、貼って下さいませ』あ‥はい。


 1枚 貼ると・・すぐ、1枚 出て‥の繰り返し。



1階の角という カド に貼った。2階へ‥コビトを連れ‥また同じ事の 繰り返し。


 途中、他の葉は無いですか?‥と 聞かれて、追加で枯葉を‥プレゼントした。




こうして、家中・・葉っぱだらけに・・。 うぅーーん。

『リモン様。全角に貼れた事を 確認 しました。呪文を どうぞ』…。



「へ??」 何?? え? 今・・『呪文』って、言わなかった?!



「えーと? 何・・??」何の事⁇


『ご存じ 無い のですね。失礼 致しました。今、貼った物を起動する為の文言を、考えて下さいませ。その言葉を唱えると、全てが起動し‥家を守る事になります』


へぇ~・・・。って!また、私が‥考えるのか!‥そうか・・そうよね。

 使うのは、私だものね・・・。えっとーー。


じゃあ、やっぱ・・「結界!」


 護符が・・淡い光の粒を周囲に・・撒き散らしながら‥。

若干、パチ パチと音を立て‥起動して光っていく・・・・。


 わ~‥って感心して見てると、光が消えていき…。


  それと 同時 に葉っぱの姿も 消 え て ・・?!

「え⁈ 消えちゃったよ!!」良いの?これ…。


『無事、家を守る ” 結界 ” が、発動されました。これでリモン様の許しの無い者は、誰で あろうと‥入れません。ご安心されませ』


「消えたのは?‥良いの?」

『消えたのではなく、見えなくなった だけ で ございます』へぇ。


さて、これの効果は・・どんなものか・・・。今夜 検証しないとね。



「ところで‥。人を招く時は・・どうするの?」

【マルールの家】(フランス語・不幸)

キトゥリノ州 ペリペティアの森の中に『在る』とされている謎の家。辿り着けた者は利用 出来る場所。利用して家を出る前には何かしらの お礼として品物を置いていくのが礼儀。なお‥置いていかずに家を出ると…森の中を彷徨(さまよ)い、再び家に辿り着くと言われている。何か置く事で願う物を得られるとも言われている。辿り着きたい‥だけでは弱く家までの道は開かれない。


【ぺス ヨノ】( ヨノ=韓国語・サケ )

赤身の魚。サケよりも かなり小さな魚。大群で居る事が多く よく食べられているらしい。


※乳製品 や その加工品は 普通は 売ってない。商売屋は 業者から購入しているが 個人には売ってくれない。なのでリモンは持ってない。


【傷薬 ムニ / 回復薬 ムニ】

『グミ』と言えないと言われ『ムニ』になった新しい商品で アメの代わりに売り出す予定。現在・価格 未定。傷薬30回復と50回復の2種類を予定して作った。グミ部分は『スライム玉』とも言うスライムの素材で作られている。味は いつも通り果物で付けていて やや甘い。緑や青が傷薬・白や黄色が回復薬にしている。それぞれ効果も違う。マルールの家に置いてきたのは緑3・白3。


【ビーリィ】( ウクライナ語・白い )

皮も中も真っ白な『果物』で様々な栄養が入っていると 知られた 事で 広く 食べられるようになった。味は アボカドなので 好みが 分かれる。値段は けっこう お高めな130 R(リン)


【オルキゾメの魔石】(ギリシャ語・誓い)

オルキゾメという魔樹の魔石。他国の固有種 で チェントロ国では 入手 困難。人の願い や 想い を形に変える特性がある。希少。


【魔石品の設計図】

普通は秘匿(ひとく)される為、他人の設計図を見る事は無い。人型の魔石品を作る。材料*オルキゾメの魔石・高品質な木材・魔力の塊 ( 魔力量の高いもの ) ※1体分。


【コビト】魔石品 レベル1。

リモンが作り出した魔石品・第1号。顔から何から真っ黒で、500ml のペットボトルくらいの大きさ。人語を話す。主人に名付けられた後、主人の望む物を作る。堅苦しい話し方なのは 初期 の物だから。作り出したい と 言われても 出来ない事もある。作る内容・個数により 要求する素材 が変化。使われてない素材を中心に 要求してくる。コビトが 作り出す物も『魔石品』と呼ぶ。魔石品 起動には『呪文』と呼ばれるキーワード設定と声に出す必要がある。なお『魔法の為の呪文』とは別物。コビトの口の中は異次元になってるので 人のような臓器は無い。


※アルドルの土 = かなり初期の頃、何でも素材になるのか?と思い 瓶に入れていたが、結局 何度 試しても反応が無かった為、放置していた。


※リモンのネーミングセンス = 無い。現代のチャットAIが使えたら良かったが、別 スライム話 のような 脳内AIみたいな物は無い ため難しい。


【反射板(セクメクいた)】( トルコ語・跳ねる )

魔石品・コビトにより生み出された お守りの1つ。補助アイテム に 分類される。身に着けている者へ の 突発的な攻撃に対して 弾く機能がある。これに『呪文 ( 文言 ) 』は必要 無い。オート。爪1枚 程度の大きさの盾の形。魔力の高い リモンが作った魔石品の為、半永久的に壊れない。


※結界札(葉)を貼る位置 → 150cmのリモンが 手を軽く伸ばした所 辺り

※結界札については 次回の後書き にて。


次回・・『お守り』の効果と‥初‥呪文?・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。